行動経済学まんが ヘンテコノミクス

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本棚登録 : 986
レビュー : 87
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838729722

作品紹介・あらすじ

人は、なぜそれを買うのか。
安いから? 質がいいから?
否。そんなまっとうな理由だけで、人は行動しない。
そこには、より人間的で、深い原理が横たわっている。
この本には、その原理が描かれている。
漫画という娯楽の形を借りながら。

雑誌「BRUTUS」の人気マンガ連載「ヘンテコノミクス」が
ついに単行本化!
いま最も注目されている学問「行動経済学」の理論が
サザエさん並みに楽しく学べる唯一無二の一冊です!

人間の経済行動の真実とその理論が
なんと漫画になってあなたに迫る!

全23話にのぼる「行動経済学まんが」から内容をいくつか紹介

◎「塀の落書き」の巻――報酬が動機を阻害する

悪ガキたちの塀の落書きに悩む家の主が
行った秘策とは?
  ――【アンダーマイニング効果】

◎「れんが亭の新メニュー」の巻――真ん中を選ぶ心理

仲良し三人組がよく使うレストランに新メニューSが登場。
その時から、彼女たちはいつも避けていた
高いランチAを選んでしまうのであった。それはなぜ?
  ――【極端回避性】

◎「保母さんの名案」の巻――罰金による罪の意識の軽減

お迎えの時刻を守らない母親たちに対して
保育園が取った対抗策は
なんと逆の結果を招くのであった。
 ――【社会を成立させているのは、モラルかお金か】

全23話の「行動経済学まんが」に加え、
書き下ろしコラム「発見!こんなところにヘンテコノミクス」、
ユニークなビジネス用語解説マンガ「ヘンテコミック」など
愉快痛快でためになるページが次から次へと連続登場!
発見と驚きがクセになる「行動経済学」の決定版。
読むと、新しいあなたがそこにいます。

ここには、本当の経済学がある!

感想・レビュー・書評

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  • 行動経済学をわかりやすいマンガにして、それの解説が書いてあるという構成の本。1話完結のマンガが23話あり、一つのマンガを読むと一つの行動経済学の概念が分かる。
    読んでいると、確かに人間の行動は合理的では無い事が多いなぁ、というのを改めて感じるし、行動経済学という学問って非常に面白いなぁ、と思ったりもした。行動経済学の入り口としては、これ以上の本は無いんじゃ無いかな、と思うくらいの出来。自分自身が取る理不尽な行動についても良く理解できたので、うまく生活に生かしていきたいな、とそんなことを感じた。

  • 漫画で面白おかしく描かれています。わかりやすいので、すぐに読めます。

    アンダーマイニング効果
    感応度逓減性
    フレーミング効果
    罰金による罪の意識の軽減
    メンタル・アカウンティング
    アンカリング効果
    代表性ヒューリスティック
    おとり効果
    親近効果
    極端回避性
    保有効果
    プライミング効果
    ハロー効果
    上昇選好
    目的勾配仮説
    同調行動
    認知的不協和音の解消
    損失回避の法則
    参照点依存性
    錯誤相関
    無料による選好の逆転
    プラセボ効果
    双曲割引
    サンク・コスト効果
    デフォルト効果
    フォールス・コンセンサス効果
    ピーク・エンドの法則
    確実性効果
    確証バイアス
    決定回避の法則
    少数の法則
    プロスペクト理論
    利用可能性ヒューリスティック

  • 人間は知的で合理的、ムダなことが大嫌い。それなのに、ときどき不可解で非合理的な行動をとってしまう。それでこそ人間。と言ってしまうこともできるが、一方でその非合理な行動の理由を知りたくなるのも、人間。そして生まれたのが、行動経済学だ。

    死亡率20%の手術と成功率80%の手術、どちらを選ぶ?AランチとBランチを比べて、安いBランチを注文していたお客は特Aランチの登場後もやはりBランチを選ぶ?

    これら人間の不可解な行動にも実は理由がある。本書はその理由を味のあるヘタウマなマンガでわかりやすく説明する。そして、最後の締めは、

    「人間とは、かくもヘンテコな生きものなり」

  • 面白すぎ。読まない理由がみあたらない。経済学とかマーケットとか、座学だと死ぬほどつまんないけど、これは、体験できるいわゆる経済学。そりゃ、ノーベル賞もとるわな。

  • 『新しい分かり方』を読んで佐藤雅彦が気になっていたところだったので。
    うん、やっぱり知的で手軽な面白さがちょうどよくていい。

  • 往年の学習漫画風の絵が楽しい。社会の仕組み、とりわけ経済活動に関することは、人が合理的に行動することを前提に作られているが、実際には私たちはしばしば合理的ではないことをする。さすがの着眼点で、わかりやすい内容になっていると思った。

  • 行動経済学というなんとも難しそうなテーマだか、どれも身に覚えのある、所謂あるある、を学術的な根拠に基づいて説明している。身近な事柄を実例にしていて楽しみながら知的好奇心を満たしてくれる。

  • あとがきにあったように、サザエさんでも見たかった。行動経済学がすごくわかりやすく説明してあって良かった。

  • 行動経済学に興味がでた。
    追加シリーズがでるといいのにな。

  • 行動経済学がマンガでとてもわかりやすく書かれている。

  • 行動経済学に興味を持つのに最適だと思う。マンガでわかりやすい。ひとつひとつ理解しながら読むとなるほどと、実例付きで分かりやすい。学生に是非読んでほしい。

  • ヘンテコノミクスというタイトルがキャッチ―で、ついついジャケ買いしてしまいました。一話完結の漫画が23編おさめられており、行動経済学を面白おかしく、分かり易く、書き記した一冊。人間ってのは合理的に判断しているようで、ヘンテコな判断をしてしまうイキモノであるってことがよく分かります。行動経済学を学ぶ上での入口の書としてお奨めです。

    ・アンダーマイニング効果。報酬が動機を阻害する。イチローが国民栄誉賞辞退。

    ・感応度逓減性。1万円のものが9千円に割引かれてる店があれば、遠くても買いに行くのに、100万円のものが99万8千円で割り引かれてても、遠くまで買いに行かない。後者の方が2千円と節約できる額が大きいのに。分母が大きくなると分子の値に頓着しなくなる。

    ・フレーミング効果。同じ現象を伝えるのでも、見方を変え、伝え方をかえることで、フレームを変えることで、印象が大きく異なる。手術を受けるときに、失敗が20%あると言われるのと、成功確率80%と言われるのでは、印象が異なる。

    ・罰金による罪の意識の低減。保育園でお迎えの定時を守らない人がでないように、時間過ぎたら罰金という制度を入れたら、却って定時を超える人が増えた。お金を払うことで、お迎えに遅れることが正当化され、罪の意識が減った。

    ・メンタルアカウンティング。同じ貨幣価値でも、そこにまつわるストーリーで心理的な価値が代わる。5千円の特急券を1万円で購入。お釣りの5千円を取り忘れるのと、チケットを取り忘れるのでは、どちらの方が精神的ダメージが大きいか。

    ・アンカリング効果。判断の基準となる値が与えられるとその額を起点として物事を見てしまう。同様の製品が2万円で売られている店と1万5千円で売られていたのが、どちらもセールで1万円で売られてた場合に、前者で購入した方が得した気分になる。

    ・代表制ヒューリスティック。教授と言うと、何のことわりも入れない場合は、男性を思い浮かべてしまう。

    ・おとり効果。単品で売り出すのではなく、選択肢を提示することで、その製品自体を買うか買わないか、から、どちらの製品を買うか、に判断するべき事項が代わる。

    ・親近効果。終わりよければすべてよし。手前の記憶が優先される。高いけど美味しかった!はポジティブなイン上に、美味しかったけど高かった!はネガティブな印象に。

    。極端回避性。2000円と1000円のランチだと、1000円のランチがよく出るが、3000円のランチも品揃えすると、2000円のランチが売れるようになる。選択肢が3つそろうと、極端な価格では無く、真ん中の価格に意識が寄り易い。

    ・保有効果。一度手にしたものは、そのものがもつ価値以上の価値を感じやすくなる。1週間お試し、気に入らなかったら返品OKなども保有効果を狙ったしかけ。

    ・プライミング効果。事前に与えられた情報により印象が大きく変わる。

    ・ハロー効果。中村新兵衛の話。表面的な特徴に引っ張られて印象が決まってしまう。

    ・上昇選好。徐々に数字が良くなっていくとモチベーションが上がり易い。

    ・目標勾配仮説。ゴールが近づくと人は頑張れる。ゴールが近づいていることをうまく伝える。

    ・同調行動。集団の判断に自分の判断が引っ張られる。

    ・認知的不協和の解消。不満な気持ちのバランスを取るために、負け惜しみを言う。

    ・損失回避の法則。目先の損の方が、心理的インパクトが大きい。

    ・錯誤相関。因果関係のないこと同士に、関係があると思いこむ。ジンクス。

    ・無料による選好の逆転。タダが判断を狂わせる。

    ・プラセボ効果。プラセプラスという偽薬が製品化されている。

  • 漫画なので、すらすら読めます。
    そして分かりやすい!
    仕事で使えそうな話ばかりで、特に「モラルかお金か」は目から鱗でした。
    買って正解の一冊です。

  • あとがきの中にある「行動経済学をなんとか新しい表現方法に結びつける」からの「自分たちでサザエさんをやるんだ」という流れ、とっても素晴らしかった。

    自分の興味のあるテーマを、自分の好きな人が表現したもので触れられることに感謝。

  • 2018.6-7月図書館だより紹介図書

    <図書館の所在、貸出状況はこちらから確認できます>
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=331284

  • 人間は合理的に行動することを前提とする経済学に"果敢に"挑戦。なんと情動と思い込みで動くものか人間は。笑える、人間あるある本です。

  • 行動経済学について、漫画でわかりやすく解説した本。わかりやすいし面白かった。
    もともとは、サザエさんのエピソード内でとりあげてほしいと思っていたらしい。確かに、こういう話はサザエさんにあってるかもなぁ(いくつかはありそうな気もしたし)。
    まあ、実際にあってもこんなふうにはならないだろうと思う話も多かったけど。第1話のアンダーマイニング効果を利用した話とか、子どもたちはダメな大人になりそう。
    ホームベーカリーの話は本当にあった話なのだろうか。調べると、パナソニックが発売してすぐにヒットして他社も相次いで製品化したような記述しかでてこなかったのだけど。それより、調べて初めてホームベーカリーの発祥が日本(パナソニック)ということを知った。意外。
    第17話の「キツネと葡萄」を元にした認知的不協和の解消についての話はちょっと感動した。負け惜しみな性格ってすごい悲しい人生だなと思った。
    それと、プラシボ効果を利用した薬が実際に発売されているということを初めて知った。「プラセプラス」というらしい。アマゾンのレビューを見てみると、結構効いている人も多いそう。いい目の付け所だなぁ。

  • 行動経済学というものがどういう学問かということを、日常生活の場面をマンガを通して分かりやすく伝えられている。
    リビングに置いておいたら、小学生と中学生の二人の娘もマンガということで気軽に読んでいた。
    こういう経験を通して、学問に興味を持ってもらえたら親としてもうれしいものだ。
    一方で、自分で読むには物足りないのも確かであった。

  • 分かりやすく行動経済学を説明している。

  • 普通の人にとって経済学と聞くと堅いもので、拒否反応を起こしがちだが、行動経済学という分野が、いかにそういった、専門家ではなく普通の人の普通の生活に関係しているものかを知ることを、可愛いキャラクターと面白い短いストーリーによって楽しく知ることができる。

  • 知ってる事がほとんどだが読みやすい

  • 北海道の寺坂農園の社長が紹介してたことをきっかけに購読。この社長の講演を仕事関係で聞いたら、マーケティングの知識がハンパない。どんだけ勉強したんだろう…とびっくりするくらい。
    その知識の根幹に、「行動経済学」があるようだ。確かに、言われてみれば……と納得できる行為を、それぞれのネーミングを覚えることでいつでも引用することができれば、考え方が大きく変わりそう。いつでも頻繁に引用したい本です。

  • 行動経済学の入門書に良い。漫画なのでサクサクっと読めるし楽しみながら学べる。

  • 行動経済学を楽しく分かりやすく学べる良本

  • 行動経済学のマンガ版。
    リチャード・セラーがノーベル経済学賞を取ったので、その延長線上で知っているものが多いが、考えられた切り口である。

  • 純粋に面白い!マンガで描かれているので読みやすいが、内容にあるある感がよく出ている。行動経済学を知るにはもってこいの1冊。

  • 行動経済学について、身近な話題を使って、漫画で説明。今まで何度となく、行動経済学の本を読もうとして挫折したが、これはわかりやすく、面白い。

  • 面白かった。ファストアンドスローでもちろんカバーされている内容だけどちょっと違う解釈とか、ニュアンスみたいなのが追加されていて。

  • 非常に面白い!!行動経済学の基礎が一発で分かる本。漫画なのでスラスラよめる。これをヒントに日々に仕事に活かせていきたい。
    ピタゴラスイッチを作った人の本らしい。なるほど。

  • “ピタゴラスイッチ”で知られる著者が中心となって、日常の経済的な事柄をテーマに、いろんな現象の原理をまんがによってわかりやすく教えてくれます。

    例えば、財布の中に普通の1万円札と、亡くなったおばあちゃんからもらった思い出深い500円札が入っている。ある時その財布を落としてしまった。あとで財布は見つかるが、1万円札と500円札、どちらかが盗られてしまっていた。

    とすると、多くの人が「思い出深い500円札」の方が残っていてほしい、と感じるという。これは無意識のうちに、入手方法や状況に応じて本来の金銭的価値とは異なる独自の優先順位をつける、“メンタル・アカウンティング(心の会計)”と、経済学では呼ばれる。

    といったような内容が、まんがを通じて、感覚的にも思考的にもすうっと入ってくるのです。普段何となく疑問に感じている私たちのある種の行動パターン、あるいは反対に当たり前と思っているような行動の原理を、堅苦しくなることなく教授してくれる。一読の価値あり、です。

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