君たちはどう生きるか

著者 :
  • マガジンハウス
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レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838729463

作品紹介・あらすじ

池上彰さんも子供時代に感動!
日本を代表する歴史的名著が、
マンガ化と同時に読みやすい新装版で刊行!

「ヒューマニズムに根差した良い本は、
時代を超えて人々の心をつかむのです」
(ジャーナリスト/池上彰さん)
1937年に出版されて以来、数多くの人に読み継がれてきた、
吉野源三郎さんの名作「君たちはどう生きるか」。
今回前書きを書いてくださった池上さんも、
小学生時代に、父親から渡された当初は
読もうとしなかったのですが、気がつくと夢中になって
どんどん読み進んでいたと言います。
人間としてどう生きればいいのか、楽しく読んでいるうちに
自然と考えるように書かれた本書は、子供はもちろん
多くの大人たちにも共感をもって迎えられてきました。
勇気、いじめ、貧困、格差、教養、、、
昔も今も変わらない人生のテーマに真摯に向き合う
主人公のコペル君と叔父さん。
二人の姿勢には、数多くの生き方の指針となる言葉が示されています。
活字も大きくなった読みやすい新装版で、
ぜひ、色褪せない名作の面白さを堪能してください。

感想・レビュー・書評

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  • ずっと読むのが楽しみだった一冊。素晴らしいに尽きる。
    13歳の少年コペルくんの成長と、彼をいつも優しく見守っている叔父さんとの話です。
    コペルくん本人がすでにとても心根の優しくて素直で聡明な子なんだけど、その感性を尊重して萌芽を育てんとする真摯な叔父さんの存在があまりにも尊い。
    叔父さんのノートに綴られる一言一句を忘れたくないと思った。
    私が子供のときにこういう大人がいて欲しかったし、今私はこういう大人になりたい。
    延びてゆかずにいられないものが、ぐんぐんと青空にむかって延びていくようにサポートするのが大人の役割なのだろう。
    君たちは、私たちは、どう生きるか。

    コペルくん、と名付けたときのエピソードが特に好きで、序盤からしっかり感極まってしまった。
    人間は分子なのかもしれない、と気づいたコペルくん。
    銀座の百貨店の屋上に立って往き交う人々をながめる。粒のようなその一人一人にもれなく人生があること。自分もただその中の一人なのだということ。この世界は、決して自分を中心としているのではないということ。
    コペルくんは自分自身がそっくり生まれ変わるような革命的な発見をしたのだ。

    宮崎駿監督がこれを原作にジブリ映画をつくるとのことで完成が本当に待ち遠しい。
    今履修している授業で宮崎駿監督の「子ども向かって絶望を説くな」という言葉を知り、妙にそれが心に残っていたのだけれど、ようやくその言葉のもつ重みが分かった気がした。

  • 1937年に出版された本のリメイク版。

    物事を俯瞰して考える。自分の体験から出発して正直に考える。など時代を越えても変わらない、考えるということの本質をこの本から学べた。

    主人公が子どもということや、挿絵があること。特に重要な部分は叔父さんのノートとしてまとめられていることから、誰でも読みやすい内容となっている。

  • もし自分に子供がいたら、子供の机の上にそっと置いておくと思う。
    でも、自分の子供にかかわらず、できるだけ多くの子供たちに読んでみて欲しい。

  • 子どもに読ませたい道徳の本ということで購読。
    ところが子どもを育てる大人にとっても為になる。

    また、叔父さんが父親代わりに主人公・コペル君を導こうとしている様に、その心のかけように感動。こんなに立派に子どもと向き合えるかを考えさせらせた。

  • うーん、このよくわからない漫画っぽい(でも新しさは感じさせない)挿絵も含めて、メッセージとして今の若者たちに通ずるんだろうか?というとちょっと疑問。でも1930年代にこれが児童に向けて書かれるような思想がきちんとあったのに、あの戦争にああいう風に向かって行ったのか、という意味で衝撃的だった。

  • 話題になってるとのことなので読んだ

    かなり前に書かれたとは感じさせない読みやすさと今の時代にもフィットする話。人間の本質的なあるべき姿は変わらんのでしょうね。描写もきれいでした

    君はどう生きるかはパワフルな問いで、さくっとは書けないけど、漠然とだけど良い人間ではいたいね。

    年始の目標の確認・更新をあとで行いませう

  • 大人でもこの本から学べることはたくさんある。以下、印象に残ったことば。

    『だから、こういうことについてまず肝心なことは、いつでも自分が本当に感じたことや、真実心を動かされたことから出発して、その意味を考えてゆくことだと思う。(中略)そうすると、ある時、ある所で、君がある感動を受けたという、くりかえすことのないただ一度の経験の中に、その時だけにとどまらない意味のあることがわかってくる。それが、本当の君の思想というものだ。』

    『...あたりまえとのことというのが曲者なんだよ。わかり切ったことのように考え、それで通っていることを、どこまでも追っかけて考えていくと、もうわかり切ったことだなんて、言っていられないようなことにぶつかるんだね。』

    『正しい同義に従って行動する能力を備えたものでなければ、自分の過ちを思って、つらい涙を流しはしないのだ。』

  • 重い本だ。
    どうやって行きていくか。それは、人生で触れることになる物事をどう判断するか、何を選び取るか、ということ。その一つ一つを、だれでもない自分が判断するという、責任の重いことだった。忘れていたことを思い出させてくれた。
    やっぱり、重い本だ。

  • 「死んでしまいたい」と思うほど自分を責めるのは、君が正しい生き方を強く求めているからだ。
    この一文にぐっと気持ちを持っていかれた。私は私が思う正しい生き方を、心の声に従ってまっすぐに生きていきたい。

  • コペル君とその友達、叔父さんとの交流の中に人生を生きていく上で、大切なことが散りばめられている。
    一つ一つの話が、あったかい缶コーヒーのように、心に染み渡る。
    自分も子どもの頃に、そばに叔父さんのような存在がいたらよかったなぁ。
    特に印象に残っているのは、最後の友情の話。自分もめちゃくちゃ後悔して死にたいって思ったことあったなぁ。力強く悩んで、それに立ち向かっていく。そんな大人になりたい。そんな姿を子どもに見せられる、伝えられる大人になりたい。そう思えた本でした。

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