仕事、人間関係の悩みがスーッと軽くなる! 「繊細さん」の知恵袋
- マガジンハウス (2020年9月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838731244
作品紹介・あらすじ
700名以上の繊細さんをカウンセリングしてきた著者と、138人の繊細さんが「こんなときどうする?」の知恵を持ち寄りました!
「繊細さん」とは、HSP(Highly Sensitive Person)に親しみをこめた呼び方。HSPとは、周囲の刺激に反応しやすく、まわりの気づかない小さなことにもよく気づく気質の人のことで、5人に1人いると言われています。
そんな繊細さんの日常で、シチュエーション別に、困った時にどんな対応をとったらいいのか、具体的な言い回しや体験談を集めた本が本書です。
たとえばこんなとき、繊細さんはこんなふうに乗り切った!
●「一度にあれもこれもと頼まれてパニックになりそう!」
大きめの付箋紙に優先順位をつけて書き出しPCに張り付けて、終わったら線で消します。まわりにも状況が伝わるのでおすすめです。(むーさん)
●「上手に仕事を断るにはどうしたらいい? 」
「課長がいいって言ったらやりますよ」など上司を盾にします。(高田さん)
「今、これを優先しなければならないけど、急ぎですか? 」とたずねてみた。わりと回避できた。(まさん)
●「事故や事件のニュースを見ると落ち込んでしまいます」
字幕にする。(なつみさん)
ペットの猫に話しかけます。痛いね。しんどいねって話しかけていると、猫がかわいいのでそのうち気が紛れます。(あおさん)
コツを知るだけで乗り切れることがことが、たくさんあります!
感想・レビュー・書評
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職場や日々の人間関係の問題をメインにした一冊です。焦点をしぼっているので読みやすく、内容も頭に入りやすいです!
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繊細さんのおもっていること、半分以上は自分自身の中にあって時々表にでてくるような気がします。
それは嫌なことだったり、やっかいなことだったり、避けようとしても避けられなかったりして。
理屈ではない心のおもいを整理するのが、繊細さんの知恵袋だと思いました。
気になったことは次です。
・繊細さは生まれもった気質であり、生まれつき繊細な人がいることがわかってきたのです。
・繊細さんの4つの性質 ①深く考える、②過剰に刺激を受けやすい、③感情反応が強く、共感力が強い、④些細な刺激を察知する。
・繊細さんが元気に生きる3つのポイント ①自分の繊細さを大切にする、②本音と感性を大切にする、③自分にあう環境を選ぶ
・友達と付き合う ①一緒に過ごせる時間を知っておく、②一人の時間をとって休むとラクに
対面ではなく、横並びで座る
相手から意識を話す時間を作る
・いつも落ち込むような言葉をかけてくる人からはできるだけ距離をとり、一緒にいて元気な人、勇気づけしてくれる人といるようにする
・繊細さんは、聞き上手、愚痴や不満を避けるには
①話題を変える
②しんどい気持ちを伝える
③まとめてしまう。⇒いろいろ難しいですよね。大変なんでね、ゆっくり休んでね。
④アドバイスする
⑤時間を区切る
⑥物理的に逃げる
・イライラしたら、「~すべき」より、自分の「~したい」を大切にする。自分を主語にする。
・つかれたら、①自分にもうちょっと休んでもいいよと、自分に許可をだす ②気持ちを仕事からオフにする、頭を使わない ③外にでて散歩してみる、トイレに立つ
・いやなことに対しては、「軽く」「明るく」断る
・いやなことを忘れるには、①ノートに書く、②誰かと会話する、③自分のために贅沢な時間をもつ
・自分に自信がもてなくなったら、①好きなことに時間をつかう ②ほめられたこと感謝されたことを思い出す ③心から楽しいことをする
・苦手な相手には、①「相手をきらいになってもいい」と自分を許す。②挨拶はするけど、自分からは話しかけない ③自分が主導権をとる、相手にふりまわされない
・繊細さんの気の合う仲間とは、①心の感覚を大切にする ②説明なしにわかってもらえる
・お願いは、①頼っても大丈夫、助けてといったら誰かが助けてくれる、②ダメだったら、相手も断ってくる、
・本音を大切に、信頼している相手だったら、行ってみる。信頼できない相手や、伝えたくない相手には言わない。でいい。
・仕事でパニックになったら、整理してひとつひとつやっていく、スタイルに持ち込む
・フォローばかりで自分の仕事がはかどらないときは、①手を動かさず、どうおもう?、②思い切って手放してみる、③フォローしきれないものは拾いにいかない
・だれかが起こられていたら、①いやだったら、席をたつ、②怒られた人に大丈夫、自分の心も立て直す、③怒られた本人にダメージないと信じる。
・上司や同僚が不機嫌なら、①その場から離れる、②接触をへらす、チャット・メールにする、③相手の機嫌は自分のせいではない ⇒自分と相手の感情を切り離す
・まわりから見られていると思われたら、①自分のテリトリをつくる、②必要最低限のものだけを視界にいれる、③上司、先輩に相談する
・やって当たり前の雰囲気から ①自分の状況を伝えてみる、②ギブアンドテイクにもちこむ、③仕事見える化して上司と相談
・指示出し苦手、①指示は命令ではなく、役割分担のツール
・仕事を断るには、①今やっている仕事が終わってからでもいいですか、②すぐに着手することが難しいです、③スピード重視でやるので、6割のできでもいいですか。
繊細さんのいいところ
・資料を細かくよめる。相手のごまかしたいポイントがわかる
・困っている人をさりげなくフォロー
・繊細さんの5つの力 ①感じる力 ②直観力 ③考える力 ④表現力 ⑤良心の力
・繊細さんのこまやかな感性が、豊かな表現へとつながっている
結論 自分は自分でいいんだ ①想い:やりたいこと、いいと思えること ②強み:得意なこと ③環境:自分が満たされる条件
もくじは以下です。
はじめに
小さなことが気になって、困っていませんか
序章 「繊細さん」が人間関係も仕事もラクになるこつ
第1章 人間関係で悩んだときの知恵袋
第2章 仕事で悩んだときの知恵袋
第3章 日々の悩みを解決する知恵袋
第4章「繊細さん」の素敵なところを活かす知恵袋 -
何でも人に伝えるのは難しい。相手が気分を悪くしないか、伝え方はこれで良かったのかと。上手く伝えられたと思っても、理解してもらえて無かったり。本に書かれている人はまずは伝える勇気がある。それが出来ないから人は悩むんだよね。
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「他の人ってどうしてるのかな?」という軽い気持ちで読んでみたのでその点はまあまあ。
参考にしよう!と思っているとうーん??という感じ。
一口に『繊細さん』といっても悩みも心地よい感覚もやっぱり人それぞれ。
読んでいて一番大切なのは『環境』だと感じた。
「とはいっても…」と思うのは、自分の置かれた環境・状況・考え方に問題がある気がする。
理解を得るにしろ、自分のペースを保つにしろ、それができる環境でなければ始まらない。
できないなら出て行くことも考えなければ。
これはHSPもそうじゃない人も関係ない真実だと思うし、人一倍環境に左右される体質ならば人一倍大事。
まずは自分の気持ちとニーズを書き出すなりして確かめることだと思う。
馬鹿馬鹿しくても「自分の取説」を細か〜く書くくらいのことはしてもいいなと思うこの頃。 -
これは私の本。
何度も繰り返し読むことで滞在意識を変え生きやすい自分になる為のアドバイス本。 -
好きな芸能人がHSPであることを公言していて、なんだろう?と思って調べてみたら私のことだった…!!もっと知りたいと思って図書館で借りてきた本。
一緒に予約した『繊細さんの本』はまだ待ちの状態で、こちらの知恵袋の方が先に順番が来ました。
かなりライトに読める本。こんな知恵ありますの方はそんなに参考にならなかったのですが(私には)著者の話をもっと読みたいので繊細さんの〜の方に期待。
子供の頃から色んな人に考えすぎと言われ、思春期はどうしてみんなもっと深く物事を考えないんだろうと本気でずっと悩んでいた。
ぼーっとすることが苦手で常に何かを頭の中で考えていて寝る以外に思考を遮断する方法がないと子供の頃からずっと思ってた。
感受性豊かと言われてもそれが役に立つことは日常でほぼない。仕事はとにかくやり辛くて、注意されることが苦手、突発的な出来事が苦手、わかりやすく機嫌悪くなる人も、人を支配しようとする人も、輪を乱そうとする人も、雑談も苦手。すぐに体調もメンタルも崩れる。自分は社会不適合者なんだと思っていた。
こんな自分に名前がついてるのは少し安心する気がする。
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日頃からのんびりする時間が好きでしたが、若いのに勿体ない!と言われたことがあり、私は無駄にしてるのかぁ〜とずっとその言葉が刺さっていました。
しかしHSPを知って繊細さゆえにその時間を楽しめていたし、どんな些細なことも楽しく出来ているんだなとちょっと嬉しくなりました。
仕事でも悩むことがたくさんありましたが、この本の3章4章はとてもためになりました! -
■仕事を頼まれたら…
□すぐに着手することが難しいので、今の仕事が終わってからでも良いでしょうか?
□今、これを優先にしなければいけないけど、急ぎですか?
■苦手な人とは…
□愛想を良くしなくていい。距離を置く。
□相手を嫌いになってもいい。挨拶はしても、自分から話しかけない。
■愚痴や不満を言う人との付き合い方…
□そうなんだ、とか共感しなくていい。スルーする。
□物理的に離れていい。 -
自分の経験と照らし合わせて、あるあるって部分は繰り返し読み返してる。実体験と対策だからよりやってみようと思う。