世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか?

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838725298

感想・レビュー・書評

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  • ※ネタバレ多し

    ◆はじめに・・・
    世界のリーダーは文部両道が増えている。
    日本のリーダーは病院通い、世界のリーダはジム通い・・・

    肉体を鍛えること→脳を鍛えることに繋がる。
    海外では朝早くからジムに多くの人が通っている。

    日本のリーダー層はコンディション維持への意識が低すぎる。

    ◆Chapter 1
    有望な軍人上がりの若者・・・
    生死を垣間見た若者は、意識が高く、仲間意識も強い。
    蹴落とす<一緒に成長することを選ぶ。予測不能な事態も順応性がある。
    数日徹夜も耐えられる体力も備わり、将来性が高い。

    ジャスティンレルチャック・・・HBS学生会長
    人脈作りはgive・give・give・give・give・and take

    元気な高齢者たち・・・
    ドラッカーは95歳、ドラッカーの奥さんは100歳を超えて、未だに現役で
    ジムに通い働いている。
    ”65歳で現役を引退して、あとは年金で・・・”と考えた瞬間に老化が始まる。
    "100歳まで健康に現役で頑張る"と思えば、ゆったり物事と向き合える。

    高齢者が、身体を鍛えて、意識を変えることで、
    日本の医療費は大幅に削減出来るだろう。

    そして、若い世代は、次の世代に迷惑をかけない為にも、身体と心を鍛えよう。

    ◆Chapter2 コンディショニング術
    運動と脳の相関関係を調査した論文には
    IQと最も相関があるのは、Cardiovascular Fitness つまり、
    全身に血液を送り届ける能力のこと。

    逆に運動不足の弊害・・・
    肥満、肥満に伴う脳機能の劣化、記憶力の低下により誘発される
    認知症。運動しないという選択肢はあり得ない・・・。

    ・クロスフットネス

    ・ベジタリアン・・・米国は肉食と思われがちだが、
    実はベジタリアン文化の先進国でもある。
    appleのジョブスも生粋のベジタリアン。

    肉を食べないように心掛けるだけで、体調や心の調子が良くなる
    (正常になる)ことも多い。

    ・坐禅
    毎日、朝・夜10分間、坐禅してみよう。
    朝と夜の静寂の中で、自分を無にしようとすることで、
    精神の乱れと向き合う事ができる。

    米国の野球選手は、高校生から試合後・練習後に必ず筋トレをする。
    賛否両論あるだろうが、日本でも最低限のケアとして
    少しずつ様子を見ながら導入してもいいのではないか?

    日本人は休むことが下手。海外のように働く時は思い切り働いて、
    休日も思い切り休めるような環境を作りたい。

    ◆書評
    田村さんの本はモチベーションアップには最適です。
    論理的な根拠よりも、特に日本と海外の違いを実例として上げることで
    日本人としてもっと努力したいという気持ちを高めるキッカケになります。
    他の本も読んでみます。

  • それこそ経営者にオススメ。朝型、クロスフィット、食事、禅。全てチャレンジしたい。特に、夜の会食撲滅する。

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  • 運動することで、頭が働くということ。肉体を動かすことは脳を鍛える。
    アメリカと日本の比較をし
    欧米人は、朝から走ったり、大学などの施設にも必ずジムがあり、体を動かす環境が整っている一方、日本にはそのような環境が少ないし、日本のリーダーは運動が足りずコンディショニングができていない。
    リーダーの条件は文武両道。
    食事も気をつける
    アメリカでは筋肉のある人がもてる。
    日本人は夜型。欧米人は朝型。

  • 脳は反射のために生まれた
    クロスフィット
    ミート アウト マンデー
    起床直後/就寝直前の10分座禅

  • 世界のトップMBA生やエリート投資家のライフスタイルに迫る一冊。「ダンベルあげながら本を読むくらいならオーディオブック聞きながら走れよ」とツッコミたくなる場面もある。食習慣の観点から健康的なゴハンについて言及されており、著者の他作には結構ガッカリさせられてきてが、今作はスポーツ好きの人にはオススメできる一冊。

  • TEDxNagoyaUで著者のサインももらった一冊。

    著者が個性の強い方で、バイタリティ溢れるので、
    きっと好き嫌いがわかれるかと。
    個人的には好きなんだけどな~

    内容は生活分野全体の改善って感じでしょうか。
    全てやるとガッツリになってしまうけど、
    一つずつ少しずつでもはじめていきたいし、
    きっとそういう気持ちになって、どれか一つは試してみるハズ。

    著者の名前を聞いたことが無い人でも、
    ライフスタイル全般に興味ある方にお勧め☆

  • 世界のエリートたちは皆、文武両道で朝、トレーニングやランニングをして身体を鍛えています。
    運動をすることが脳を活性化させることが科学的に徐々に証明されてきていますが、こちらの本はその証拠とも言える実例が多く掲載されています。
    パーソナルトレーナーとして活動をしていると周知の事実ではあるのですが、日本におけるフィットネスの重要度が変わらないことは、文化の違いもあるのかなと感じています。
    ただ、日本と外国の文化の違い等はありますが、ますますグローバルになる世界を考えると、日本もトレーニングをするというのが文化になるといいなと感じました。

  •  長寿社会になっているだけに、運動をはじめとして食事、メンタルヘルスなどのコンディショニングを整えていく必要がある。寝たきりになったり、持病を抱えて苦しんでご臨終はいやだ。その上、年金受給年齢引き伸ばし作戦を政府は実行していて、生きている間にもらえるかも分からない社会に生きている。

     そんな中でふと目にして手に取ったのが今回の本だ。参議院議員を務めて、海外の様々な大学で研究員を務めてきた著者。世界のエリートに会う機会が多い著者が気付いたのは、世界のエリートは、コンディショニングを整えることに気を使っていることだった。

     確かに、ジャンクフードを食べて炭酸飲料をがぶ飲みして、運動をしない「天然の毛皮のコート」を身にまとっているメタボ街道一直線のエリートというのは想像がつかない。アメリカの歴代大統領を例にとると、メタボの人が浮かんでこない。不健康な大統領は、予備選挙からして出馬しても、党の候補として大統領選に臨むことからして難しい。

     体にいいからと言ってある一つの事だけでは偏っていて効果は薄い。例えば、今話題になっている「ロングブレス」、一昔前に流行した「デュークウォーキング」もそれだけに特化しては効果が出てこない。食生活やメンタル面でも気を使って行くことが必要になる。

     食事に関しては、ベジタリアンになるのが体に良いと書いている。どこかの雑誌か、ネットの記事で肉食系は、攻撃性が強くなると書かれていたのを思い出す。著者は、外食のポイントとして、インド料理、トルコ・中近東の料理を勧めている。どちらも野菜を使った料理が多いので野菜を多く取りたい人には良いというのも分かる。そして、イタリア料理も勧めていた。意外に思ったが、きちんとしたイタリア料理を出す店なら、動物性の素材を使ったものは入っていないとある。

     訳の分からない物質の入っている食べ物からいかに逃れるかも重要な点と言える。体にいいと思ってたまに食べていたドライフルーツ。しかし、「硝酸塩」という見た目をよくするための、言って見れば薄化粧したケバイドライフルーツがたくさんあふれている。こういうことに関する情報も手に入れて口にするもののケアもする必要があるなど、健康に過ごすのも楽ではない。甘いのはスイーツぐらいだな。


     

  • 運動と脳の関係をいくつかの論文や自身の経験から述べていて、運動へのモチベーションが高まってくる本である。
    自分自身はランニングを主にやっているが、ここで紹介されているクロストレーニングも取り入れたいと思う。ランニングの前にたった5分すればよくて、それで筋力をつくなら簡単なものだ。また別の本か何かでは、ランニングの前に筋トレすると脂肪の燃焼効率も上がると言ってたので、取り入れない手はないだとう。
     最後に、「高齢者は、若者と違い、ある程度の資金力と人脈をもち、どんな場合に誰とコンタクトすべきかを熟知し、営業・財務・マーケティング・人事に一定の知識を持ち、酸いも甘いも経験して噛み分けられる高齢者こそ起業に向いている。そのためにも元気に働けるカラダが必要だ。」 とあり、ここに非常に共感した

著者プロフィール

田村耕太郎(たむら・こうたろう)

国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院 兼任教授
米ミルケン・インスティテュート フェロー/一橋大学ビジネススクール 非常勤講師

早稲田大学卒業後、慶応大学大学院(MBA)、デューク大学法律大学院、イェール大学大学院各修了。オックスフォード大学AMPおよび東京大学EMP修了。

証券会社社員、新聞社社長を経て、2002年に政界入り。10年まで参議院議員。第一次安倍政権で内閣府大臣政務官を務めた。日本人政治家で初めてハーバードビジネススクールのケース(事例)の主人公となる。

その後、イェール大学研究員、ハーバード大学研究員、世界で最も多くのノーベル賞受賞者(29名)を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を歴任。他、米国、シンガポール、イスラエル、アフリカのベンチャーキャピタルのリミテッド・パートナーを務める。

「2023年 『地政学が最強の教養である』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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