君たちはどう生きるか

著者 :
  • マガジンハウス
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感想 : 262
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838729463

作品紹介・あらすじ

池上彰さんも子供時代に感動!
日本を代表する歴史的名著が、
マンガ化と同時に読みやすい新装版で刊行!

「ヒューマニズムに根差した良い本は、
時代を超えて人々の心をつかむのです」
(ジャーナリスト/池上彰さん)
1937年に出版されて以来、数多くの人に読み継がれてきた、
吉野源三郎さんの名作「君たちはどう生きるか」。
今回前書きを書いてくださった池上さんも、
小学生時代に、父親から渡された当初は
読もうとしなかったのですが、気がつくと夢中になって
どんどん読み進んでいたと言います。
人間としてどう生きればいいのか、楽しく読んでいるうちに
自然と考えるように書かれた本書は、子供はもちろん
多くの大人たちにも共感をもって迎えられてきました。
勇気、いじめ、貧困、格差、教養、、、
昔も今も変わらない人生のテーマに真摯に向き合う
主人公のコペル君と叔父さん。
二人の姿勢には、数多くの生き方の指針となる言葉が示されています。
活字も大きくなった読みやすい新装版で、
ぜひ、色褪せない名作の面白さを堪能してください。

感想・レビュー・書評

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  • 池上彰さんが小学生の時、父親が買ってきたこの本。
    「親から『読め』と言われれば反発するのが子どもというもの」
    だけど、気がつくと夢中になって読んでいたと前書きには書いてあります。
    まさしく、親に反発し大人になろうという真っ最中の中学生が主人公。
    主人公のコペル君のお父さんは亡くなっているのですが、叔父さんから生きていく上で大切なものを教わっていく。いや、教わるというより、コペル君自身が“気づく“ことを待ち、寄り添ってくれている。
    物理や歴史からものの見方を知り、勉強する本当の意味を知っていく。
    友だち関係から貧富の差、いじめ、本当の勇気について自分自身に問いかけていく。
    幼い時に習った道徳で理解していたような気になっていたけれど、実際に経験してみなければ全く分からないことがある。頭では分かっていても結局何も行動に移せない自分がいる。そんな情けない自分を誰も気づいていなくとも、自分自身が知っている。
    15歳のコペル君の心の葛藤が詰まった作品です。
    同じ年頃の子どもたちにも勿論読んでもらいたいけど大人が読むのもとても良いと思います。私は父のことを思い浮かべながら読みました。父と昔こんな話をしたなぁ、なんて思い出しながら。

  • 子どもの本を処分する前に、読んでみました。
    小学校の教科書に載っていたそうです。

    主人公のコペルくんの体験談と、それに対するおじさんからのメッセージで構成されていました。

    息子は途中で読むのをやめていました。
    実は自分も、途中でやめてしまいました。

    道徳の教科書みたいだな、と思いました。

    レベルの低い親子です。

  • 「君は毎日の生活に必要な品物ということから考えると、たしかに消費ばかりしていて、なに一つ生産していない。しかし、自分では気がつかないうちに、他の点で、ある大きなものを、日々生み出しているのだ。それは、いったい、なんだろう。」
    それに対するコペル君の返答が印象的であった。
    「叔父さんのいうように、僕は、消費専門家で、なに一つ生産していません。(中略)しかし、僕は、いい人間になることはできます。自分がいい人間になって、いい人間を一人この世の中に生み出すことは、僕にでもできるのです。」

    生きていれば誰もが経験するであろうことから、歴史的人物の生き方や、歴史的出来事を踏まえ、物事の真理を考えさせられる一冊。

  • 自分勝手な目に大きな真理は映らない。自ずと生産関係に気付き「人間分子の関係、網目の法則」の名付けたコペル君。教養とは、貧困とは、勇気とは何か。人間としてあるべき姿とは。私たちはどう生きるか

  • 2020年12月9日読了。中学生「コペル君」が叔父さんや友人たちとの交流の中で育む哲学。私が高校生の時読んで感銘を受けた本がリバイバルブームになり読んでみたが初版は1937年発行とは…!優れた作品は時代を超えて愛される、というまさに生きた見本か。模範的優等生だったコペル君が試練に遭う「雪の日の出来事」の章は私が高校生当時も今読んでもグッと来る。転げ回って取り消したい恥ずかしい出来事も決して取り消したりごまかしたりすることはできないが、反省して学び、よりよい人間になるための糧にすることはできる、というかそれしかない、ということなのだよなあ…。あと少年には、本書の叔父さんのような、教え導きときに叱咤するような「師」の存在がとても重要、ということもうなずける。自分にはそんな人いたかな…?

  • ずいぶん前に書かれた本だけど、話題で人気の新装版。

    凄く読みやすかったです。
    時代背景が違うけど、人の気持ちはいつの時代も同じ。
    だからいつまでも長く読まれているのだろうか。

    これを読んでみんなどう思うのか。
    どう生きるのか。
    小学校や中学校の授業に取り入れて欲しいけど、きっと読まされ感があったら自分の中には入らないと思う。
    自分が読みたいと欲しなければ。

  • "自分とどう向き合うか"を考えるきっかけとなる本だと感じた。
    自らの体験をスタートに、物事を自分事として捉え、その時に自分が感じたことを大切にしたいと思った。
    私もつい自分を中心に考えてしまいがちなので、落ち着いて俯瞰できるようになりたいと思う。

  • 【1冊フォトリーディング】【マインドマップ】
    君たちはどう生きるか/吉野源三郎著

    目的として、私はどう生きるかの考えるヒントを得るために手にしました。
    結果、短期的には、目的が達成できました。多くのヒントが得られたってことです。
    長期的には、このヒントから、自分自身の行動変容や思考熟考が必要です。

    2つ得たものがありました。
    1つ目は、主目的の、「人間ってなに???」 って自問自答できること。
    2つ目は、コペルくんのおじさんノートが秀逸であること。
    これは、コーチングそのものでした。
    一つのエピソードを聞いたときに、自分なら話してくれた相手のことを思って、
    このおじさんノートのようなコメントが言えるだろうか?って視点です。
    この域までは、到底達してないことも瞬時にわかり、次のステップの一つを見つけたって感じです。

  • 少し前に話題になっていたので気にはなっていましたがなかなか読む機会がありませんでした。原作がマンガではなく文庫だということで本書を読んでみました。
    感想としては主人公の立場で考えたりすることもできそうなので、彼と近い年齢の時に読んでみたかったなと思いました。テーマは結構ありふれた題材ですが問題提起が小説から起こるので状況を考えやすく、テーマに対する登場人物の捉え方や考え方も示されているので自身の考えと比較などして社会問題への向き合い方が学べたと思います。

  • マンガで書かれたきみたちはどういきるのかをすでに読んでいたのであらすじはほぼ分かっていたので、簡単に読み進められた(まあ内容は凄く分かりやすい本なんだけど)人としてどう生きるか?人間はどういう物事の考え方をするべきかなど生きていくための指針となる内容が小学生中学生を対象に書かれた本であり、昔の終身や道徳などの手引き書のような内容であるのに物語風になっており分かりやすい本である。
    マンガより内容がやはり濃く(ほんの少しだが)読むなら私はこちらの方を薦めたいと思う。

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著者プロフィール

編集者・児童文学者。1899(明治32)年〜1981(昭和56)年。
雑誌『世界』初代編集長。岩波少年文庫の創設にも尽力。


「2017年 『漫画 君たちはどう生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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