漫画 君たちはどう生きるか

著者 : 吉野源三郎
制作 : 羽賀翔一 
  • マガジンハウス (2017年8月24日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838729470

漫画 君たちはどう生きるかの感想・レビュー・書評

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  • 嫌われる勇気の次に読んだ本。
    アドラー心理学の考え方と君たちはどう生きるかの中の考え方で根っこの部分で似通っているものが多かった。

    君たちはどう生きるかの原作は中学校の頃に学校で読んだ記憶がある。
    コペル君の視点で、この世の中について考え、自分がどうしていきたいのか問うていた記憶がある。
    それが、漫画化されたということで今一度読むことにした。
    この本の中身は普遍的なテーマで、一人の人間として、自分がどう生きるかについて考えたものになっている。
    いつどのタイミングで読んでも何かしら感じるものがある内容だ。


    本のなかでは以下のようなことが書いてある。

    肝心なことは、世間の目よりも何よりも、君自身がまず、人間の立派さがどこにあるか、それを本当に君の魂で知ることだ。

    人は言葉があって、話して伝えていけるし、書いて残すこともできる。今ここにいる我々は先人の人たちの知恵、この同じ時間に生きている人たちの考え方を無数に浴びることができる。それを生かすも殺すも自分次第なのではないか。

    正しい道義に従って行動できなかったとき、自分の過ちに対して、辛い涙を流すことがある。
    人間である限り、過ちは誰にだってある。
    しかし、僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。
    だがら、誤りから立ち直ることもできるのだ。


    嫌われる勇気でも、君たちはどう生きるかでも、自分の進み方を決めるのは自分自身だと言っている。

    突き詰めいくと、多くの人が訴えかけようとしていることには、共通点が多い。
    いろんな経験をして、いろんな本を読んで、様々な考えに触れてみたい。
    大人になっても、学ぶことは終わらないし、生きている間、人間は変わり続けるんだと思った。

  • 以前読んだ、同名の小説のマンガ版。
    かなり読みやすくはなっているが、やはり小説版の方がより作品を理解できる。
    当時読んだときより、より「人間分子の関係 網目の法則」や理想主義的な考え方は必要とされているように感じている。いろいろな問題が山積しているからこそ、「誰かのためにっていう小さな意志が、ひとつひとつつながって、僕たちの世界は動いている。」という考え方を、大切にしたいと感じた。

  • 5年ほど前に岩波文庫の原著を読んだ。いたく感動をし、泣いた記憶がある。今ではあらゆる角度から疑問を持たれる「本質」という言葉と、敬遠されがちな「べき論」の論調が貫かれている作品であるのに、今の時代になって私たちの心を打つのはなぜか。リベラルの地平はどこまでも平らかだけれど、個人的には凹凸があってもいいと思う。それを凹凸と理解し、その意味を愛することができれば、そちらの方が人間的だと思う。人間の真の美しさが語られた名著、その漫画化。

    2018.2.4

  • 原作をまた違った形で提示している本だと思います。
    組み立て直してあるので新鮮な形で読んでいける。
    絵の親和性が高くて、原作から入った身でもわりとすんなりと入っていけた。

    原作に比べて薄味に思えるのは、やはり、元の作品から大幅に登場人物やエピソードがカットされているからか。

    原作を超えるという気持ちで描かれたと聞いていたけれど、おじさんとの関係性やエピソードが現代風になっている以外はちょっと薄口に感じてしまいました。

    だけど、漫画と原作を読み、やはり世界の一部としての私、世界の中で繋がり合う私たち、と言ったことは補完し合うように感じることとなりました。
    自分のしたいことを、という考えではなく、世界の一部として何を成し遂げるのか、それを問いかける内容。
    迷いながら、間違えながら、成長するコペル君と、それに熱意を持って語りかけるおじさんの二人もまたお互いにつながりあい、影響し合う。

    漫画から入る人はどう感じるのか気になるところ。

  • 噂の人生本。原作を読んでないが、戦前に書かれた話であっても今に通じる普遍的な哲学を描いている、ということかと思う。子どもなら誰しもがぶつかる壁、それをどう乗り越えるか、あるいは逃げるか、そこで人生を学んでいく。
    その時はそれが人生の壁だとかいうことはまったく思わないけれど、大人になって振り返れば、徐々に世界が広がって俯瞰できるようになってきて、自分のことをきめれるようになってきたんだなと思う。
    漫画であっても小学生にはまだ難しいかな。中学生になったら薦めよう。

  • 人間は何が正しいかを知り、それに基づいて自分の行動を決定する力を持っている。
    生き物の人間としての最大の特徴で、立派で誇り高い部分だそうだ。

    正しいかどうかに気づく機会の一つは、自分が「しまった」「なぜあんなことをしてしまったのだろうか」等に気づいた時、反省をした時。
    大事なのはそこで自分の過ちを認めること。正しいことに向かうチャンス。
    大人になればなる程、心のなかで自分の行動に対していつも言い訳で塗り固めているかもしれない。

    偉人の本から学んだとしても、すごい人で終わらせない。この人は何を成し遂げたのか?一体、何の役に立ったのか?を問うべきだとも。

    そして行動が大事。正しい、良い、と思っていても行動していないことで自分と周囲を不幸にしてると言う。

    こうしてやっと、立派そうに見える(周囲の意見を気にした人)と本当に立派な人との差が生まれるらしい。

    息子が小学校高学年から中学くらいなったら一度読んで欲しいかも。

  • この本を読んで、どんな大人になるんだろう。


    『この本を読み終えたとき、どんな言葉を投げかけてくれるのでしょうかー(文中より引用)』


    ニュースかネットの口コミで、『学校の図書館において欲しい』というのを見聞きして、拝読しました。
    何度も涙を浮かべながら、読みました。


    ・なぜ学ぶのか
    ・学校で教えてもらえることが正しいのか
    ・『ありがたい』という言葉の意味
    ・多数と少数
    ・考えること
    ・自分の心の声
    ・立派に生きるとは
    ・与える人間とは



    立派に生きるとはどういうことか。
    心温かい人はどんな人か。


    子どもたちに響いてほしい言葉がたくさんあって、大人になるに連れてごまかしてきて、耳が痛い言葉もたくさんあって…


    勉強も運動もできるに越したことはないけど、心がゆたかで人の痛みをわかってあげられる人であることが一番大切なことだと私は思います。


    子どもたとに届いて欲しいこと
    人として大切なことがたくさん詰まってます。

  • 立派な人間になるための指針が書かれている本。
    中学生くらいの頃に読みたかった。

    “自分自身が心から感じたこと、しみじみと心を動かされたことを大切にして、その意味をよく考える。いつでも自分の本心の声をきこうと努めよう。”

    これまでの人生で、おかしい、と思うことはたくさんあったけど見て見ぬふりをしてきた気がする。
    特に自分の損得に関わらないことには無関心だった。

    これからは、あたりまえのことにも問題意識をもって、人の心をプラスにふれさせるための行動を心がけよう。
    なにかを生み出す側になろう。
    そのための判断材料を仕入れるため、良書をたくさん読もう。

  • 日本に出張する主人に頼んだ一冊。購入予定の本がたまたまなかったので、最近の売れ筋を検索。この本は全く知らず、漫画だったので小6の娘用に購入。予備知識ゼロの状態で味見のつもりで読み始めたら...とんでもない!心して読まなければと思わせてくれました。情報が溢れる現代で、深く考える習慣を置き去りにしてしまった私は圧倒されました。人間の本質や、その存在意義等々。優しい語り口ではありますが、内容は深く、次回は是非原作を読もうと思いました。

  • 名著が、漫画化して話題になってると思い読んでみた。

    確かこの本は、小学生か中学生の時読んでみて、あんまりよくわからなくて読み切れなかった記憶があるが、今回はぐいぐい入ってきて一気に読めた。

    コペルニクスの話
    人間分子の法則(生産関係)
    立派に生きるということ
    所業無情の話
    ナポレオンの話

    など、面白く考えさせられるテーマがいっぱい散りばめられていて面白かった。特に、世の中と歴史の壮大さを考えると本当にちっぽけな自分に気づいて今更ながらびっくりした。

    だた、名著の漫画化ということで、ワクワクしていたが、文書が8割ぐらいだった気がする。漫画化というキャッチーさで皆の気を引くという意味では価値はあるが、漫画化といえるのかは疑問がめちゃくちゃ残った。(もちろん難しいのはわかるが、、、)

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