新・戦争のつくりかた

制作 : 井上ヤスミチ 
  • マガジンハウス
3.88
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本棚登録 : 100
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (60ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838727100

作品紹介・あらすじ

2004年に発売され、新聞、雑誌、テレビやネットで大きな話題となった『戦争のつくりかた』。戦争をしないと決めた国・日本が、戦争のできる国になっていく道筋を、やさしい言葉で描いた絵本でした。
あれから10年。あの小さな絵本は予言の書だったのでは、とささやかれ始めた話題作に、この間の新しい資料、自衛隊の派遣先地図、日本国憲法ができてからの関連年表を加え、イラストも新たに描き下ろした新装版が、ここに完成!
子どもから大人まですべての人に読んでほしい一冊です。
“よくよく考えれば、「平和」の反対語は「戦争」じゃなくて「ペテン」だとわかります。ぼくらがペテンにひっかかるところから、もう戦争は始まっています”アーサー・ビナード(詩人)帯文より。

感想・レビュー・書評

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  • 戦争へつながるステップがわかりやすい絵本になって描かれています。
    こども達にとって、次の日本をどんな姿にするべきか
    大人たちが考える必要がありますね。

  • 旧版から10年、タイトル通りその間に着々と戦争がつくられていることに気付かされる本。わかりやすい内容だけれどこれは平和について議論するためのきっかけにすぎない。知ることは大事だけれどここから例えば選挙に行くとか何か行動に移さないと読んで終わりになってしまう。自衛隊の海外派遣等、簡単に反対とはいえないものもあり、子どものうちから考えるためのとっかかりとしては良い本だ。

  • 2014.10 6-1

  • 昨晩、実家近くの小さな映画館で映画「第九条」を視聴。
    数年後におこるかもしれない憲法改正を考えさせられる作品だった。その「数年後」に発言力が今よりも高められるように、今も人間力を上げていきたい。
    https://dai9jo.localinfo.jp/

  • “よくよく考えれば、「平和」の反対語は
     「戦争」じゃなくて「ペテン」だとわかります。
     ぼくらがペテンにひっかかるところから、
     もう戦争は始まっています”
     ──アーサー・ビナード(帯の惹句から)

    有事関連法への危機感から2004年に出版され大きな反響を呼んだ
    絵本『戦争のつくりかた』から10年

    この本で予言された未来が着実に現実となりつつあるいま
    残された時間はもうあまりないのかもしれないけれど
    それでもまだ道は残されているという思いをこめて出版された改訂版

    「わたしたちは、未来をつくりだすことができます。
     戦争しない方法を、えらびとることも。」p.31

    だいじな選挙の前に読んでおきたい一冊

  •  本書の帯に,”よくよく考えれば,「平和」の反対語は「戦争」じゃなくて「ペテン」だとわかります。ぼくらがペテンにひっかかるところから,もう戦争は始まっています”’というアーサー・ビナード(詩人)の言葉が紹介されています。これが,一番,心に残った言葉です。
     実は,本書が,10年前に『戦争のつくりかた』として出版された本の続編かというと,そうではありません。本文の内容は,全て同じです。ただ,この10年で,先の『戦争のつくりかた』が予言したことが,着実に進んでいることを「付録」で紹介しています。この間,実にたくさんの法律ができ,そのどれもが,着実に,本当に一歩一歩,日本を戦争ができる国へと導いているのです。この間の法律や施策の一つ一つを見ると,たいしたことないやと思うかも知れませんが,すべてはつながっているのです。
     わたしたちは,「戦争するっていったときに反対すればいいや」と思っているのですが,その時は,すでに反対できない。いや,もしかすると,戦争賛成の方に意識が洗脳されているかも知れない…「平和」の反対語を「戦争」だと思っている間に,ペテン師達は,着実に「普通の国(戦争のできる国)」にしていくのです。
     かつてのナチスも,国民から絶大な支持を得ながら,大きくなり,そして暴走していきました。民主的に選ばれたから,平和につながる…そんなことは言えないのです。
     国民一人一人がダマされない,ペテンにかからない,そんな目を持っていないと,いつの間にか,新たな戦前になっている…いや,すでに,その一歩手前かもしれません。

  • ややこしいようで実は単純なこと。What Happens Before War?そこで今起こっていることを真正面から素直に見て聞いて感じ、隣の誰かさんに阿保になって問いかけてみる。10年前に書かれた絵本が訴えることは、ややこしいようで実は単純なこと。広報で紹介したらなんか言われるだろうか。作文力。

  • 一〇年前に出された本の、新装版らしい。が、この本に書いてあるほぼその通りに日本という国が変わっていっているというのは、驚き。
    後半の資料部分は、頭が痛くなったのでまた今度にしときます、すみません。

  • 「新・戦争のつくりかた」を読んで 141203

    戦争をなくすにはどうすれば良いのか
    そのための着眼点も発想もいいのだけれども
    残念ながら大人目線のヒトリヨガリで
    魅力にかける教科書のようだ
    子供目線から咀嚼されておらず
    コナレタ言葉になっていない
    それでも資料として役立つし読む価値はある

    内容は
    子供にも読める形で戦争から逃れるための方法を
    逆説的に戦争を起こそうとする人達が
    どんな方法で国民をその気にさせようと企むかを
    教えている本なのだ
    「敵を知れ」という諺にもあるように
    戦うには相手の考えと気持ちを知り
    逆手に取ればい弱みを突けるということだろう

    でもね
    怖い部分に魅入られて全体の調和を見失い
    恐怖に怯えて先手を打とうと心を置き去りにして
    欲張りに成り切っている頑固な人達と
    同じように視野を狭くして対立し戦いを挑んだら
    火に油を注ぐことにしかならないだろう
    それよりも彼らのこわれた心を癒やす必要がある
    それしか根本的な解決のメドはないだろう

    例え彼らの必死な暴力を押さえ込めたとしても
    一時的なものでしかないし
    その敵対心による反発力は根深くなるばかりだ
    しかも不安恐怖の執着心と馬鹿力は何よりも強大なのだ

    本当にイジメや戦争という理不尽で恥ずかしいだけの
    暴力に依存することから卒業して
    愉しく分け合える調和の関係を望むならば
    相手にその魅力を理解し納得してもらわなければならない

    気付いてもらうには怯えさせずに目に付くような
    程良く俯瞰できる距離感を保ち
    実践している後ろ姿を開放し続けている必要があるだろう
    けして怯えずに現状の暮らし自体を愉しめている事実が
    いずれ彼らの病んだ心を解放するまで待たなければならない
    そのことが必然的に五分五分のシェアと成り
    自分自身の学びとなってく戻ってくるはずだ

    お互いに自分にとって何が最善なのかを見極めて
    その場その場を自分と全体を感じ取りながら
    生きているのがこの世の姿なのだ

    その際に知識と知恵を持った人間は今現在を踏み外し
    後ろ髪を惹かれて振り返る
    そこに所有欲という依存のための墓穴を掘ることになる
    依存心は足元の目先ばかりに集中して
    全体観を失い相対する仲間を対立する相手として搾取し
    支配しあるいは従属して
    敵味方の縄張り環境を取引しようとする

    分け合って相乗効果を生み出す食物連鎖から外れて
    「江戸の仇を長崎で」と
    終わりのない一直線の無益な殺しに我先と雪崩れ込む
    この迷路から抜け出すには客観的に自分を俯瞰して
    全体を見透かすしかない

  • 小さな絵本だけど、中身はすごい。戦争って、誰かがつくるの?どうやってつくるの?作り方がわかれば、防ぎ方もわかるはず。
    (moco)

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