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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784838721917
作品紹介・あらすじ
●内容紹介
気鋭の作家、西加奈子とせきしろのふたりが、五・七・五・七・七のリズムにのって、常識ハズレの短歌道に挑みます。雑誌「anan」で一年半続いた人気連載『短歌上等!』が待望の書籍化!
三十一文字に秘められためくるめく妄想と物語は味わい方も無限大。歌人の穂村弘氏をはじめ、サンボマスター山口隆、ミムラ、山里亮太、ともさかりえ、星野源、光浦靖子、いとうせいこう、山崎ナオコーラほか音楽界、女優界、お笑い界、文学界など各界からの個性豊かな14人のゲストたちとともに言葉遊びの世界を自由自在に大冒険! 俵万智氏も驚いた"規格外の名歌"が続出です。なんだか……短歌?
●著者紹介
・西加奈子(にし・かなこ)
1977年テヘラン生まれ、カイロ・大阪育ち。04年『あおい』でデビュー。2007年『通天閣』で織田作之助賞受賞。著書に『さくら』、『きいろいゾウ』、『こうふく あかの』、『こうふく みどりの』(小学館)、『通天閣』(筑摩書房)、『しずく』(光文社)、『窓の魚』(新潮社)、『うつくしい人』(幻冬舎)、『きりこについて』『炎上する君』(角川書店)が。また、エッセイ集に『ミッキーかしまし』『ミッキーたくまし』(筑摩書房)、絵本に『絵本きいろいゾウ』(小学館)がある。東京在住。
・せきしろ
1970年北海道生まれ。文筆家。06年、初のエッセイ集『去年ルノアールで』(マガジンハウス)を上梓。喫茶店に集う人々を観察しながら妄想を繰り広げる独特の文体が話題となる。07年、『去年ルノアールで』ドラマ化の折には自らも脚本に参加し、ドラマ版公式ブック『去年ルノアールで 田端店』(からしま+おおね共著/マガジンハウス)では続編16本を書き下ろした。ほかに『不戦勝』(マガジンハウス)『妄想道』(角川書店)、又吉直樹氏との共著『カキフライがないなら来なかった』(幻冬舎)がある。
感想・レビュー・書評
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雑誌「anan」連載コーナー「短歌上等!」を1冊にまとめたのが本書。
短歌初心者の西加奈子さんとせきしろさんが、毎回のゲストと一緒にお題に合った短歌を詠んで披露しあいます。
毎回のゲストも素敵なのです。
穂村弘さん、俵万智さんといった、その道のプロから、女優のミムラさん、お笑い芸人の山里亮太さんなど、いろんな方面で表現することを仕事にされている方が参加されています。
西さんは物語性がある歌を。
せきしろさんは独特の視点で世界を切り取った歌を。
連載の順番に短歌を見ていくと、1年半の連載のあいだに、お二人がそれぞれの色や形を見つけていったことがよくわかります。
特にせきしろさんの短歌はトリッキーで、最後まで油断できない歌が多いのです。
五・七・五・七までは平凡に見せかけて、最後の五で「やられた!」となったり。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短歌初心者の二人が題詠短歌に挑戦した1年半の記録。これ、短歌じゃない…って思うようなのもちらほら。批評や感想や自作解説があるので、へぇ〜とわかりやすい。ゲストを交えての歌会ですが、やはりゲストが歌人の時が面白い。穂村さんも東さんも俵さんも「ほめて伸ばす」タイプですかね。「短歌ってやればやるほどヘタになるっていうのが有名なジャンルだから(穂村)」…そうなのか。
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面白いような面白くないような・・・
せきしろさん・西さんのコンビ、会話が楽しいです。
短歌は奥が深くて難しいですね。たった何文字かで、その情景や読み手によってそこまで解釈がかわってくるものなんだという文字の発見もできました。 -
短歌に現れる西加奈子さんとせきしろさんのそれぞれの考え方や生き方が面白い。西加奈子さんの関西弁で真っ直ぐな感じ。小説的なストーリーを裏に潜めているところ。せきしろさんのカッコつけない、つけられない現実の一部を切り取ったような感じ。短歌、対談、エッセイが一冊で楽しめる。
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せきしろさんと西加奈子さんのやり取りが最高に微笑ましい。この2人のやり取りを肴にお酒飲める。
▼メモ
*せきしろさんが高校時代に組んでたバンド名 傷害致死。
*内田百聞が名前を書いたらあかん人を甘木さん、筒井康隆はイヤな女を米田共子と書いてたこと。
*入山さんとせきしろさんのやり取り
*穂村さんがせきしろさんの短歌にたいして字余りしてないのを誉めてるのが面白い。 -
穂村弘さんが出てくるので読んでみたが…。私はこういうオモシロ系というかインパクト重視系というか、そのテの短歌がどうにも苦手だ。仲間内でやっといて、って感じ。まあ、歌にはそういう遊びの伝統があるわけだから、それはそれで正しいあり方なのかもしれないし。
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くっくっく‥と笑ってしまう本。
こんなのも短歌なんですね〜…
暇つぶしに丁度良い。元気出したい時とか、怒ってる時とかの、気分転換になるかな。電車や喫茶店での独り笑いには注意。
鎌倉吟行 大仏の回、面白かった。
ただ…関西弁、文字に起こすとかなりコテコテで、ちょっとツラかった。 -
せきしろさんは巧み(少し嫌味なくらい)西さんは感覚的で、感情的。いいコンビだと思う。制限があるからの楽しさ。五七五七七守らなさ過ぎで、リズムが悪いと思うことしばしば。
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本書は、2009年1月から2010年7月まで雑誌『アンアン』に掲載された、「短歌上等!」という連載を一冊にまとめたもので、西加奈子さんと文筆家のせきしろさんが、ゲストに出されたお題で短歌を詠む、というもの。
対談形式で書かれており、けっこう笑えた。
ゲストは、歌人の穂村弘さんをはじめ、作家の山崎ナオコーラさん、いとうせいこうさん、南海キャンディーズの山ちゃん(この回が一番おもしろかった)、光浦靖子さん、華恵さん、サンボマスターの山口隆さんなど、かなり豪華な面々です。
ゲストとの会話も興味深かった。
短歌って、どこを切り取ってどういう言葉を持ってくるか、深くて難しいのね。 -
せきしろのことが好きになる
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爆笑
不安定な時に読んでも爆笑した(笑) -
短歌、というよりも、おしゃべりがメインの本だった。
あまり好きではなかった。 -
字余り、字足らずな歌が多いですが、作者の世界観を優先させたせいかもしれないです。結果、想像力に富んでいて、インスピレーションを得ました。本のタイトルにもなった、「あの方が 覚悟を決めた 瞬間を ダイオウイカは 知らないでしょう」は面白かったです。ただし期待していたので、五七五七七を守ってほしかったです。
ゲストの穂村弘さんと俵万智さんの分析はうなずくものがありました。
余談ですが、表紙の100%0RANGEのイラストがかわいいです。 -
図書館にて借りる、第五十二弾。
作者名にせきしろという文字を見つけたので、借りてみる。
まずまず楽しめた。
西加奈子とは付き合えそうにない。 -
すごく面白かった。
歌人ではなくて、文章を書くことを生業とするおふたりがゲストを交えながら短歌を詠んだり詠まれた短歌について話したり。それがすごく面白い。
私も短歌を作ってみるけれど、この方たちのような着想は全然ない。そのお題でそれを詠む?!みたいな驚きがいくつもあった。
自分も縛られず自由な思考を手に入れたいなぁ。 -
なんとなく、短歌を詠んでみたいなと思い、手に取った本。お二人、そして毎回のゲストの方とのやりとりが楽しくて。こういうことを語り合えたら楽しいな、そういう仲間がいるって素敵だなと。そっちの方に夢中になってしまった。
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短歌を勉強する二人の対談形式の短歌発表会。
言葉を仕事にする人たちの個性っていいなぁと思うのと、言葉の選び方とか面白かった。
思考回路の繋がりとか。 -
36:西さんとせきしろさんがゲストの出したお題に沿って短歌を作る、という企画をまとめた本。面白くないはずがない!
西さんとせきしろさん、それぞれジャンルは違えど、テーマやことばに対するアンテナの鋭さ、センスがびかびかしてて、しびれる。 -
選んで読んでしまった。
一時頭が57577。
うむむ。
著者プロフィール
西加奈子の作品
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