犬たち

  • マガジンハウス
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本棚登録 : 120
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838719716

作品紹介・あらすじ

ある夜、私のアパートに犬がいた。不可解な生活は唐突にはじまった-。『体の贈り物』の著者の幻想に浸された、ある「愛」の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 優しくもなく、助言をくれるでもなく、守ってくれるわけでもない、押しかけイマジナリーフレンド的な犬に隷属する女性の話。
    寓話っぽくはあるけど、副題になってるらしい現代の動物寓話集と聞いてイメージするものとは大分違う。犬を据えてるけどこれは人間寓話集だよなあ。

  • 「完璧なプレゼントを不意打ちで贈るのはすごく気持ちがよかった。」

    犬たちは主人公の投影かと思えばそうでもないような気もして、章ごとに表情がくるくる変わる。とりとめのない、それでいて何かを示唆しているような物語は、寓話のようだ。

  • 2016/06/05

  • 8章まで読んだが、おもしろくないことはないけれど、だんだんとついていけない文芸的な世界へ…。
    柴田さんの訳は好きだけれど、今は、こういう話は求めていないかもしれない。

  • 953き 閉架

  • 久々にものすごい本に出会ってしまった。恐らくは自意識から産み出された犬たちとの生活。支配と服従が逆転し、生々しく暴力的な妄想と現実が入り混じる中、ストーリーが進んで行く。最後の三章を巡る結末で解放される。カポーティのミリアムを思い出す。

  • レベッカブラウン二冊目だけど、彼女が捉えられない。そのくらい突拍子もない話で、どの本もひとくくりにできない。しいていうなら、これはわかりやすすぎたかなぁ。面白かったけど。

  • よくわからない。

    ほんと何が面白いのかわからないけど、読みきるまで逃げられない。
    犬怖すぎる。
    群れになってくるし。

    ちょっとわかりにくいけど、主人公は女性でレズビアンでおばあちゃんに対しどうしようもない愛憎を抱いている。

    犬は歪んで「穴ぐら」のような部屋に暮らす彼女の、現実と非現実のハザマで、でも現実にいるような気もする。
    彼女の欲求を必要に変えるもので。

    レズビアンであることと関係があるかはわからないけど(でも彼女がさりげなく、でも執拗に書いていることからして、関係付けて欲しいという意図が作者の側にあるような気がする)
    彼女自身のすべてに対して、たぶん劣等感を抱いてはいるのだけれど
    特に身体に。

    もし犬をなかったことにするのなら、妄想とともに自傷癖に駆られた女の絶望⇒再生、なのかもしれないけれど。
    (そこで「祖母」という存在がかかわってくる意味。)
    (老いと再生は近いところにあるのね。たぶん)

  • ホラーが書かれていると思った。「体の贈り物」や「家庭の医学」で感銘を受けた作家さんだったので、こんなに幻想的なストーリーにショックを受ける。犬達に自分の全てを捕られてもただでは起きない。生についてこれ以上研ぎ澄まされた文章があるだろうか。

  • レベッカ・ブラウンの世界の犬たちは、恐ろしくも猥雑。

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著者プロフィール

1956年ワシントン州生まれ、シアトル在住。作家。翻訳されている著書に『体の贈り物』『私たちがやったこと』『若かった日々』『家庭の医学』『犬たち』がある。『体の贈り物』でラムダ文学賞、ボストン書評家賞、太平洋岸北西地区書店連合賞受賞。

「2017年 『かつらの合っていない女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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