君たちはどう生きるか

著者 : 吉野源三郎
  • マガジンハウス (2017年8月24日発売)
3.85
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838729463

作品紹介

池上彰さんも子供時代に感動!
日本を代表する歴史的名著が、
マンガ化と同時に読みやすい新装版で刊行!

「ヒューマニズムに根差した良い本は、
時代を超えて人々の心をつかむのです」
(ジャーナリスト/池上彰さん)
1937年に出版されて以来、数多くの人に読み継がれてきた、
吉野源三郎さんの名作「君たちはどう生きるか」。
今回前書きを書いてくださった池上さんも、
小学生時代に、父親から渡された当初は
読もうとしなかったのですが、気がつくと夢中になって
どんどん読み進んでいたと言います。
人間としてどう生きればいいのか、楽しく読んでいるうちに
自然と考えるように書かれた本書は、子供はもちろん
多くの大人たちにも共感をもって迎えられてきました。
勇気、いじめ、貧困、格差、教養、、、
昔も今も変わらない人生のテーマに真摯に向き合う
主人公のコペル君と叔父さん。
二人の姿勢には、数多くの生き方の指針となる言葉が示されています。
活字も大きくなった読みやすい新装版で、
ぜひ、色褪せない名作の面白さを堪能してください。

君たちはどう生きるかの感想・レビュー・書評

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  • ずっと読むのが楽しみだった一冊。素晴らしいに尽きる。
    13歳の少年コペルくんの成長と、彼をいつも見守ってくれる叔父さんとの話です。
    コペルくん本人がすでにとても心根の優しくて素直で聡明な子なんだけど、その感性を尊重して萌芽を育てんとする叔父さんの存在があまりにも尊い。
    叔父さんのノートに綴られる一言一句を忘れたくないと思った。
    私が子供のときにこういう大人がいて欲しかったし、今私はこういう大人になりたい。
    延びてゆかずにいられないものが、青空にまっすぐ延びていくようにサポートするのが大人の役割なのだろう。
    君たちは、私たちは、どう生きるか。

    コペルくん、と名付けたときのエピソードが特に好きで、序盤からしっかり感極まってしまった。
    人間は分子なのかもしれない、と気づいたコペルくん。
    銀座の百貨店の屋上に立って往き交う人々をながめる。その一人一人にもれなく人生があること。自分もただその中の一人なのだということ。この世界は、決して自分を中心としているのではないということ。
    コペルくんは自分自身がそっくり生まれ変わるような革命的な発見をしたのだ。

    宮崎駿監督がこれを原作にジブリ映画をつくるとのことで完成が本当に待ち遠しい。
    今履修している授業で宮崎駿監督の「子ども向かって絶望を説くな」という言葉が紹介されて、妙にそれが心に残ってて、ようやくその言葉のもつ重みが分かった気がした。

  • 昭和12年に発行された本ですが全く色褪せず、今でも心に響いてくる内容でした。未だに読まれると言うことにも納得できる作品です。
    今も昔も変わらず私たちの直ぐ傍に存在する問題、人が集まれば必ず起こる問題、大人も子どもも経験することのある問題は常に付きまとってくるのですが、それらを「なくす」ことではなく、「どう向き合うか」を教えてくれるんじゃないかと思いました。
    また、タイトルどうり「どう生きるか」と言う部分では、歴史の話に触れながら色々と気づかされる事もたくさん書かれてました。この部分は別な意味で、歴史に興味をそそられるような内容でもありました。
    当時は子ども向けに発行されたと、池上彰さんの解説に書かれてたと思うのですが、本書の主人公のコペル君と同じ15歳の時に読んで、果たして自分が理解できただろうかと言う自信は正直持てません。きっと15歳くらいの時なんて毎日色々あって、その中にはコペル君と同じように感じる出来事もあったと思いますが...ちなみに池上さんは小学生の時に読んで夢中になったそうです。
    今は随分と年齢は重ねてしまいましたが、大人になって読んでも良い意味で「考える」と言うことの大事さを改めて教えてもらえたような気がしました。

  • うーん、このよくわからない漫画っぽい(でも新しさは感じさせない)挿絵も含めて、メッセージとして今の若者たちに通ずるんだろうか?というとちょっと疑問。でも1930年代にこれが児童に向けて書かれるような思想がきちんとあったのに、あの戦争にああいう風に向かって行ったのか、という意味で衝撃的だった。

  • 話題になってるとのことなので読んだ

    かなり前に書かれたとは感じさせない読みやすさと今の時代にもフィットする話。人間の本質的なあるべき姿は変わらんのでしょうね。描写もきれいでした

    君はどう生きるかはパワフルな問いで、さくっとは書けないけど、漠然とだけど良い人間ではいたいね。

    年始の目標の確認・更新をあとで行いませう

  • 大人でもこの本から学べることはたくさんある。以下、印象に残ったことば。

    『だから、こういうことについてまず肝心なことは、いつでも自分が本当に感じたことや、真実心を動かされたことから出発して、その意味を考えてゆくことだと思う。(中略)そうすると、ある時、ある所で、君がある感動を受けたという、くりかえすことのないただ一度の経験の中に、その時だけにとどまらない意味のあることがわかってくる。それが、本当の君の思想というものだ。』

    『...あたりまえとのことというのが曲者なんだよ。わかり切ったことのように考え、それで通っていることを、どこまでも追っかけて考えていくと、もうわかり切ったことだなんて、言っていられないようなことにぶつかるんだね。』

    『正しい同義に従って行動する能力を備えたものでなければ、自分の過ちを思って、つらい涙を流しはしないのだ。』

  • 重い本だ。
    どうやって行きていくか。それは、人生で触れることになる物事をどう判断するか、何を選び取るか、ということ。その一つ一つを、だれでもない自分が判断するという、責任の重いことだった。忘れていたことを思い出させてくれた。
    やっぱり、重い本だ。

  • 「死んでしまいたい」と思うほど自分を責めるのは、君が正しい生き方を強く求めているからだ。
    この一文にぐっと気持ちを持っていかれた。私は私が思う正しい生き方を、心の声に従ってまっすぐに生きていきたい。

  • コペル君とその友達、叔父さんとの交流の中に人生を生きていく上で、大切なことが散りばめられている。
    一つ一つの話が、あったかい缶コーヒーのように、心に染み渡る。
    自分も子どもの頃に、そばに叔父さんのような存在がいたらよかったなぁ。
    特に印象に残っているのは、最後の友情の話。自分もめちゃくちゃ後悔して死にたいって思ったことあったなぁ。力強く悩んで、それに立ち向かっていく。そんな大人になりたい。そんな姿を子どもに見せられる、伝えられる大人になりたい。そう思えた本でした。

  • 1937(昭和12)年の作品

    80年経た今も、
    物語のコペル君が出会う場面は
    私たちの日常にある場面

    叔父との対話
    友達や家族との経験から
    考え生きるコペル君
    じんわりと共感しながら

    マンガの前に読んでみたくて。

  • 最近急に話題になってきた本。
    漫画ではなく、息子も読みたいということなので
    文書版を購入。
    確かに話題になるように、なかなか含蓄のある内容でした。
    息子も含めて若い人には読んでもらいたいと思う内容でも
    ありました。

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