水と塩を変えると病気にならない

著者 : 新谷弘実

• マガジンハウス (2011年3月10日発売)

感想・レビュー・書評

[zyasuminnteaさんの感想 · 2012年12月10日]

食生活を　どうこうしよう　と思うけど　なかなか難しいと感じる人に、まずは第一歩　ということで　新谷先生が　優しく（笑）書き下ろしてくれた本です。
でも　なかなか中身は充実してました。

[bookreviewさんの感想 · 2012年1月2日]

＜もっと生命力を活性化させたい！　自分の能力が発揮できるようになりたい！・・という人へ＞
メインテーマ・・　食べ物と心・体の関わり＝毎日食べているものがあなたの足を引っ張っている。
　　　　　　　　　自分を変えたいと思ったら、まず毎日食べているものに目を向ける。
　　　　　　　　　食べ物を変えたら細胞の質が変わり、細胞の集合体である体中の組織器官が変わる
　　　　　　　　　自身の能力が発揮できる基盤が整う。
食べ物を変えたくらいで自分が変わるわけは無いと思っていないだろうか？　→　認識を改めよう！

①水　②塩　③砂糖　④油　に絞って改善していく　（シンプルでかつ効果的）

①水　
水分補給の仕方を見直し日々のコンディショニングを整える。
体中には４０～６０兆の細胞があり、これらの細胞の７０％は水で出来ている。細胞内の水が様々な化学反応の媒体になっている。水を多少飲まなくても細胞内の水がすぐ失われるわけではない。問題は、細胞に十分な水が届かなくなったことにより、古くなった水と新しい水の入れ替えがうまく出来なくなる→水を取り替えない水槽→水が淀む＝体調が優れない原因となる。
＊リンパ管の働き・・細胞の古い水はリンパ管を伝わり腎臓に運ばれる→ろ過→尿として排出される
＊血管の働き・・食べ物に含まれる栄養素は腸で分解され赤血球により全身の細胞へ
＊＊リンパ管の中・血管の中を流れるもの全て水が関与していることが分かる＝水の大切さ！
一日１～１、５ℓの水が必要（水以外の飲み物はカウントしない・冷たい水は飲まない）
基礎代謝を上げる為には身体を動かす事のみならず、十分な水分補給が必要
アルコール飲料の問題点＝飲めば飲むほど身体は水不足になる
　　＃仮にアルコールを多量に摂ってしまった場合はたっぷりの水分補給、酵素、ビタミン、ミネラルのサプリ　　　メントを取る　（つまみに酵素摂取のために果物、生野菜を食べるように）
摂取した水は体内で「生体水」（通常の水なら放置したら腐敗するが、細胞内の水はこうした化学変化を起こさない＝生体水）に切り替わる。お茶や清涼飲料水は生体水に切り替わる時に余分なエネルギーが浪費されるので水分は水で摂るようにする。

②塩
ミネラルバランスの良い塩に切り替える。塩はミネラル補給の大事な手段
たんぱく質・糖質・脂肪（三大栄養素）＝有機質　　　ミネラル＝無機質　
家庭内の塩を「工場塩」からミネラルを含んだ「良い塩」に変える。外食の多い人は「工場の塩」を避けることが出来ないので、対策として　１、良い水をたっぷり摂取（塩分濃度が高くなった血液を薄める）　２、果物の摂取量を意識して増やす（果物に含まれるカリウムに血液中の余分なナトリウムを排出させる働きがある
＊良い塩・・・「ぬちまーす」・「海の精」・「雪塩」
◎おやつ代わりに果物を食べる習慣をつける
◎ヴィタミン・ミネラル不足をサプリメントで補う　

[yoheyさんの感想 · 2011年4月15日]

塩を変えてみようかな。

著者プロフィール

1935年福岡県出身。1960年順天堂大学医学部卒業後、1963年に渡米。1968年に「新谷式」と呼ばれる大腸内視鏡の挿入技術を考案し、世界で初めて開腹手術をすることなく内視鏡による大腸ポリープ切除に成功。その技術によりガン発症リスクを大きく減少させ、医学界に大きく貢献する。日米で35万例以上の胃腸内視鏡検査と10万例以上のポリープ除去手術を行ったこの分野の世界的権威。著書にミリオンセラーになった『病気にならない生き方』シリーズ（サンマーク出版）、『胃腸は語る』（弘文堂）、監修に『免疫力が上がる！「腸」健康法』（三笠書房）など多数ある。

「2015年 『認知症がイヤなら「腸」を鍛えなさい』 で使われていた紹介文から引用しています。」