もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓

著者 :
  • マガジンハウス
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レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838729449

作品紹介・あらすじ

作りおき不要! 準備10分!
誰でも作れるワンパターンごはん、
でも、これがウマいんだ!

アフロえみ子の
1食200円
驚きの食生活を大公開 


アフロで無職で独身の、稲垣えみ子52歳。
朝日新聞退社後、激変したのは食生活。
メシ、汁、漬物を基本に作る毎日のごはんは、なんと一食200円。
冷蔵庫なし、ガスコンロは一口、それでもできる献立とは!? 
何にしようか悩む必要すらない、ワンパターンごはん。
でも、そのバリエーションは無限で自由。

料理は、自由への扉だ!
だから自分で自分の人生を歩みたければ、
誰もが料理をすべきなのである。
男も、女も、子供も。
自分で料理をする力を失ってはいけない。
それは自らの自由を投げ捨てる行為である。
(あとがきより)


●ごはんはどんな鍋でも炊ける
●味噌を湯で溶く、究極の1分味噌汁
●最強の出汁が出る、干しエノキ
●旬の野菜の食べ尽くし
●ぬか床は最高のお抱え料理人
●塩味グループの調味料で万全
●アフロ式10分クッキング
……目からうろこのアイデア満載!

毎日の食卓のカラー口絵付き



プロローグ だから会社を辞められた 

第1章 毎日同じメニューなのに走って家に帰る
*こんな世界があったとは

●「めし、しる」にヨダレが出たら最強です
●冷蔵庫をやめて目が覚めた
●時代劇に見る究極のシステム・クッキング
●早い・安い・うまい
●そういえば旅館も朝食の方がうまいのだ
●なぜ毎日違うものを食べなきゃいけないのか
●「今日のご飯何にしよう」という無間地獄から脱出せよ
●「聡明な女は料理がうまい」の呪縛
●考えるな、感じろ
●そして時間と幸福が訪れる

第2章 レシピ本を閉じ、メシを炊こう
*あれもこれもが料理を苦行にする

●「坂の上の雲」の衝撃
●で、うまく炊けた時に何が起きるか
●おかず? 作れますけど作りたくないのだ
●海苔、大根おろし、梅干しさえあれば
●自分で食べる米は自分で炊く
●炊飯器がなくても炊けるんです
●失敗する自由を取り戻せ
●「小さな幸せ」という無限の可能性があれば

第3章 女は黙って味噌を湯で溶かす
*ダシという呪縛からの脱出 

●あとは味噌汁さえあれば
●究極の「1分味噌汁」
●出汁は誰でも持っている
●最強! 干しえのき
●そのほか何でも干してみよう
●何もなければワカメと麩、そして鰹節
●ご馳走味噌汁ならば堂々のメーンディッシュ

第4章 あとは旬の野菜さえあれば
*安く食べずにいられない 

●食費なんて微々たるもの
●初めて「旬」ってものの凄さを知る
●200円献立こそ幸福への近道である

コラム「激安御三家」大公開
コラム タダで食べる 

第5章 ローフード? 漬物ですがそれが何か?
*ぬか床は最高のお雇い料理人

●糠味噌臭い女
●超美人じゃないが腸美人である
●ぬか床というお抱え料理人
●冷蔵庫でぬか床を飼うという矛盾
●ぬか床は懐が深いのだ
●残り野菜が悩みの種から魔法の種に
●ぬか漬けメモ
●そのまま食べるだけじゃありません
●美味しいぬか漬けをものにする最大のコツ

第6章 調味料地獄から脱出せよ
*台所の混乱はクロゼットの混乱と同じ


●「塩、醤油、味噌」さえあれば
●「A印」の憂鬱
●だからレシピ本がないと料理が作れなかったんだ
●そして「塩味グループ」が残った
●味付けは「味見」で
●「自家製ポン酢」で贅沢に手抜き
●砂糖はなくても生きていける
●油で贅沢
●最後はお助け3兄弟におすがりする

第7章 調理道具は揃えるな
*「可能性」を封じ込める

●「料理好き」は「調理道具好き」
●鍋一個、包丁一本さえあれば
●作れないものは作らないという自由
●可能性を封じ込める
●ラップもタッパーも必要ない
●私の愛用の道具たち

第8章 最高の食卓は10分もあればできる
*家事論争でもめるという愚

●で、いったい誰が作るのか
●男も黙って味噌を溶かせ
●料理は取りに行け!
●私の10分クッキング
●自立って「食っていく」こと

◎エピローグ 自由を取り戻すために

感想・レビュー・書評

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  • 香ばしく炊けた玄米ご飯。
    季節の野菜を天日に半日干した‘干し野菜’をたっぷり入れた熱々のお味噌汁。
    そして、これまた季節の野菜を愛用のぬか床に漬けたぬか漬け。

    毎日基本はこれ。メシ、汁、漬け物。
    とってもシンプルかつヘルシー。

    これが著者のイナガキさんの究極の食卓。

    テレビをつければ芸能人たちが行列の出来るお店の料理を美味しそうに食べていて、雑誌を見れば見目麗しいインスタ映えするスウィーツの特集。ネットショッピングでは世界各国の珍味まで指先ひとつで手に入る。
    そんな世の中でなにゆえ彼女は【ここ】にたどり着いたのか。

    ほんとうに美味しいものってどんなもの?
    豊かに生きるってどういうこと?

    近所の面白いおねえさんのお話を聞いているようなフランクな語り口が親しみやすい。

    食の断捨離本であり人生の意識改革本でもある。

    食の洪水に溺れそうになっている人にどうぞ。
    特に「毎日毎日まいにち美味しい料理を作らなければ...!」というプレッシャーにストレスを感じている方に是非。


  • たーくさんのレシピの中から
    毎日毎食たーくさん料理を作る主婦としては
    そんなに悩まなくたって
    レパートリーを増やさなくたっていいんだな
    と気楽になれました。

    毎日の食事はレストランとは違うし、
    毎日お客さんが来るわけでもないし、
    いいねをもらうために食べてるんじゃないんだから。

    お米に味噌汁に漬物、これぞ日本のココロ。
    夕飯に悩んだときは、これにしようと思います。
    (家族から不満が出ない限り)

  • どんなノウハウで、レシピ・レシピ本からおさらばできるのかと期待していましたが、何のことはない稲葉さんの食生活「ご飯、汁、浅漬け」が、種明かしでした、、、、私の期待していた内容とは違い、参考にはなるけど、実践は出来ない献立で残念!

  • 私には合わない本でした。
    読み進めるにつれて、レシピ本を使ったり、薄給でも会社勤めをやめられず、冷蔵庫やガス、電子レンジのない生活に踏み出せない私は、著者からしたら、何でそんなことしてるの?という対象なんだろうなと思わされる文章力。
    我が家には炊飯器はありません。それは著者の過去の本に影響を受けたから。そこだけは著者と一緒ですが、でも使っているのは都市ガス。玄米を炊くことが多いですが、白米も食べるし炊き込みご飯も食べます。多めに炊いて、温かいうちにタッパ入れて冷凍したり、味噌汁作るのに出汁をとったり、今夜のおかずは何にしようと考えている私の存在が否定されている感じ。毎日を『ハレ』にしようとは思ってないつもりだけど、著者の冷たい視線を感じる。文章の力。
    自分が、すごく惨めな存在だと言われているような、悲しい思いがしました。後半はなんだか読んでいられずに、だいぶ読み飛ばしました。。
    著者の本を読むのは三冊目だと思いますが、読んでいて一番辛い本でした。

  • 本屋で立ち読みした瞬間、
    「私が探してた本はこれや!!!!!!!」
    と飛び上がって喜んだ本。

    家庭の料理は「メシ、汁、漬物」で十分ウマい!という内容。
    メシは鍋で炊いておひつで保存した米、
    汁は干し野菜を入れて良いダシが出ている味噌汁、
    漬物は自分で漬けたぬか漬けのこと。
    これ以外の料理のことも少し載ってます。
    調味料は「塩、しょうゆ、味噌」+「酢」だけで十分。
    塩味が濃いか薄いかという調整のみ。

    私は元々薄味の和食が好きなので、「メシ、汁、漬物」がウマい理由に納得。
    料理も大の苦手なので、「これで十分ちゃんとしてるんや!」と嬉しくなった。
    そして読んでるだけでお腹が空いてくる。
    ハレとケの話、ぬか漬けはペットだという話など、興味深い視点からの話も面白かった。
    軽妙な語り口で、ニヤニヤしながら読んだ。

    凝った料理が好きな人は面白くないかもしれませんが、ミニマリストが好きな本だと思います。

  • 個人的には料理が大好きで、調理が苦ではないと思っているので、人に振る舞うことも厭わないが、自分だけの食事の時はまさに稲垣さんのおっしゃる食卓に歩み寄っております。最高に幸せな簡単調理に。
    食に対して感じていたことを、軽快にストレートに伝えてくれるこの本は、ぜひ多くの人に読んで欲しいと思った。
    早速ぬか床を作ります!

  • 食の断捨離
    食べ物ではなく情報を食べている

    →物だと「本当に欲しいものか」って考えるけど、
    食に関して「本当に食べたいものか」って考えることってなかったなぁ

    美味しすぎるものは飽きる
    毎日違うものを食べたくなるのは美味しすぎるものを食べているから

    人生には「ハレ」と「ケ」の両方が必要
    「ケ」ならではの美味しさを楽しむ
    家は家の味でいい

    簡単だから、時間をかけないからイマイチなものしか食べられないなんてことはない

    食べ物を「つくること」に対しての
    ハードルを下げてくれる本

  • 料理に対する意識を変えてくれ、筆者の生きやすさが伝わってくる。▼2.レシピ本を閉じ、メシを炊こう。炊飯器がなくても「お米」は炊けるんです。1)米と水を鍋に入れる。水加減は指を入れて第一関節まで浸る程度。2)鍋を強火にかける。(始めチョロチョロは要らない)。3)沸騰したらふたを開けてそのまま強火。4)水分が蒸発して米の表面ぎりぎりになったら蓋をして(カニの穴が見えて来たら蓋)、弱火、火をできるだけ弱める。5)しばらくそのまま弱火(白米10分、玄米20分)、6)火を止めて10分蒸らす。▼3.味噌汁:女は黙って味噌を湯で溶かすだけ。具なんてあったてなくたっていい。干しエノキ、干しネギ、干しエノキ、干し大根、干しキャベツ、干し白菜、ワカメ、麩、鰹節は簡単で美味な具。▼4.あとは旬の野菜さえあれば・・・▼楽にたのしく料理して、気軽に生きよう!!

  • 味付けはまぁ個人の好みだから何も言う気ないけど
    この食生活続けてたらたんぱく質不足になりゃしないか。

  • 食事の基本はメシ、汁、漬物。
    美味しすぎるものは飽きる。メシ汁漬物は飽きない。

    メシはおひつに保管、夏は1~2日、冬は3日に一度炊く。
    干し大根の大根おろしと、厚揚げまたはがんも。

    水かげんはいい加減でもいい。強火で水分を飛ばす。カニの穴が見えてきたら蓋を閉じて弱火。玄米なら20分、白米は10分、火を止めて10分蒸らす。

    干しエノキ=半日で藁のようにカラカラになる。
    干すのは太陽で半分調理していること。
    干し大根、干し玉ねぎ、干し長ネギ、干しキャベツ、干し白菜。など。みそ汁の具に最適。
    何もなければワカメと麩、鰹節。

    チャンとした味噌汁は、ニンジン大根ごぼうなど根菜と油揚げを入れる。

    フランスではジャガイモ、ニンジン、玉ねぎで生きていける。ポトフの材料。

    夏の御三家=キュウリ、ピーマン、トマト。
    糠漬けとチーズ=発酵食品の組み合わせ。オリーブオイルを垂らす。納豆を混ぜる。
    味噌炒めと夏野菜は相性がいい。
    ナスを半分に切って、味噌を塗って焼く。ヘタも食べられる。
    キュウリは炒めてもおいしい。

    冬の御三家=大根、ネギ、白菜。

    シーズンレスな御三家=ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ。

    ゴーヤはわたごと輪切りにして天ぷらにする。

    調味料は、塩醤油味噌。味が足りないときは酢。
    ポン酢は醤油と酢をまぜたもの。自分でつくれる。砂糖はなくてもいい。
    鰹節、塩昆布、すりごまで味を足す。

    ストウブの小鍋。鉄のダッチオーブン、ボウルとザル、
    包丁とまな板。キッチンバサミ。木のスプーン。
    ストウブの小鍋ですべての調理ができる=ごはん、スープ、おじや、天ぷら、唐揚げ、野菜炒め、蒸し野菜。保温調理、少量の油で蓋をして揚げる、揚げ物が億劫にならない。炒める=オイル煮またはオイル蒸し。蒸す=オイルではなく水を入れる。餃子やシュウマイは、クッキングシートを敷いて。
    焦げ目をつけたいときは南部鉄器製のダッチオーブン。

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著者プロフィール

稲垣えみ子(いながき えみこ)
1965年、愛知県生まれ。一橋大学社会学部卒。朝日新聞社入社。大阪本社社会部、週刊朝日編集部などを経て論説委員、編集委員をつとめ、2016年1月 退社。夫なし、子なし、冷蔵庫なし。仕事したりしなかったりの、フリーランスな日々を送る。その生活ぶりを紹介したテレビ番組『情熱大陸』が話題に。日本酒好き。著書に『魂の退社』『寂しい生活』(共に東洋経済新報社)ほか。
『もうレシピ本はいらない』で「料理レシピ本大賞 in Japan 2018」料理部門:エッセイ賞を受賞。

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