- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838721184
感想・レビュー・書評
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プレゼンの一番の狙いは、「人を、こちらの期待通りに動かすこと!」
これが「プレゼンの極意」です!
話がドッとウケる!拍手が鳴りやまない!称賛を浴びる!皆が思わずうなずいている!
実は、これらのどれもが、本来の狙いを、達成していません。
なぜならば、聞いたその場だけで、終わっているからです。
そうではなくて、プレゼンの聞き手に、こちらの意図した通りに行動させること。
この状態にまで、もっていかないと、単なる自己満足なプレゼンでしかないのです。
では、行動する状況にまで持っていく、その極意は、何なのか?
それは、人間の心理の仕組みを理解して、人を動かすボタンを順番通りに押すこと!
この原理を無視して、枝葉のテクニックを覚えただけでは、絶対に無理なのです。
本書の著者は、1万人以上に実施したプレゼンの内容が評価され、
2009年マイクロソフトMVPアワードをパワーポイント部門で受賞した方です。
なんと、そのパワーポイント部門でのMVP受賞者は、
2010年6月現在、全世界で35人しかおらず、それも日本人では、たったの3人!
その著者が説く、プレゼンの極意が本書の内容です!まさに、魔法のプレゼンです!
その極意をかみくだいた、全てのプレゼンに共通する3つのテクニックを紹介しています!
繰り返しますが、プレゼンで最も大切なのは「人を動かす」こと。そのためには、
(1)まず「SCマップ」(p33)で、聞き手の外部環境と立場をしっかりと理解する
①聞き手、②顧客、③競合、④社内、⑤パートナー、⑥環境、の6つの視点から分析
(2)次に「BSBの法則」(p36)で、期待する行動を適切に設定する
①大きな行動を小さく分解して要求し、②要求する行動を明確化し、
③行動せざるおえないように圧力をかける
(3)最後に「TAPSフレームワーク」(p43)で、行動させるプレゼン内容を設計する
聞き手の理想と現実の間に存在する課題に対する解決策、という流れで組み立てていく
さて、皆さん、いかがでしょうか。
本書では、これらの理論編だけではなく、
さらに、状況別のプレゼンのテクニック、詳細な小技のテクニックを40個も紹介!
まさに、ひとつ上を行く、プレゼンのテクニック集です。
結果を出したい人のための「プレゼンの極意」=「魔法のプレゼン」。オススメです!
*当ブログも「プレゼンの参考になるブログ」として、本書のp220に紹介されいます!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者ふたりのデザインへの考え方がわかりやすく書いてあり凄くよい。
最後の対談はためになる。 -
これからのビジネスシーンにおいて、デザインの重要性を強調した本だった。非常に刺激を受けた。
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ブランドとは作られるものではなく、生まれるものであり、その源は計算ではなく情熱であり、ファンありき
人の心に強烈にインパクトを与えるのは綺麗なものではなく、どうしようもなくあがいている姿 -
神田さんと湯川さんの講演をまとめたもの。
神田さんの話の中で出てきた、ブランディングが企業のスタイルや従業員の、意識を変えていく、ってのは、非常に興味深い。やはり人は見た目が8割とはよく言ったもので、説得力増すし、やってる感も増すよね。気に留めないと。
これからの時代、デザインです。というより、コンセプトを形に、その形をスマートに見せる、という意識が非常に大切だと思ってます。ぼくらの業界もね。なので、インフォグラフィック勉強したいですね。 -
う〜ん、尊敬する憧れの神田昌典さんの本なのでワクワクしながら買ったが、無理矢理な感じがして残念だった。
神田さんは共著者の湯山さんと意気投合した余り勢いで執筆に入ってしまったのだと思う。
神田さんは一般の人より先へ行くので、たまに周囲が付いて来れないことがある。
この本もその例となった。
何十年か後で読むと時代が追いついてきて丁度良くなるのかも知れない。 -
とっても共感。
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とても共感!
開発部署にいるだけに、全体がこっちに動けばいいなー。動かしたいなー。と、とても思う。 -
偶然、手に取った本だが意外に良かった。
デザインについて悩む中小企業の社長は前半部分(神田昌典氏が担当)だけでも是非。
『社長が頭で考えてデザインできるかというと、まず不可能です。ビジネスマンがアートやデザインをやろうとしてもダメなわけで、われわれができることは、強烈な世界観を構築した上で、その世界観を理解しそこに共鳴してくれるクリエイターを巻き込むことができるかどうかです。』
納得。
理念や世界観が先、デザインはその後。 -
マーケティングコンサルタントの神田昌典氏と著述家の湯山玲子氏、お二人のお話が読める本です。
神田氏はマーケティングの視点からデザインを、湯山氏はデザインの視点からマーケティングを語っています。しっかりとしたブランドを作っていくには、デザインを軽視してはならず、一貫性のあるメッセージをデザインにより表し、ブランディングしていく必要があると思いました。
営業マンもデザインを分からないといけないし、デザイナーもデザインだけでなく、マーケティング的な発想がないと、時代にあったデザインができない。これからの時代は、どちらか一方の視点ではダメで、両方の視点が分かる人材が必要だと感じました。