暮らしと生き方の、読書案内。 (MAGAZINE HOUSE MOOK &Premium特別編集 合本「読書案内」BOOK)
- マガジンハウス (2024年4月8日発売)


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本 ・雑誌 (140ページ) / ISBN・EAN: 9784838756612
作品紹介・あらすじ
004
暮らしと生き方の、読書案内。
画家・牧野伊三夫さんの生き方を変えた本。
006
On the Bookshelf
住む人を映す、本棚。
南雲浩二郎 市村美佳子 安達 薫
暮らしと生き方の、 読書案内。
010
Philosophy
暮らしと、心の本。
角田光代 武田砂鉄 永井玲衣 穂村 弘 松田青子 荒神明香 伊藤亜紗 花田菜々子
022
Home
暮らしと、住まいの本。
矢野直子 吉田 愛 黒田益朗 在田佳代子 石田勇介 石井佳苗 大平一枝 井出恭子
034
Cooking
暮らしと、料理の本。
飛田和緒 市川実和子 長島有里枝 菅原 敏 くどうれいん 赤澤かおり 稲田俊輔 長尾智子
046
Products
暮らしと、道具の本。
日野明子 森岡督行 山野アンダーソン陽子 鰤岡力也 土田貴宏 高橋ヨーコ 小林和人 片岡義男
058
Illustration Books
絵から読み解く、暮らしの情景。
堀内誠一 小林泰彦 ターシャ・テューダー 高野文子 平野恵理子 小泉さよ
065
Reading Lifestyle Essays
あの人がエッセイに綴った、日々の愉しみ。
ヘルマン・ヘッセ 幸田 文 ブルーノ・ムナーリ 田辺聖子 宮脇 檀
078
Books & My Life
私をつくってきた、幾冊かの本との出合い。
ヤマザキマリ 上白石萌音 井上荒野 金原ひとみ 玄理 角幡唯介 柚木麻子 山極壽一 坂本美雨 塩塚モエカ 松本紹圭
110
My Favorite Bookstore
素敵な本に出合える、私の好きな本屋。
山内マリコ『エトセトラブックス BOOKSHOP』
くどうれいん『ボタン』 中川正子『本屋 ルヌガンガ』
122
Reviews of Masterpieces
まだ読んでいなかった、児童文学の名作を読んでみた。
朝吹真理子 長田佳子 中村佑子 植本一子 春日武彦 藤田結子 竹沢うるま 長崎訓子
130
My First Cookbooks
はじめての、料理本。
ツレヅレハナコ ウー・ウェン 細川亜衣 渡辺康啓
134
Poetry Books
いつも、手元に詩集を。
大崎清夏 池上きくこ 梅﨑実奈
感想・レビュー・書評
-
いつものように付箋だけを貼ろうとして気がつく。
「そうか。これは買った本なのだからマーカーも引っ張っていこう」
各業界の著名人の本棚や感銘を受けた本が特集されている。ただし、大雑把に言えば。
単行本と違って大まかに枠組みを設定している以外はフレキシブルである。「識者らが初めて読む児童文学」など切り口が面白かったり、もっとページを割いてくれても良いコーナー(本屋さん紹介とか!)だったりと、大いに楽しめた。(積読リストも健全に膨らみましたv)
久方ぶりの雑誌なので、文字だけでないところからもう新鮮だ。「こんなにもページいっぱいに写真を拡張して大丈夫なのか」と変な心配までしてしまう。
でもそれも束の間、その高画質な写真に心ごと吸い込まれていた。
本が密集する、それぞれに素敵な生活空間に自らを重ね、自分ならどんな本を置くのか或いは生活をしているのかを夢想する。
積水ハウス業務役員 矢野直子さんのお家は機能的にも配色的にも統一されており、身を置くだけでスタイリッシュになりそう。(建築デザインの小話は分かったような分からなかったような…。身の程をわきまえてまた出直してきます笑)
料理家 飛田和緒さんのご自宅からは横須賀の海が一望できる。天気の良い日にはバルコニーに立ち、水平線を望遠鏡で眺めていたい。
誠に身勝手な夢想に過ぎないが、これがまた楽しい読書体験なのである!
普段自分が体験できないことを体験できるのが読書の長所だと思っている。その代表例が大旅行だ。
竹沢うるまさんは、約3年間で103ヶ国を巡ったご経験のある写真家。彼のお話でストンと落ちたのが、旅先での読書について。別に制約がある訳でもないのに、旅先で読む本は目的地にちなんだテーマでなければならないと勝手に思い込んでいた。
そんななか竹沢さんは、西表島への旅のお供に『ホビットの冒険』(J.R.R.トールキン)を持参。本誌の企画にあたって持参した訳だが、島の奥地へ踏み込んでいく様が物語の旅と重なったという。それはきっと、当初目指していた「歳を重ね硬化してしまった想像力を補う」ことにも繋がっただろう。
旅と読書の臨場感を同時に楽しんじゃうのもたまにはアリだな…!
読書好きなだけでなく、生活空間の至るところに本を置いている人が少なくない事にも気づく。自分は私室の本棚と台所の戸棚・ダイニングテーブル下の籠に本を「しまっている」のだが、彼らの場合は「さらけ出している」のだ。
「本が日焼けする…!」と焦っている自分は素人。いつでも視界に入り、手を伸ばせばすぐにその世界へとアクセスできる。
坂本美雨さん(音楽が大好きで個人的によく聴いている^ ^♪)は本棚派だが、娘さんとしょっちゅうお気に入り本を取り出して読まれているそう。そのためか本棚まで生き生きとした顔つきに見える。
外見が損われるよりも、そこに物語が在り続ける方が本読みには大事なのだと、今回足元を見つめ直した。買った分にはマーカーも遠慮なく引いていこう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大好きです。
よそ様の本棚と読書傾向。 -
普段触れない本を色々知ることができ、新しいフィールドを開拓してみたくなった。
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みんなはどんな本と出会ってるかな?と。
あくまでも参考。 -
p.2024/4/15
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1601
モエカの本棚紹介と今読んでるエッセイの角田光代さんの本棚エグい。角田光代さん小説も凄いけど、エッセイもめちゃくちゃ面白い。人間に対する観察の深さとそれを言葉に表す力というか。観察の眼力が並の人ではないゆ -
&Premiumの読書特集。さっと一読したが、暮らしの中にある本の存在が感じられて良かった。料理家・飛田和緒さんの本棚がお気に入り!(P35)人それぞれ本棚に本だけでなく色々な物を飾ってあるのが興味深い。また気楽にペラペラとめくって読みたい。
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