できる人だけが持っている!プロの「観察力」

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  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838721191

感想・レビュー・書評

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  • 観察力。人生にとって中々大切な能力だと十分分かった。
    観察するのは、表面だけではなく、根っこを観る力が必要。
    なるほど!

    でも、心理学的な本と期待してたら借りたのに…

  • 成功している人は高い確率で観察力を身につけている。
    彼らは観察力を磨くことで「この瞬間に起こっていること」「これから起こりつつあること」を、他の人よりも深く読み取れる。

    ロジカルシンキングにも通じる数々のテクニックが丁寧に紹介してある。
    しかし、きらりと光る視点はなかった。

  • 大学卒業後に建築設計事務所に入社し一級建築士の資格を取得。その後にコンサルティング会社に入り、マネジメントコンサルティング部門の責任者として200社以上の企業のコンサルティングを担当。現在はHRインスティテュート代表として活躍している。

    代表作は「コンサルタントの質問力」「コンサルタントの習慣術」等コンサルタントとして培った力について書かれている作品が多くある。

    本作は、「観察力」をテーマに書かれている。
    優れた経営者に共通して感じられることは「相手軸」を意識した行動をとっている。「相手軸」とは相手の立場にたつことであり、相手を知り、自分と相手の距離感を察し、相手に配慮し、相手の求める「解」を提示することと定義している。
    その重要な「相手軸」の基本が「観察力」であり、その観察力を磨くと相手軸で考え行動するクセがつき、且つ自分軸もしっかり身に付き魅力的な人間へと成長すると説明している。

    その「観察力」とは何か、身につければどのようなメリットがあるのか、どうすれば身に付くことができるのかということをコンサルタントらしくフレームワーク等を活用して体系的に述べられている。

    本書の中には「論理的思考」「コンセプト思考」「本質」「エスノグラフィ」等コンサルが用いる思考方法や言葉が出てきており、その意味の説明とともに観察力をその言葉に用いたときの考え方が記されておりとてもわかりやすい。

    最近よく耳にする「鳥の目」「虫の目」「魚の目」もコンサルにとっては必須の技術であり、他の書物と違い具体的に表現されている点において理解がしやすく違った視点で学ぶことができた。

    自分軸をしっかりと持つためにはやはり相手のことを思いやり行動する「相手軸」を鍛える。遠回りのようで一番の近道。世の中ひとりではなく、まわりの方あって成長させていただいている。謙虚な気持ちで明日から「相手軸」を意識して過ごしていこうと思う。

  • 本日ご紹介する本は、

    観察力というテーマです。

    私は自分自身、日ごろあまり周りが見えてないなと思い、
    なんとなく「観察力」という言葉が気になりましたので
    読んでみました。

    著者は多数の書籍を出されている、
    コンサルタントの野口 吉昭さんです。

    内容としては、体系だてて書かれている
    とは思うのですが、私にはあまりしっくり
    きませんでした。
    なんとなく「観察」というところとは
    あまり関係のないことがらも
    入っている印象を受けました。

    と言ってしまうと、
    何も得られなかったことになるので
    参考になりそうなところを探しました。

    「鳥の目」=俯瞰的に物事を理解する
    「虫の目」=細部をチェックする
    「魚の目」=時代の変化を感じ取り、臨機応変に対応できる視点

    「鳥の目」「虫の目」はよく言われることですが
    「魚の目」は私は初耳でした。

    ”変化を見る”ということです。
    確かにいろいろな”変化”に対して敏感になれれば
    役に立つことは多いと思います。


    それから、
    「観察力を磨くと、相手軸で考え、行動する癖がつく」

    いかに、ふだん相手の立場に立って物事を考えられていないか
    というのはすごく思います。

    「観察」以前に勝手に自分で思い込んで
    相手に直接聞こうとしないこともあります。

    そして、相手が実はどうしてほしいのかが判らないまま
    こちらの思い込みでムダな仕事をやってしまった。
    ということはよくあるような気がします。


    「観察する」ということが習慣になれば、
    意識しなくても、いつも相手の立場で考えることが
    できるようになり、
    ”相手が何を望んでいるのか”が予測でき、
    相手が言う前に手が打てたりするのではないでしょうか。

    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    観察力を磨くと、相手軸で考え、行動する癖がつく
    全体のイメージを感じれば、自然と細部も見えてくる
    組織としての軸を、全ての社員が共有している企業は、一丸となって成長できる
    人間の本質を見出すには、その人の心の奥底に眼を向ける
    自分なりの評価軸を持った上で、物事を観察する
    「魚の目」=時代の変化を感じ取り、臨機応変に対応できる視点
    観察は見て終わりではない。そこから気づいたことを活用することに意味がある
    成功した経営者は、常に相手を観察する
    常に観察を怠らず、物事の根っこに目を向けることが、自分を高める
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆

    1 観察力を磨けば働き方が変わる
    2 どうやってその道の「目利き」は生まれるのか?
    3 最短距離で「本質」にたどり着け!
    4 人の心を見抜いて、ストーリーを作る
    5「観察力」のノウハウ・ドゥハウ
    6 観察で生まれる「人としての魅力」
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/09dfdd5ee37beee5.png


      

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著者プロフィール

株式会社HRインスティテュート代表取締役会長

「2014年 『30ポイントで身につく! 「マーケティング思考」の技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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