漫画 君たちはどう生きるか

著者 :
  • マガジンハウス
3.68
  • (380)
  • (667)
  • (597)
  • (130)
  • (36)
本棚登録 : 7264
レビュー : 801
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838729470

作品紹介・あらすじ

人間としてあるべき姿を求め続ける
コペル君とおじさんの物語。
出版後80年経った今も輝き続ける
歴史的名著が、初のマンガ化!

1937年に出版されて以来、
数多くの人に読み継がれてきた、
吉野源三郎さんの名作「君たちはどう生きるか」。
人間としてどう生きればいいのか、
楽しく読んでいるうちに
自然と考えるように書かれた本書は、
子供はもちろん
多くの大人たちにも
共感をもって迎えられてきました。
勇気、いじめ、貧困、格差、教養、、、
昔も今も変わらない人生のテーマに
真摯に向き合う
主人公のコペル君と叔父さん。
二人の姿勢には、生き方の指針となる言葉が
数多く示されています。
そんな時代を超えた名著が、
原作の良さをそのままに、
マンガの形で、今に蘇りました。
初めて読む人はもちろん、
何度か読んだことのある人も、
一度手にとって、
人生を見つめ直すきっかけに
してほしい一冊です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1937年に出版されて今も読み続けられているという名作

    池上彰さんが心から感動し、人生を決めた一冊
    ということで読んでみた。
    小説版ではなくてマンガ版ですが…

    コペルくんというニックネームをつけてもらった少年と
    その名づけをしたおじさん
    2人の交流と成長から「人はどう生きるか」「自分はどう生きるか」を考えさせられるという内容

    子供の頃は自分中心で社会が回っていると考えて生きる…天動説的な生き方
    大人は自分がその宇宙を構成する分子の一つだと考える生き方…地動説
    自分中心に考えすぎているとものごとの真理がわからなくなる
    おお~!なんてわかりやすい比喩!

    そして困難にぶち当たった時のとっさの行動がその人の考えや生き方を表してたりする。

    これが…わかっちゃいるんだけど、大人になったらついつい「ことなかれ的」な行動を取っちゃいがち。
    電車で暴力行為が行われていたらそれを止められるか、遠巻きで見ているか…とか考えると…私はどうするかな…逃げてしまいそうな…
    いや、きっと止めるというのが正解なんだろうけど…
    果たしてそんな勇気ある行動がとれるかしら…
    このとっさの行動ができる人は本当にすごいと思う。

    生き方はその人の人生の積み重ね
    その基本にある自分自身の考えもやはり積み重ね
    その中には失敗もあろうし、ミスもあるだろう
    だけどそれを重ねていくことが大切なんだろうな

    人は人とつながっている
    いいことはいいことにつながる
    この本を読んだ人の中には「世間一般の型にハマったいい人になれって言ってんのか!個性主義を大切にしろ!」「今の生き方にはあてはまらんぞ!」「まわりのことを気にしすぎる人間にクリエイティブはできない!」なんて受け止め方をする人もいるかもしれない。

    でもこの本は「個性をなくして社会の一つに組み込まれろ」なんて言っているんじゃなくて、「自分に恥じない生き方、その自分自身を構成する考え方を構築すること」を教えているんだと思う。

    「僕たちは人間として生きていく途中で悲しいことや、つらいこと、苦しいことに出会う。もちろん誰にとっても決して望ましいことではない。でもこうして悲しいことやつらいこと、苦しいことで出会うおかげで僕たちは本来人間がどういうものであるかとういうことを知るんだ」と本文にある。
    これって深い。
    痛みを自分のものとして受け止めることができるならば人にその痛みをむけようなんて思わない。
    これってきれいごとかもしれないけど
    そんな連鎖が続くことが大切なんじゃないかしら?
    Pay it Forward

    もうすっかりエエ年になってしまってこの本を読んだけどそれなりに考えさせられたな~。

    読み継がれる名作…っていうのが分かる気がする。

  • 漫画好きな人へ、私のとても好きなうちの一冊を読んで貰いたくてプレゼントした。


    できたら、小説の方を読んで貰いたかった…



    是非是非、漫画に興味をもたれた方は、文庫本も手にとってみてくださいませ。



    私は、小説激推し。

  • いい本だね。だけど、20歳をすぎてこの本を手にとって人生を考えるようじゃ、ちょっとスタートラインに立つのが遅すぎるぜってことは言っておきたい。遅くても間に合わないってことはないけどね。なるべく早く読みましょう。
    成人式の終わった皆さんは、コペル君に学ぶのではなく、おじさんを目指さなきゃいけない。吉野源三郎を目指しましょう。伝えていく側にならなきゃいけない。それが大事。

    • 生きることさん
      大学生の者です。
      感じるだけでなく伝える立場にならないといけない。最近そんなこと思い始めてます。
      感じたことを発信することってとても大事です...
      大学生の者です。
      感じるだけでなく伝える立場にならないといけない。最近そんなこと思い始めてます。
      感じたことを発信することってとても大事ですよね。
      2018/10/06
    • DoshiyoKanaさん
      コメントありがとうございます!
      目的によって伝え方はいろいろあると思いますが、感じたことを言葉にするトレーニングはとっても大事だと思っていま...
      コメントありがとうございます!
      目的によって伝え方はいろいろあると思いますが、感じたことを言葉にするトレーニングはとっても大事だと思っています。ブクログはなかなか良いなあとも。
      生きること さんもこれからステキなブクログ体験を!
      2018/10/07
  • 戦前に書かれた教育児童文学の漫画化。

    この本がなぜ今の時代ベストセラーになったか、社会学的に分析すると興味深い結果がでるのではないか。
    私には理由があまりわかっていない。

    一つは、表紙のコペル君の、純粋で熱いまなざしとタイトルがあいまったなんともいえない熱量の魅力なのだと思う。
    そして、価値観が多様化した現代にはない、国民全体が同じ価値観に統一されていた中での『立派』という考え方への憧れか。

    今の時代に語れない直立的な倫理的な考え方に、老人たちがロマンを感じたのか。
    教育者たちのあるべき論に響いたのか。
    それだけで、ベストセラーにはならないと思うのだけど。

    私は書いてあることについては特に大きく異論はない。

    が、『立派な大人になる』の『立派』がしっくりこない。
    なさけなくてはいけないの?がんばれなくていけないの?と。

    答えが用意されているのに、『みんなで考えてください』といわれた、小学校の道徳の授業のような気分は、やはり感じてしまった。この複雑なテーマについて答えが一つに決まっているなんて?
    子供のころには言葉では表せなかったが、感じていた違和感が。

  • 人間は自分中心にの地動説の話とか
    面白かった。ガリレオが最初だと思ってたからコペルニクスだったんだね。
    不思議なことにさそういう発見は学術的に何百年前からもう発見されてるのに認められるのが遅かったのは人間の心理だよね。そこはいつの時代も変わらないよね。それが感情の面白さなのかもしれないけど。命は限りあるから感情を発展させていくってのは無理があるもんね。。

    このテレビで流れる国と国の争いでさえ
    地球ていう1つ国の中でこれもまた人間が争う。広ーく考えるとばからしい。
    もしかした地球がなくなることは宇宙にとってはそんな大したことじゃないかもしれない。どうでもいいけど私は自然が破壊されていくのが悲しい。

  • 私は、これから何を大切にして、どう生きればいいのかをこの本で深く考えさせられました。
    友達、家族、自分、一体どれが大切なのか??と迷っている人にオススメです。
    これは一応児童書(?)だと思うけど、大人も学ぶ事ができると思うし、
    確か池上彰さんもこの本を読んで人生が変わったと言っていました。とにかく是非読んで欲しいです❢

  • 「誰か一人の人間を中心に世の中は回っているわけではない」
    「人間は自分で自分を決定する力を持っている」

    社会に出て荒波に揉まれて本を読んで生きてきた人にとっては当たり前のことかもしれない。しかし自分がピンチのとき、こういう思考ができるか、こういう行動ができるか。そういうことを考えさせてくれる。
    余裕があるときの考え方は本心ではない。咄嗟にそういう考え方ができるか、そしてその先にある「生き方」を考えさせてくれる

  • 「つまらない」「中身がない」といったAmazonのレビューを見て、逆に気になって読んでみた一冊。いっとき書店でよく見かけた本です。

    自分が世界と繋がって生きていることを再確認しました。

    評価は色々ですが、自分としては考えさせられることが多かったです。

  • ここまで考えて生きてる事自体が凄いと思う

  • 2018年のマイベストセラー。
    いつかぼくも子供たちに向けた本を書きたい。最近は、作家さんに出来るだけ会いに行くようにしている。雰囲気や情熱、どんな生活が待っているのか、具体的に想像することで、これからの自分がいまの自分を引っ張ってくれるからだ。
    羽賀翔一にも、もちろん会った。羽賀さんの生き方に、何かに対する恩返しやそれに伴った情熱を感じた。そして、ぼくには、仕返し力みたいなのが足りないと思った。なにがなんでも、こんなことをしてやるんだという強い意志。ぼくもコペルくんの叔父さんのように、走り出すのだ。
    「自分の生き方を決定できるのは、自分だけ。」
    誤りは真理に対して、ちょうど睡眠が目醒めに対すると、同じ関係にある。人が誤りから覚めて、よみがえったように再び真理に向かうのを、私は見たことがある。
    悲しいことや苦しいことと出会うことで、本来、自分がどうしたかったのか知ることになる。相手があることだから、もう取り返しはつかないけれど、悔いたり、反省したりすることは、およそ無意味ではないか。自分の過ちを男らしく認めて、正しい道義に従って行動する。この苦しい思いの中から、いつも新たな自信を汲み出してゆこうではないか。
    ボクの目指す道は、2023年、ベストセラー作家。学ぶことの喜びとそこから気づく愛のエネルギーを、子供たちに向けてかく。2023年は、宇宙規模で大きな革命が起きる年だから、その流れに乗る、というか、その流れを僕がつくる。ボクもコペルK君をイメージして、かいてみよう。伝えたいことは、星の数ほどあるんだ。

全801件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

編集者・児童文学者。1899(明治32)年〜1981(昭和56)年。
雑誌『世界』初代編集長。岩波少年文庫の創設にも尽力。


「2017年 『漫画 君たちはどう生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉野源三郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
リンダ グラット...
佐々木 圭一
恩田 陸
平野 啓一郎
有効な右矢印 無効な右矢印

漫画 君たちはどう生きるかを本棚に登録しているひと

ツイートする
×