マリアの涙

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本棚登録 : 61
感想 : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838722150

作品紹介・あらすじ

冬のある日、高校生の藤原道生は教会の聖母マリア像の前で卵型のメダルを拾う。それは、「夢原罪のマリアの不思議のメダイ」と呼ばれるものだった。その15年後、新進気鋭の画家・彫刻家に成長した道生は、「聖母マリア美術館」の落成記念にミケランジェロのピエタ像のレプリカを制作し、絶賛を浴びる。ところが2年後、像は何者かによって傷つけられる。ピエタ像破壊の目的は何か?マリアはなぜ涙を流し続けるのか?十字架の下にただすむマリアの本当の悲しみとは?…エキュメニズム(キりスト教の教会一致運動)を妨げるマリアの「無原罪の御宿り」の教義を巡って、不可解な事件・事象が次々と起こる。

感想・レビュー・書評

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  •  装丁がとても綺麗だ。小説の舞台は、東京、京都、イタリア...。読んでいくと、古都の四季の移ろいや、バチカンの中世風の街並みが浮かんでくる。著者のそっと切なく心に染み込んでくる文章は、なんと美しいのかと思った。

  •  まさに新感覚の小説でした。カトリックのタブーに挑んだ作品ですが、作者のマリア様への深い愛情が感じられ、マリアの涙の心情がよく伝わってきます。ストーリの展開もおもしろく、一気に読み切ってしまいました。宗派によるマリア感の違いもわかり、教養も深まります。

  • インテルの「あなたを作家にするプロジェクト」で8442点の中から選ばれた1位の作品である事がうなずける。読み応えあり!満足感あり!

    • melon811さん
      「インテル」のあるプロジェクトで8442点の中から選ばれた1位の作品である事がうなずける。読み応えあり!満足感あり!
      「インテル」のあるプロジェクトで8442点の中から選ばれた1位の作品である事がうなずける。読み応えあり!満足感あり!
      2011/03/23
  • 信仰を持つ人達の思考過程は、持たない私にはよくわからない。
    信じるマリア様が無原罪か否かという点が信徒間の争いの素になるとか。マリア様のお告げを受けた信徒を、その内容が宗旨に沿わないからといって精神病扱いしたりとか。一途な信仰ってのは一歩間違えたら排他主義に逸れて行っちゃうんだな〜と感じた。
    それだけに信仰を持ってる人は強いんだろうな、とも。
    仏教もそうだけど、大元は一つなのにいくつもの宗派に分かれていくのは そこに人間の生臭い思惑が絡んでしまうからなんだろうか。

    奇跡とかお告げとかは現実的な話ではないけど、読み物としては楽しめた。
    ただのミステリーではなくて勉強になる。ほんの少しキリスト教についての知識も広がったかな。

    2012年3月7日

  • キリスト教の考え方についてが多いので、勉強にはなりましたが、私はカトリック、プロテスタントの違いも曖昧なので大変でした。
    けれど、謎を解いていく過程は面白かったです!

  • 再読。

  • カトリックとプロテスタントの違いも分からない私です。しかも一度読んだだけではとても本作の奥深さには太刀打ちできません。再チャレンジ。

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