星野源雑談集1

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838727247

作品紹介・あらすじ

「雑談の中に本質がある」。音楽家・俳優・文筆家の星野源が雑誌POPEYEで連載していた対談が『星野源雑談集1』としてついに書籍化! 連載時とは違い大幅に編集を“加えず”、テープに収録された生の会話そのままのグルーヴを追求した大ボリュームのフルバージョン。雑談ってこんなにも楽しい。


笑福亭鶴瓶(落語家)
ケンドーコバヤシ(お笑い芸人)
小島秀夫(ゲームデザイナー)
宇多丸(ミュージシャン)
みうらじゅん(漫画家)
塚本晋也(映画監督)
三木聡(映画監督・演出家)
山下和美(漫画家)
小野坂昌也(声優)
武本康弘(演出家)
西川美和(映画監督・脚本家)
レイザーラモンRG(お笑い芸人)

感想・レビュー・書評

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  • 星野源さん、こんな本出して良いんでおますか。雑談集というだけ、対談の相手によって戯言の内容はさまざま。共通して言えるのは、一切隠しだてがなくあからさまに語る。

    芸人仲間もあれば、映像仲間もあれば、下ネタを赤裸々に語る仲間も、星野源に抱くイメージがどんどん崩れるがお構いなし・・・・。

    星野源って、不思議な存在ですな・・・。

  • 星野源さんが雑誌POPEYEで連載していた記事を再編集されたもの。

    “ただ自分の好きな人に、知りたいと思ったことを訊き、ただ普通に、何の気負いもなく答えてもらう。それだけなのに、そこには大事なものが生まれてきます”

    雑談相手は豪華に
    笑福亭鶴瓶、塚本晋也、山下和美、小島秀夫、西川美和、三木聡、みうらじゅん、小野坂昌也、レイザーラモンRG、武本康弘、宇多丸、ケンドーコバヤシ

    相手は様々なプロで、星野源には雑談相手に対する愛がある

    連載中にくも膜下出血で倒れ、間が空いていたというところも、ひとつ星野源の力がいい感じに抜けたようにも感じる

    星野源さん、やっぱりいいなあ

    雑談だからこそ、聞けたりすることとか、つい話しちゃうことがある
    もっと雑談できるような場が欲しい
    もっと雑談できるような気持ちと時間の余裕を持ちたい

    ふと、おしゃべりしてると、深いところのことを話してる時がある。自分でも、あれ?こんなこと思ってたのか、と気づくことがある。

    雑談っていいよなーって思うのは、雑談がないから。ムダに見えるものこそ、宝なのかもしれない。

  • 改めて、源さんの多才っぷり、幅の広さに脱帽です。
    笑福亭鶴瓶、山下和美、西川美和、宇多丸、ケンドーコバヤシ、みうらじゅん…多方面で活躍する方々とのトークはまさに「雑談」で、しょーもないようで時々深くて、「雑談の中に本質がある」という源さんの言葉に深く納得。「この人ってこんな人だったの?」っていう意外性もかなり引き出してるし、今回初めて知る方々に対しても興味が湧いてきた。皆様のプロフェッショナルな仕事、そのこだわりがカッコよく、自分の視野も広がった気がします。印象的だったのは西川美和さん、意外に男前キャラ。映画に対してのエロトークが満載で、それも自然に且つ真面目に語られてるので、あ~なるほどなと感心しながら読みました。そしてケンドーコバヤシさん。なかなかにハードな下ネタ絡みのネタも腹抱えて笑いました。全体的に下ネタ炸裂なんですが、それが不快じゃないのよね。真面目な話も下品な話も同列で語られてるところがこの本の良さだと思う。ケンドーコバヤシさん、レイザーラモンRGさんに関してはちょっとじ~んとするエピソードあり。
    源さん、対談上手ですね。是非是非2もお待ちしてます。どシンプルな装丁もよいです。

  • 星野源は多才だ。
    音楽、文筆、役者、ラジオMC、声優……、様々なことをやっているから様々な分野の人たちと雑談ができる。真面目な話から下ネタまで何でも話せる。本当に多才な人。

    自分探しじゃなくて”自分なくし”。向いてないことをして自分らしさをなくす。自分なんか信じちゃ駄目、と語るみうらじゅんさんがすごく興味深かった。
    自意識に悩む思春期に対する答えは”自分なくし”なのでは?と思った。そしたらすぐあとに星野さんが「答えなんかなくていいんですよね」と言い、みうらさんが「正解はないって話なんだと思うな」と答えていた。
    最高にクールなやり取りだなあ。ふたりともかっこいい。

  • 2020年2月3日読了。2012年~2013年に星野源が行った、各界の著名人との雑談・対談の記録。なにかテーマを持った対談でもインタビューでもなく、星野源自身が昔からファンでその活動を気にかけている人々に「聞きたくて仕方なかったこと」を聞きながら、音楽・俳優・文筆業など様々なジャンルにまたがって活動する自身の悩みやら感慨を語るという内容。星野源の活動の幅広さ・かつ長きに渡って熟成されてきた他者への興味やら下ネタやらがこーして仕事に結実しているのだな、ということが納得して感じられる…。この雑談当時、誰もが星野源の活躍を確信はしていたろうけれど、今のポピュラーな大スターぶりを予想していた人は当人含め誰もいなかったのだろうな…。

  • やっぱ、みうらじゅん氏だな。

  • 面白いラジオだった
    私も何か作りたいなぁ…

  • 好奇心と探究心が人一倍あるひと

  • 読んでいて楽しかったけど、インタビューする人についてよく知らなかったから少し苦痛だった

  • 一線で活躍する人は雑談の中にも含蓄がある。星野源の興味のある人との雑談なので、シンパシーがあり詳しくない分野でも引き込まれました。大好きな武本監督との雑談は未来を絶たれた事を知ってるから複雑な気持ちになったなぁ。。全体通して、自分の生き方にいいわけや誇張の無い素っ裸な人が多いと思ったけど、これは無軌道な雑談のラフさが引き寄せる性質なんかな。ケンコバとの雑談が下ネタで始まるのに自分のヒップホップ持っててカッコいいし、ハートフルで最後は泣ける。変態に始まり仏様で締める、これはズルい、最高でした。

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著者プロフィール

1981年、埼玉県生まれ。俳優・音楽家・文筆家。俳優として、映画『罪の声』で第44回日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞。音楽家としては、近年に『SUN』『恋』『ドラえもん』『アイデア』『創造』『不思議』など多数の楽曲を発表。また、著作に『そして生活はつづく』『働く男』『よみがえる変態』がある。音楽、エッセイ、演技のジャンルを横断した活動が評価され、2017年に第 9 回伊丹十三賞を受賞。

「2022年 『いのちの車窓から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

星野源の作品

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