友だちの数で寿命はきまる 人との「つながり」が最高の健康法
- マガジンハウス (2014年11月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838727216
感想・レビュー・書評
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女性は旦那に介護されると長生き。男性は息子の嫁に介護されると長生き。笑
つながりと言っても、ただ単純にSNSでつながればいい、とゆーことではない。自分が入院したら、二回以上見舞いに来てくれるような人は何人いるだろう?改めて、自分の繋がりを考える。
そして、この本で、著者の石川さんがニート時代があったと知る。ニートからハーバード大学って、、、すごすぎるステップアップ。本人自身がつながりを作るのが苦手で、その大切さを実感した様子がすごくリアルに感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
研究分析結果からわかる事実、つながりが少ないと死亡率が上がり早死する。日本人の高齢者には家族以外のつながりが希薄、孤独者が増加。意識してつながりを作る工夫をしていくべし。
健康において、感染症などの病気がなくなり、生活習慣病などに対する対応がされるようになり、こころの時代になってきた、ということがわかりました。 -
本心から笑っている人は目の横にカラスの足跡のようなシワが寄ります。これを、この笑顔に初めて注目した19世紀のフランス人神経学者の名前から「デュシェンヌ・スマイル」といいます。p28
京セラの創業者である稲盛和夫さんもビジネスに関して「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行せよ」とおっしゃっていますが、健康づくりでもそれは同じです。p59
「弱いつながりの強み」という概念
グラノヴェッター教授 1970年 p72
消極的休養と積極的休養 p94
瞑想で大切になるのは「調身」と「調息」と「調心」です。p156
瞑想の方法
①「フォーカスト・アテンション」(止瞑想)
②「エンパシー・エンハンスメント」(共感の瞑想)
③「オープン・モニタリング」(観瞑想)p159 -
勧められて読んだ、健康に関し「つながり」の大切さを伝える本。様々な研究を紹介しながらとてもわかりやく読みやすい内容でした。とくに健康の捉え方が国によって文化的に違いがある点などが興味深かったです。ネットワーク理論についてなど、関心が広まりました。
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「つながり」の功罪というより、それに関連した多くの研究結果が紹介されていたところが面白かった。
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予防医学研究者が、健康という観点で”人とのつながり”のススメを説く本。
2014年11月に出版されたばかりで、なかなか好評ということです。
以下、粗々ながら要旨。
日本人は性格上、無目的な人のつながりを作ることに不得手。
増える高齢者。それまで企業戦士として、仕事を中心とした閉じたネットワークのみで生きてきた男性が、リタイヤして地域に戻ることになる。
地域のために働く第2の人生・・・とはいかず、それまでとは違うスケールの毎日に嘆き、いつしかテレビだけが相手の老後を送ることになってしまう。
当然体力の衰えは加速し、健康寿命を縮めることとなってしまう。。。
本書はそんな男性を強いターゲットに、人とつながることの良さを、医学的・健康学的な見地から述べています。
”地域とつながるって健康にもいいんですよ”と。
本の前半はほぼ、その健康上の好影響を主張するための根拠を並べることに使われています。
(欧米を中心とした)諸研究をとりあげ、こんな風にすると寿命が長い。というふうに。
個人的には、怒涛のごとく根拠が並べられていること、その「ほんまでっか!TV」感が、逆にマユツバ感を増幅させて疑念を抱くほどだったのですが。笑
後半は、いかにつながりを作るかということ。
後段は楽しく読めるのではないかと思います。