- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838721672
感想・レビュー・書評
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青山ブックセンター(六本木)にふらっと立ち寄ったら、デュポワさんがサイン会をやっていた。そのときのノリでサインをいただき握手をしてもらうためにこの本を買いました。
自分の才能をみつける。簡単なようで非常に難しい。でも何とかしたい。と思いながら読んだけど、なかなか難しい。もっと素直な人が読むと幸せなバラ色の人生になれるかも。もう少したったら改めて読んでみたいと思う一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『自分の才能を認めなければ、無能な他人が成功する』
というビビッドなフレーズから、この本は始まる。
”才能”という言葉を、重くとらえすぎないで、
自分が持っている、いい資質を伸ばしていきましょう、という本。
平易な文章で、字間があいているので、
とても読みやすいです♫♬
わたしの得たエッセンス:
・ダメ上司をフォローする中で、自分が伸びていくこともある。
★ワーク1
以下をリストアップする
・好きなこと
・得意なこと
・今後、伸ばしたいこと
→「得意」には3パターンある
1.好きこそものの上手なれタイプ
2.必要に迫られて、鍛えられたタイプ
3.門前の小僧タイプ(環境によってそうなったタイプ)
どのパターンで自分の才能が開花しやすいか?
→「今後、伸ばしたいこと」
「伸ばしたいこと」&「好きなこと」のリンクを探す
「伸ばしたいこと」&「得意なこと」のリンクを探す
★ワーク2
・嫌いなこと
・不得意なこと
・自分が伸ばしたくないこと
→「嫌いなこと」
細分化し、その中にある好きなことを探す。
(キライなままだと才能を伸ばしにくいため)
→「不得意なこと」
選択と集中が必要。
ただ、方法と努力次第で才能が開花する
→「伸ばしたくないこと」
そのままでOK。
ただし、いつか必要になる可能性はあることを念頭に。
ワーク1と2は、他人に自分のことを聞いて、フィードバックをもらうのもいい。
★モチベーションについて
1, モチベーションは才能のエネルギー源
2,緊急・必要性があるときに高くなる
3,時間と共に、低下していく
→3,なぜやるのかを常に自問自答して、初心に帰ることでモチベーションを保つ。
→モチベーションを高めるには
・あらゆる行動について「目的」を意識する
・あらゆる行動について「必要性」を意識する
・成功したときのイメージを持つ
・ゲーム感覚をもって取り組む
・イライラ・悲しみ・怒りは意識的に後回しにする
・危機感や恐怖感にとらわれない
・自分を認め、正当に評価する(=褒める)
・自分に自信を持つ
★ブレーキから足を離し、ポジティブな結果に目を向ける
ブレーキをかけてしまうのは、
行動の結果として生まれるネガティブな要因にばかり目を向けているから。
なので、ポジティブな結果に意識的に目を向ける
行動のステップ(ABCモデル)
A 誘発要因 (Antecedent)
行動のきっかけとなる目的や環境
B 行動 (Behavior)
本を買う、人と会う、勉強を始める、など
C 結果 (Consequence)
行動したことによる、報酬や環境の変化
★環境を見直すための質問
・自分が育った環境は、自分の才能にどう影響しているか
・自分は今、どういう環境の中で過ごしているのか
・自分が伸ばしたい才能と、自分がいる環境はどうリンクするか
・才能を伸ばすために、使える環境、役立つ環境はなにか
・才能を伸ばすために、あれば役立つ環境、足りない環境はなにか
★師のみつけかた
・一流と呼べる点はどこか、どれくらいあるか
・他の人に無い部分はどこか
・自分にないものはなにか
・自分がどのレベルになったら、先生を変えるべきか
★才能を伸ばす3つのステップ
1.反復練習
2.技術を磨く
3.自分のスタイルを持つ
★成長をコントロールする6つのポイント
1.満足度
→自分の能力と向き合い、伸ばそうと取り組んだとき、
どう感じたか。面白い、もっとうまくなりたい、と思った?
2.進歩度
→自分がどれくらいのスピードで才能を伸ばせたか
今後、どのくらいのスピードで伸ばせそうか
これは、他人と比べるものではなく、自分と比べるもの。
3.モチベーション
→モチベーションが下がっても、とりあえず取り組む。
実際95%の時間はモチベーションがないもの。
残りの5%に、言葉にならない素晴らしい体験がある。
4.フィーリング
→実際に取り組んだ時の感覚。
面白いか、向いてそうか。気付いたことを。
5.将来性
→理想と現状を比べて、課題を見つけること。
6.持続性
→例えば学校に通うなら、通うための時間・費用・距離などに無理がないか -
才能とは、いくつかの能力の複合的なものである。
例えばコミュニケーション能力と一言で言っても、人の話を聞く能力、理解する能力、自分の考えをまとめる能力、考えを説明する能力、などがあり、それらの能力が重なって「コミュニケーション能力」となる。
自分の才能をとは何か、を知ろう。才能を発見するために、好きなこと、得意なこと、伸ばしたいこと、を書く。
得意なこと、とは①好きこそものの上手になれ、で得意になったもの②習得しなければいけない環境下で得意になったもの。例えば、仕事で緊急を要されて身につけた英語や中国語、など。③門前小僧習わぬ経を読む的に、なんとなくうまくなってきた、のようなものに分かれる。
これを、どういった経緯で得意になったのかによって、得意になる方法が定まる。
伸ばしたい才能は、自分がそうなりたい理想の自分。
その伸ばしたい才能をを伸ばすには、
好きなことを、得意な方法で習得すること。
組み合わせる。
逆に、嫌いなものでもやってみる。①嫌いなもの②不得意なもの③伸ばしたくない才能
嫌いなものは上手になれないのか。これは、なりにくいが、その中でも好きな部分を発見することでカバーできる。
才能を伸ばすために、進歩を管理する。その進歩の観点は6つ。
①満足度
②進捗度
③モチベーション;高めるには目的と必要性
④フィーリング
⑤向いているか否
才能は、複合的なものだと気づきながらもそれを言及している本が少ないため、一読をお勧めします。自分が本当の才能はなんなのか、特に自分が今後どういうスキルをつけて行きたいか、マルチな才能を持ちながらも活かしきれていない人にお勧めです。 -
全体として『自分の才能』=『強み』=『楽しいと感じること』を見つけ、活かすという点において、『仕事は楽しいかね?』や『さあ、自分に目覚めよう』や『ソース』と共通のものを感じた。
付箋紙とマトリクスを使った『タレントサーチ』は具体的かつ、実用的に感じた。自分の才能を複数の視点で探し出し、また他人の評価もマトリクスに反映させることで才能を見つけ出す。
具体的には、①自分の好きなこと②自分の得意なこと③自分の今後伸ばして行きたいこと。の3つを書き出してリンクさせていく。同様に、①自分の嫌いなこと②自分の不得意なこと③自分が今後伸ばして行きたくないこと、をリンクさせていく。最後に他人の協力を得て、①××さんが好きだと思うこと②××さんが得意なこと③××さんが今後伸ばした方がいいと思うこと、も合わせて評価する。詳しくは、本書で。
失敗しても、成功しても、その結果を ポジティブに受け取ることで、
次に向かうモチベーションが溢れてくる。
良い先生や、メンターにつくことも推奨されている。『才能の成長は、先生の才能の高さに比例する』ともいっている。
また、見つけた才能や目的を絞り込みすぎて、寄り道しないことは、良くないとも言っている。
出会いや人脈がもたらす効用についても一読の価値がある。
著者プロフィール
フランソワ・デュボワの作品





