会社を辞めるのは、「あと1年」待ちなさい! 「続職」のススメ
- マガジンハウス (2011年3月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838722402
作品紹介・あらすじ
行動科学マネジメントが提案する、「転職」「起業」に続くビジネスマンの第3の選択肢、「続職」誕生。
感想・レビュー・書評
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会社を辞めようかと思っている後輩や部下などが相談してきたときに勧める本。
行動科学マネジメントということで、色々な著書や話題に尽きない石田淳さんの本ですが、この本の続職という考え方が好きです。
仕事を辞めると言っても、この本に書かれているベーシックな事柄すら考えずに辞めると口にする人がなんと多い事か。
といっても、若い頃自分が転職した時も考えてなかったですけど(笑)
一旦、立ち止まって考えるという意味でも、この本はお勧めできます!!でも読まなくて済むならそれに越したことはないです!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前半で述べられていた「続職(退職その他を判断するまでの期間を設け、現職に積極的に取り組む)」は、短いスパンで明確な目標を立て、物事に積極的に取り組み、成果を実感できる、とても良い考え方だと感じた。実際に転職するにしろ、起業するにしろ、同じ在職期間を無駄にしないということは、単純だが非常に重要なことだと感じた。後半以降の内容には特に有用であると感じたものはなかったが、「続職」的な在職期間のとらえ方を、改めて認識できたことは有意義であったように思う。
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会社を辞めることを前提ではなく、一年という期限を決め、そのなかで自分の人生と仕事について考えてみて、結論を出す。会社にいないと出来ないことは確かに沢山あるので、それを再認識するだけでも大きいと思う。
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会社に所属していることで得られるメリットを再確認するとともに、将来転職をするのであれば、在職中に準備しておくことなどが参考になった。
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中身は薄いが、方針がいい、自分の考えと近いところが多い、MOESの法則
1年後に決断するという区切りをつけて、その決断を出せるように動く。
いきなり会社を辞めるというのは、決断のようで決めてはいない。嫌だという状態に流されているだけ。
じぶんがどういう人生を歩みたいかを考える、何が好きか、何が向いていて今何ができるか、
どういう人と関わりたいか、どう社会に貢献するか、誰のため何のために働くか、を1年かけて考える。
そのためには今の会社でなるべく、できることをしておく必要がある。
自分ブランド、自分が何のプロフェッショナルかをはっきりさせる。会社で知られるくらいに。
決断の前に、会社でその能力を育てておく。能力を育てられる点で会社員は恵まれている。
続ける技術:
①何を続けるか
②具体的な行動を考える
③ゴールを明確に
④定量的に評価
⑤行動を見直し修正
行動誓約書。毎日自分は何をするか、今何を目標としているか。
家:atcoder水色,github、会社:GAN、データ分析、git、pix2pix
実行力①メリットを考える
②やらないと困ること
③やり方を真似する
④苦手なことから
⑤周囲に宣言
1年の間に取れるスキルの数は限られる
貯金を増やす、人脈を広げる、読書するはスキルと別に行っておく -
それなりの準備をして辞めたいと思ってる人には当たり前のことばかり書かれている印象
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1年後に辞めるか否かを決断するために、自分の行動を見直すための書。読み終わった時に、いかに自分が無駄な時間を過ごしているかの痛感と改善策を学べた喜び、そして会社員というポジションが生活する上でどれだけ恵まれているかを客観視できる。
自分が会社を出たとしても社会で生きていけるために、会社にいる今、他社だったら自分がどれだけ評価されるかを考える。そうするとどんな仕事も意味のある学びに感じる。
そして、社内人脈を広げておくこと。会社と喧嘩別れなんてしたら、つながりが絶たれてもったいないし、その後仕事を広げる上でも支障が出かねない。
会社を辞めるというのは手段であり、決断ではない。もし1年後辞めることになるのなら、その先のビジョンを明確に持っておくこと。だから今日から「どういう人生を歩みたいか、考えながら働く」ことの大切さを学べます。 -
・なにを挑戦するのであれ会社を辞めないとムリという状況は極めて限られた場合でしかない。p21
・本気で結論を出すと誓った時、仕事とかのつきあい方も変わる。p23
・行動マネジメントの特徴は「行動」に注目する(結果ではないことに注意!)p28
・学校で詰め込んだ知識ではなく実際に現場で体験していることはビジネスでは大きなアドバンテージ。p47
・have to行動だけの意識ではやりがいは見つけられない。want to行動が必要。p51
・採用する側にたってみればわかるが、採用時はすでに働いている社員より高いレベルが求められる。転職の壁は高い。p70
・根性に頼るのではなく「続ける技術」を身に着ける。p114
・著者が紹介(提案)する「続職」とは、今の会社にしがみつくことなく、充実感を得るための働き方。p139
・遊びの達人にならなければ、仕事の達人にもなれない。p143 -
一年の期間に目的をもって行動をどう作っていくかが書いてあります。会社とのつきあい方以外でも使える考えかと思います。