会社を辞めるのは、「あと1年」待ちなさい! 「続職」のススメ

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838722402

作品紹介・あらすじ

行動科学マネジメントが提案する、「転職」「起業」に続くビジネスマンの第3の選択肢、「続職」誕生。

感想・レビュー・書評

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  • 会社を辞めようかと思っている後輩や部下などが相談してきたときに勧める本。

    行動科学マネジメントということで、色々な著書や話題に尽きない石田淳さんの本ですが、この本の続職という考え方が好きです。

    仕事を辞めると言っても、この本に書かれているベーシックな事柄すら考えずに辞めると口にする人がなんと多い事か。
    といっても、若い頃自分が転職した時も考えてなかったですけど(笑)

    一旦、立ち止まって考えるという意味でも、この本はお勧めできます!!でも読まなくて済むならそれに越したことはないです!!

  • 前半で述べられていた「続職(退職その他を判断するまでの期間を設け、現職に積極的に取り組む)」は、短いスパンで明確な目標を立て、物事に積極的に取り組み、成果を実感できる、とても良い考え方だと感じた。実際に転職するにしろ、起業するにしろ、同じ在職期間を無駄にしないということは、単純だが非常に重要なことだと感じた。後半以降の内容には特に有用であると感じたものはなかったが、「続職」的な在職期間のとらえ方を、改めて認識できたことは有意義であったように思う。

  • 会社を辞めることを前提ではなく、一年という期限を決め、そのなかで自分の人生と仕事について考えてみて、結論を出す。会社にいないと出来ないことは確かに沢山あるので、それを再認識するだけでも大きいと思う。

  • 会社に所属していることで得られるメリットを再確認するとともに、将来転職をするのであれば、在職中に準備しておくことなどが参考になった。

  • 中身は薄いが、方針がいい、自分の考えと近いところが多い、MOESの法則

    1年後に決断するという区切りをつけて、その決断を出せるように動く。

    いきなり会社を辞めるというのは、決断のようで決めてはいない。嫌だという状態に流されているだけ。

    じぶんがどういう人生を歩みたいかを考える、何が好きか、何が向いていて今何ができるか、
    どういう人と関わりたいか、どう社会に貢献するか、誰のため何のために働くか、を1年かけて考える。
    そのためには今の会社でなるべく、できることをしておく必要がある。

    自分ブランド、自分が何のプロフェッショナルかをはっきりさせる。会社で知られるくらいに。
    決断の前に、会社でその能力を育てておく。能力を育てられる点で会社員は恵まれている。

    続ける技術:
    ①何を続けるか
    ②具体的な行動を考える
    ③ゴールを明確に
    ④定量的に評価
    ⑤行動を見直し修正
    行動誓約書。毎日自分は何をするか、今何を目標としているか。
    家:atcoder水色,github、会社:GAN、データ分析、git、pix2pix

    実行力①メリットを考える
    ②やらないと困ること
    ③やり方を真似する
    ④苦手なことから
    ⑤周囲に宣言

    1年の間に取れるスキルの数は限られる
    貯金を増やす、人脈を広げる、読書するはスキルと別に行っておく

  • それなりの準備をして辞めたいと思ってる人には当たり前のことばかり書かれている印象

  • 1.続職という選択肢
    ・1年後の今日、結論を出す!
    ・会社を辞めるのは目的ではなく手段
    ・「自分がどうなりたいか?」という自分軸を持ち、「やりたくないこと」を紙に書きだす

    2.現在の立場を再認識(会社員の間にできること)
    ・「have to」ではなく「want to」で行動したほうが身につくものが多い
    ・営業や宣伝の人が、郵便の封入れやのりづけ作業が事務員より速い→雑用に時間を取られていたら、必要な仕事ができないという意識を持っているから、自然と身につけようとする
    ・会社にいる間に、他人にはない強みを身に着け、それをうまくアピールすることで人から必要とされる=自分ブランドの確立

    3.1年後に向かって続ける実行力(時間の重要性)
    ・英語で日常会話を習得するには5年かかる。ビジネスで英語を使うだけなら半年で何とかなる。
    例:急成長した受験勉強
    ・カレンダーに記録
    ・周りに宣言

    4.お金と時間の使い方の改善
    ・残業より前業(朝を活用)

    5.仕事の「仕組み」を作る
    ・「何ができたか」より「何をやったか」
    営業職なら、契約数や売上金額よりも、訪問数や交換した名刺の数を意識してこちらを高めるように働く→やがて結果に結びつく
    ・スキルは並行してではなく順番に身に着ける

    6.足りないスキルを身につける
    ・時には会話力より文章力
    ・未経験の仕事に積極的にチャレンジ
    ←学校で学んだことより現場で実践の方が重視される
    ・社内人脈

    7.秘められた可能性を引き出す
    ・ゼロから身につけられるスキルは1年で2つが基本
    やみくもに手を付けたらどれも実現しないまま終わる
    ・健康
    ・本を買う

    <参考文献>
    ・ドラッカー『マネジメント』
    ・『さあ才能に目覚めよう』
    ・カーネギー『人を動かす』
    ・『夢をかなえるゾウ』
    ・ジェームズアレン『原因と結果の法則』
    ・千田琢哉『伸びる30代は20代の頃より叱られる』
    ・大前研一+柳井正『この国を出よ』
    ・『28歳からのリアル』
    ・中島孝志『20代に必ずやっておくべきこと』
    ・松下幸之助『道をひらく』

  • 1年後に辞めるか否かを決断するために、自分の行動を見直すための書。読み終わった時に、いかに自分が無駄な時間を過ごしているかの痛感と改善策を学べた喜び、そして会社員というポジションが生活する上でどれだけ恵まれているかを客観視できる。
    自分が会社を出たとしても社会で生きていけるために、会社にいる今、他社だったら自分がどれだけ評価されるかを考える。そうするとどんな仕事も意味のある学びに感じる。
    そして、社内人脈を広げておくこと。会社と喧嘩別れなんてしたら、つながりが絶たれてもったいないし、その後仕事を広げる上でも支障が出かねない。
    会社を辞めるというのは手段であり、決断ではない。もし1年後辞めることになるのなら、その先のビジョンを明確に持っておくこと。だから今日から「どういう人生を歩みたいか、考えながら働く」ことの大切さを学べます。

  • ・なにを挑戦するのであれ会社を辞めないとムリという状況は極めて限られた場合でしかない。p21
    ・本気で結論を出すと誓った時、仕事とかのつきあい方も変わる。p23
    ・行動マネジメントの特徴は「行動」に注目する(結果ではないことに注意!)p28
    ・学校で詰め込んだ知識ではなく実際に現場で体験していることはビジネスでは大きなアドバンテージ。p47
    ・have to行動だけの意識ではやりがいは見つけられない。want to行動が必要。p51
    ・採用する側にたってみればわかるが、採用時はすでに働いている社員より高いレベルが求められる。転職の壁は高い。p70
    ・根性に頼るのではなく「続ける技術」を身に着ける。p114
    ・著者が紹介(提案)する「続職」とは、今の会社にしがみつくことなく、充実感を得るための働き方。p139
    ・遊びの達人にならなければ、仕事の達人にもなれない。p143

  • 一年の期間に目的をもって行動をどう作っていくかが書いてあります。会社とのつきあい方以外でも使える考えかと思います。

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著者プロフィール

社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長。米国行動分析学会ABAI会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。日経BP主催「課長塾」講師。
アメリカのビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジし、「行動科学マネジメント」として展開。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法は、短期間で組織の8割の「できない人」を「できる人」に変えると企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。これまでに指導してきた企業は1,000社以上、ビジネスパーソンはのべ30,000人以上にのぼる。

「2022年 『行動科学のビジネス手帳2023 ネイビー・見開き1週間週間レフト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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