君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838724468

作品紹介・あらすじ

グローバル人材、日本脱出、キャピタルフライト……。
「世界の中で取り残される日本にいたら、座して死を待つのみ。
日本を見切って世界へ出よ! 」という論が花盛りの今、真打ちがいよいよ登場。
著者は、政治家として、会社経営者として、また証券マンとして、世界の一線級と渡り合ってきた経歴を持つ。
はたして今、日本を見切って世界へ打って出ることが本当に正しいのか。
日本人は世界でどのくらい通用するのか。
海外の大学に進学するならどいういう基準で選ぶべきか。
今、海外でMBAをとるならどこが正解なのか。
かかるお金はどう工面するのか。
実際に世界で活躍する日本人とはどういう人物なのか…。
独自の情報網から世界と日本の情勢を正確に知る著者が、最新の情報をもとに、情熱をこめてレクチャー。
これから世界へ飛び出そうという人、迷っている人、とりあえずショートステイでも行きたい人、新たに再チャレンジする人…、
今、「世界」に興味がある全ての人の疑問と希望に答える必読の書。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルやあらすじからこの本は絶対に面白い!とビビビときた本。
    読んでみたら、やっぱり面白かったです。

    世界中で起こっている様々な事件や日常を知らずして、
    死んでいくのはとてももったいない!!!というお話。
    それゆえ著者は世界に出ろと主張します。

    数年前、ダニエル・ピンクという学者がコンピューターでできる仕事と
    安い労働力でできる仕事の価値はどんどんなくなっていくという
    未来予想を立てていましたが、まさしく世の中は
    そっちの方向に進んでいると思います。
    そう考えると、もったいないなんて気楽なものではなく、
    世界の様子を知ること=自分がこれから生き抜く力とも言えるのです。
    (実際、日本人はそのことに気が付かず、
    文句ばっかり言っている人が多い気がする。。)

    自分が世の中にこき使われてもいいと言うなら別ですが、
    呪縛から逃れたいのならば、世界の様子がどう動いているかを知って、
    自分のできることは何か?どんな価値が出せるのか?と考えることは、
    重要なことなんだな、と改めて感じた次第です。

    ちょっと考察が荒いと思われる箇所があったりするのですが、
    そんな小さな欠点はあまり気にせず、著者のアツい世界に入り浸るのが
    正しいこの本の読み方ではないかと思います。

    文句なしで★×5です。

    この本が好きな人は、是非「君は、世界を迎え撃つ準備ができているか?」も!

    ※君は、世界を迎え撃つ準備ができているか?
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4806145734#comment

  • 1月の読書会の課題本・・・
    読書会の時にも言ったけど、私はこの本が課題本になった時「・・・」と固まった
    この本が店頭に並び始めた頃、本屋さんで立ち読みをして買うのを止めた本だから
    なので、今回この本は新本じゃなく、古本を買いました(笑)

    とてもね危険な本だなってのが第一印象・・・
    もちろんこの本に出てくる人達のように、うんと努力して成功してる人もいる
    だけどその数以上に失敗している人がいるってことが書かれていない
    まぁ、書いたら売れないもんね・・・

    英語が使えた方が世界が広がる
    MBAとった方が世界が広がる

    もちろん、そういう事実もあるよね
    でも、じゃ英語とMBAがあればOKなのか?
    英語が流暢でも人とコミュニケートできない子もいる
    MBA持っていても性格破たんしてる人もいる
    まぁここを言い出したらキリがないんだろうけど・・・

    この本は私の「批判家」精神に火を点けるものでした(笑)
    なんだろ、ピラミッドの上の方の人の話しみたいな・・・
    マズロー5段階で下から2番目くらいしか満たされていない人はどうしたら良いの?って

    だけど・・・悔しいかな、私も社会人になって数十年・・・
    これから、いやもうずっと前から「ライバルは世界」ってことはヒシヒシと感じている
    業界の中のライバルも、自分の仕事のライバルも、もう国内や日本人相手じゃない
    世界の同業他社がライバルだし、自分の仕事なんて簡単に安いアジアの人件費にアウトソーシングされてしまう
    自分の価値をどうやって付けるかってことに必死にならないと、怖いことになるよね・・・
    その付加価値が「英語」なのかも知れないし、「MBA」なのかも知れない
    そこは自分で考えて、行動して、掴み取っていくしかないんだ
    誰もあなたのキャリアに責任は取れないから・・・
    「ワクワクする世界」ってのは所謂地球上の「世界」じゃなく、自分の内部にあるものかもね
    探しているものは、いつだって自分のそばにあるものだと思うから

  • 国会議員、シンクタンク研究員、MBA、等々様々な顔を持つ氏による書籍。現代ビジネスでの連載から興味を持ち購入。アメリカ、シンガポール、インドへの留学のススメや学習すること、ビジネスで結果を出すことの重要性を説いている。
    自分がどんな立ち居地なのか、実力はどの程度かを踏まえ、現状の日本を変えるために留学や通学等の手段を用いてネットワークを広げ実力をつけることの重要性が記載されている。暑苦しくも子供のような、松岡修造さんのような語り口調で詠みやすい。自分の実力はどの程度なのか、ものさしや判断してくれる上司がいない環境で仕事をする方にとっては非常に刺激的な一冊。

  • 海外留学、起業、就労の心構え、実務について、その経験者のインタビューや参考となるインターネットサイトなどを紹介する実用書であり、グローバルに活躍する事に対する自己啓発書。インタビューの内容が浅く、参考記事がやや古いのであまり役に立たないのが残念。ランド研究所唯一の日本人、という肩書きならそれをもう少し膨らませて欲しかった。

    とにかく英語が重要で、MBAや教養が必須だと。そのために努力をしなければならない。よく分かる。よく分かるが、自分自身に関しては、中々重い腰は上がらない。MBAみたいなものも語学も、テクノロジーが解決すべき課題として、大して重要視せずに生きてきている。考え方を変えないといけないか。いや、もう少し待ってみようと、やり残した夏休みの宿題に後ろめたさを感じながらも、本を読みながら遣り過ごす。そんな感じだ。

  • インタビューページがある。

  • タイトル買いした一冊ですが、私が読むには少し遅すぎたのだと思う。

    私には妻子があり、70を過ぎた両親に義理の両親も今はまだ健在です。

    それは決して悲観すべき事ではなく、幸せな事であるが、両親も元気で扶養もいない(独身)頃に出会っていれば本書を読み終えた時に違った感想を得たのだろうと思う。

    実際には本書が世に出た時には既に妻子ある立場ではあったが。

    20代〜30代の前半で、これから社会の中で自分のポジションを築こうとしている世代の若者には大きな刺激が得られる一冊。

    グローバルが叫ばれる時代、思いきって海外に飛び出し、様々な国籍、宗教、文化の違う多くの国の人々と共に過ごす中で自己成長を図った先にはきっと日本の中だけでぬるま湯に浸かり育ってきた人達とは比べものにならないだけの大きな差が生まれているのだろう。

    私には今の環境に身を置いたままで、外に飛び出して行く未来は描けないし、全てを投げ捨てて飛び出して行く勇気もない。

    しかし、これからも出来る範囲での自己成長は続けていきたい。

    だからこそ、今後も多くの本を読んでいこうと思います。

    説明
    内容紹介
    グローバル人材、日本脱出、キャピタルフライト……。
    「世界の中で取り残される日本にいたら、座して死を待つのみ。
    日本を見切って世界へ出よ! 」という論が花盛りの今、真打ちがいよいよ登場。
    著者は、政治家として、会社経営者として、また証券マンとして、世界の一線級と渡り合ってきた経歴を持つ。
    はたして今、日本を見切って世界へ打って出ることが本当に正しいのか。
    日本人は世界でどのくらい通用するのか。
    海外の大学に進学するならどいういう基準で選ぶべきか。
    今、海外でMBAをとるならどこが正解なのか。
    かかるお金はどう工面するのか。
    実際に世界で活躍する日本人とはどういう人物なのか…。
    独自の情報網から世界と日本の情勢を正確に知る著者が、最新の情報をもとに、情熱をこめてレクチャー。
    これから世界へ飛び出そうという人、迷っている人、とりあえずショートステイでも行きたい人、新たに再チャレンジする人…、
    今、「世界」に興味がある全ての人の疑問と希望に答える必読の書。
    内容(「BOOK」データベースより)
    エール大およびハーバード大の研究員を経て、アメリカの国家戦略を起案する超名門シンクタンクに所属。シンガポールの国父・リークワンユーと並んでF1を観戦するかたわら、インドの富豪たちとビジネスパートナーシップを結ぶ…。個人として、他に類を見ないほど世界規模での活動を続ける著者が、停滞する日本で戸惑う若者たちに贈るメッセージ。
    著者について
    田村 耕太郎(たむら・こうたろう)
    新聞社経営、前参議院議員、ハーバード、エール、シンガポール国立大学の研究者など
    国際舞台での多彩な経験を持つ。
    その一方でツイッターの フォロワーは6万人を数え、
    今話題の著者や若手経済人がそのツイートをこぞってリツイートする
    知る人ぞ知る政財界の有名人にして稀代の論客。
    その独特の熱い語り口を真似た偽者が現れるなどソーシャルメディアで話題を集めている。
    東洋経済オンライン、日経ビジネスオンライン、
    現代メディア(現代ビジネス)、アゴラで政治経済分析の連載を持ち、
    自身のメールマガジン「田村耕太郎の政財界ぶっちゃけグローバルトーク」は情報の濃さが評判となる。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    田村/耕太郎
    エール大学上席研究員、ハーバード大学研究員を経て現在、世界で最も多くのノーベル賞受賞者(29名)を輩出したシンクタンク、ランド研究所の唯一の日本人研究員。新日本海新聞社取締役東京支社長、上海国際商工学院顧問、国立シンガポール大学リー・クワンユー公共政策大学院名誉顧問。’02年から’10年まで2期参議院議員をつとめる。その間、内閣府大臣政務官(経済財政・金融・地方分権担当)、参議院国土交通委員長を歴任。前大阪日日新聞代表取締役社長。議員在職中に、欧州連合(EU)招へいプログラム、米国務省招へいプログラム、香港政府招へいプログラムを各修了。日米リーダーシッププログラム、日中韓次世代リーダーズフォーラムに参加。早稲田大学、慶応大学大学院(在学中にフランス高等経営大学院に単位交換留学)、デューク大学法律大学院、エール大学大学院国際経済及び開発経済学科を各卒業。オックスフォード大学上級管理者養成課程(AMP)修了。元国立シンガポール大学公共政策大学院研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • お尻に火がつく本。
    子供が中学に入る時に読ませてあげたい。

  • 【英語ごときでとやかく言うな!】
    今や国内、海外とわけること自体が無意味であり、重要なことではないと感じます。
    (しかし、わたしは英語を話すことはできません)

    もっと海外から人が入ってきて、半分以上が外国人という状態にならないでしょうか。テレビ放映も半分は英語という状態にならないでしょうか。
    そうすれば、自然に英語も耳についてしまい、英語を学ぶぞ!という気合いの入ったことはなくなりそうです。確実に英語の壁は下がります。また、国内、海外という区別に意味がないこともわかってきます。

    さらに、世に中に、日本語で発信されるものはごくわずかで、狭い範囲にしか伝わりません。英語で発信されるものの方が圧倒的に多く、圧倒的に広く伝わります。
    (←じゃ、このコメントも英語で書け! わぉ!汗。。。)

  • 高校のときに読みたかった
    こういうのこそ教科書に載せるべきなんではないだろうか
    若い人に読んでほしい。前向きに将来を考えてほしい

  • 久しぶりのレビュー。
    これは旅をすすめるような本ではないです。読むと勉強したくなります!色んな問題はあるけど、それでも日本人であることに誇りを持てます。

    エール大学で、ソマリアの戦争孤児が「夢をつかむために海を渡ってやってきた」と言い、毎日図書館閉館まで勉強していたという話は心が震えました。それに比べて自分は・・・と考えてしまいます。

    「自分にはこれができる」という武器を持つことが大切。そのためにはやっぱり勉強するしかない!

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著者プロフィール

田村耕太郎(たむら・こうたろう)

国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院 兼任教授
米ミルケン・インスティテュート フェロー/一橋大学ビジネススクール 非常勤講師

早稲田大学卒業後、慶応大学大学院(MBA)、デューク大学法律大学院、イェール大学大学院各修了。オックスフォード大学AMPおよび東京大学EMP修了。

証券会社社員、新聞社社長を経て、2002年に政界入り。10年まで参議院議員。第一次安倍政権で内閣府大臣政務官を務めた。日本人政治家で初めてハーバードビジネススクールのケース(事例)の主人公となる。

その後、イェール大学研究員、ハーバード大学研究員、世界で最も多くのノーベル賞受賞者(29名)を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を歴任。他、米国、シンガポール、イスラエル、アフリカのベンチャーキャピタルのリミテッド・パートナーを務める。

「2023年 『地政学が最強の教養である』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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