君たちはどう生きるか

著者 :
  • マガジンハウス
3.76
  • (78)
  • (116)
  • (92)
  • (19)
  • (8)
本棚登録 : 1402
レビュー : 150
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838729463

作品紹介・あらすじ

池上彰さんも子供時代に感動!
日本を代表する歴史的名著が、
マンガ化と同時に読みやすい新装版で刊行!

「ヒューマニズムに根差した良い本は、
時代を超えて人々の心をつかむのです」
(ジャーナリスト/池上彰さん)
1937年に出版されて以来、数多くの人に読み継がれてきた、
吉野源三郎さんの名作「君たちはどう生きるか」。
今回前書きを書いてくださった池上さんも、
小学生時代に、父親から渡された当初は
読もうとしなかったのですが、気がつくと夢中になって
どんどん読み進んでいたと言います。
人間としてどう生きればいいのか、楽しく読んでいるうちに
自然と考えるように書かれた本書は、子供はもちろん
多くの大人たちにも共感をもって迎えられてきました。
勇気、いじめ、貧困、格差、教養、、、
昔も今も変わらない人生のテーマに真摯に向き合う
主人公のコペル君と叔父さん。
二人の姿勢には、数多くの生き方の指針となる言葉が示されています。
活字も大きくなった読みやすい新装版で、
ぜひ、色褪せない名作の面白さを堪能してください。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ずいぶん前に書かれた本だけど、話題で人気の新装版。

    凄く読みやすかったです。
    時代背景が違うけど、人の気持ちはいつの時代も同じ。
    だからいつまでも長く読まれているのだろうか。

    これを読んでみんなどう思うのか。
    どう生きるのか。
    小学校や中学校の授業に取り入れて欲しいけど、きっと読まされ感があったら自分の中には入らないと思う。
    自分が読みたいと欲しなければ。

  • 「君は毎日の生活に必要な品物ということから考えると、たしかに消費ばかりしていて、なに一つ生産していない。しかし、自分では気がつかないうちに、他の点で、ある大きなものを、日々生み出しているのだ。それは、いったい、なんだろう。」
    それに対するコペル君の返答が印象的であった。
    「叔父さんのいうように、僕は、消費専門家で、なに一つ生産していません。(中略)しかし、僕は、いい人間になることはできます。自分がいい人間になって、いい人間を一人この世の中に生み出すことは、僕にでもできるのです。」

    生きていれば誰もが経験するであろうことから、歴史的人物の生き方や、歴史的出来事を踏まえ、物事の真理を考えさせられる一冊。

  • 時代は変わっても、善悪のような価値観は変わらないと実感する。

  • もし自分に子供がいたら、子供の机の上にそっと置いておくと思う。
    でも、自分の子供にかかわらず、できるだけ多くの子供たちに読んでみて欲しい。

  • ずっと読むのが楽しみだった一冊。素晴らしいに尽きる。
    13歳の少年コペルくんの成長と、彼をいつも優しく見守っている叔父さんとの話です。
    コペルくん本人がすでにとても心根の優しくて素直で聡明な子なんだけど、その感性を尊重して萌芽を育てんとする真摯な叔父さんの存在があまりにも尊い。
    叔父さんのノートに綴られる一言一句を忘れたくないと思った。
    私が子供のときにこういう大人がいて欲しかったし、今私はこういう大人になりたい。
    延びてゆかずにいられないものが、ぐんぐんと青空にむかって延びていくようにサポートするのが大人の役割なのだろう。
    君たちは、私たちは、どう生きるか。

    コペルくん、と名付けたときのエピソードが特に好きで、序盤からしっかり感極まってしまった。
    人間は分子なのかもしれない、と気づいたコペルくん。
    銀座の百貨店の屋上に立って往き交う人々をながめる。粒のようなその一人一人にもれなく人生があること。自分もただその中の一人なのだということ。この世界は、決して自分を中心としているのではないということ。
    コペルくんは自分自身がそっくり生まれ変わるような革命的な発見をしたのだ。

    宮崎駿監督がこれを原作にジブリ映画をつくるとのことで完成が本当に待ち遠しい。
    今履修している授業で宮崎駿監督の「子ども向かって絶望を説くな」という言葉を知り、妙にそれが心に残っていたのだけれど、ようやくその言葉のもつ重みが分かった気がした。

  • ・実際自分の目と耳で感じないと分からないことが世の中にはたくさんある
    ・心の底から思ったことを少しも誤魔化さないで、考える必要がある
    ・世間の目より、人間の立派さがどこにあるか自分自身で気づく必要がある
    ・立派そうに見えるひと、立派な人
    ・自分の人間としての値打ちに本当の自信を持ってる人は、どんな境遇でも落ち着いて生きていける
    ・人間の一生のうちに出会う一つ一つの出来事が、みんな一回限りのことで、二度と繰り返すことはないのだということ
    ・自分自身が哀れだと認めることによって、その偉大さが表れる
    ・人間が辛いと感じる時は、本来そうあってはならないものだから
    ・自分の過ちを認めることが1番辛い。過去を苦しむことができるのは人間の特権
    ・人間は自分で自分を決定する力を持っていて、だから誤りから立ち直ることができる

    結局、自分はどう生きたいのか。
    普段から、考えることの大切さを学んだ。

  • 君たちはどう生きるか 吉野源三郎

    コペル君を通して 様々な観点からモノの見方を学ぶ、考えさせてくれる一冊でした。

    ・全体から自分を見れているか

    小さい小さい分子があつまって一つの物質ができるように
    社会も一人一人の人間が分子のように集まって出来ている。
    その中で自分が宇宙、地球、社会の中心として物事を捉える、損得、利害関係も目先の自分の利益だけを考えていては、大きな真理は掴めない。

    ・自分の中の真実を見つける

    数学や科学とちがって 人はなぜ生きるのか 人生とは何か?と言った答えが明確ではない疑問は世の中に沢山ある。
    その中でも様々な先人たちが この疑問について自分の考えを示してきているが この答えを開く最後の鍵は自分自身
    自分が生きていくうちに 心が動いた真実について考えていくうちにその答えが見えていき 先人たちの教えも響いてくる。
    まずは自分自身の心の声を聞き 人間の立派さとはどこにあるか 人生の意味とは 自分自身の答えを見つけて 生きること

    ・ 社会の中で生きる事とは
    一つの粉ミルクを見たって
    オーストラリアの酪農家が牛を育て原料を作り 工場に出荷し 運送業者に渡り 各小売店に回り消費者に届くと 何人、何百人、何万人との人との関わりが生まれている。
    今の社会は 発展しすぎたためこのように 多くの人の営みの結果 人生が豊かになっているという事を感じる事が困難になっている。
    自分の生活、仕事が誰かの支えになってる
    自分の生活仕事は 誰かが支えてくれているという意識を持つ事で 社会で生きるということはどういうことかを考えれる。

    日頃から 考える。学ぶ。という習慣をつけ 物事の流れ 世の中の仕組み 人生とはという 大きな真理をつかもうとする事が大切なんだなと思いました。
    様々な 気づき 学びを得て
    この世の中で 僕はどう生きていくのか?を考えさせられる本でした。

  • 名作。
    読み継がれるのが分かる。古くない。
    忘れかけてた人間らしい生き方を考えさせられる。

  • この本の主人公にとってのおじさんにあたる人は私にはいません。こういう人がいたならば、いったい私にどうアドバイスしたかなと自分を省みる、そういう機会になりました。「どう生きてきたっけ…」と振り返り、「これからどう生きていくんだろう…」と考えました。
    ただ、私にとっては今の年齢(30代半ば)だから読めた本でした。20代前半までの私なら、きっとなんだか理屈っぽいというか、理想ばっかというか、難しいというか。。。という感じで、全然楽しめなかったと思います。
    子どもに読ませたい、というよりも、自分がこういうことを子どもに伝えられる、おじさんのような人になりたい。

  • 漫画バージョンを中学生の息子に読ませたくて、以前図書館で借りて読みましたが、全編読みたくなったのでまた図書館で借りました。

    生きるうえで何が重要か、どう生きるべきか、流されずに自分の意思で生きていくことの大切さがわかりやすい文章で書かれています。

    ずいぶん昔に書かれた本なので、いまとはちょっと感覚が違うかな?という部分も少しありますが、大切な部分は不変なのだと思います。

    子どもだけでなく大人が読んでも得るものは多いと思うし、大人にも薦めたい本です。

    あらためて、人がどうこうではなく、自分自身がどう生きるかということを大切にしていきたい。

全150件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

編集者・児童文学者。1899(明治32)年〜1981(昭和56)年。
雑誌『世界』初代編集長。岩波少年文庫の創設にも尽力。


「2017年 『漫画 君たちはどう生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉野源三郎の作品

君たちはどう生きるかを本棚に登録しているひと

ツイートする