45分でわかる! 14歳からの日本語の基本。 その日本語、間違っていませんか? (MAGAZINE HOUSE45MINUTES SERIES # 4)

著者 :
  • マガジンハウス
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本棚登録 : 35
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (94ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838719976

感想・レビュー・書評

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  • わかっているようでわかっていない言い回しや、間違った意味で使われることが多い単語などを解説してくれる本だった。

    こんなことを言ったら身も蓋もないんだけれど、時代と共に言葉は変化していくものだから、ら抜き言葉とか間違った意味で使われている言葉とかもいずれは正しくなってしまうんじゃないかと思う。アキバハラがアキハバラで定着したように。

    スタンダードって何なんだろうなって考えてしまう。一般常識とはつまり、多数決でいうところの多数派に過ぎないのかもしれない。

    この本の面白いところは、最終的にテストの回答・解説をして唐突に終わるところだと思う。余韻も何もなくて、最終的に笑ってしまった。

  • 普段何気なく使っている言葉がいかに間違いだらけか分かる。ただ、正しい意味で使っても、本当の意味を知らない人が多い場合、逆に意味が伝わらないかも?という不安。
    2012/09/19

  •  北原先生による書名通りの「日本語の基本」を述べた本。どうやら「45 MINUTES SERIES」というものがあるようで、つまりとっても薄い本ということです。

     "KY"(空気読めない)や"kwsk"(詳しく)といった新語をも、果敢に考察の対象としようとするのは、さすがは北原先生といったところでしょうか。ただ、部分部分に「説教臭さ」が介在する記述となっている点はいただけません。例えば、メールを「話し言葉」で書くのは良くないという主張がありますが、では中高生がそれを読んで「今後メールを話し言葉で書くのはやめよう」となるかと言えば、絶対にそうはならない。だとしたら、ありきたりな論法ではあるけれど、メールを話し言葉で書く上で何に注意をすべきかを解説するべきであったと思う。
     また、4章・5章が単なる日本語クイズになってしまったことも残念だ。「日本語ブーム」の最中に出版されたという事情からやむを得ないことなのだろうけれど、やっぱり最後まで「日本語の考え方」を解説するスタイルを貫いてほしかったなあ。

     ところで、"KY"はもはや「死語」となってしまい、今更それを使うのは憚られるわけですが、一方の"kwsk"はもしかしたら、まだ使える語なのではないか。その実態を見たわけではないので断言はできませんが、どうもそんな気がする。そうなると、"KY"と"kwsk"は性質を異にする語であって、両者をまとめて「KY語」と名付ける北原先生の考察はズレたものとなる恐れがあります(あくまでも北原先生はアルファベットによる略語を「KY語」と呼んでいるだけなので、実はその性質に関しては考察の対象としていないのですが)。ちょっと調べてみようかしら?


    【目次】
    はじめに
    1 今、日本語はどうなっているのか?
    2 間違えやすい日常の言葉
    3 敬語表現の基本
    4 読み方、書き方の基本
    5 慣用句、熟語の使い方の基本

  •  現代日本人が陥りやすい、日本語の間違いを指摘し、丁寧に解説してある。
     タイトルでは、「14歳からの~」となっているが、実際には中学生だけでなく、高校生、社会人など幅広い世代の人に読んでほしい。

     誤用、誤読の例が全て載っているわけではないが、迷ったときに手元に一冊あると安心できる本。

     オススメ。

  • 2009年7月28日読了

  • 「あれもこれも……」と、薄さに対して詰め込み過ぎたため、内容がまとまってないように感じた。
    「問題な日本語」シリーズの方が読んでて楽しいし、面白い。

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著者プロフィール

前筑波大

「2018年 『方言(新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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