ハケンアニメ! (マガジンハウス文庫)

著者 : 辻村深月
  • マガジンハウス (2017年9月6日発売)
4.18
  • (54)
  • (46)
  • (26)
  • (1)
  • (1)
  • 本棚登録 :493
  • レビュー :48
  • Amazon.co.jp ・本 (622ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838771004

ハケンアニメ! (マガジンハウス文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

絞り込み:

表示形式:

表示件数:

  • 面白かった!
    長編かと思いきや連作短編だった。
    でもだんだん人の輪が繋がっていって良かった。
    アニメファンとしてその舞台裏が覗けたのも新鮮。
    こんなに多くの人の手によって作られてるんだなぁと。
    愛され磨かれ世に出てくるんだなぁと。

    ハケンアニメって派遣だと思ってたら全然違った。(笑)

  • 辻村深月、アニメ制作現場の世界を描く。
    登場するディレクターやプロデューサーやアニメーターはそれぞれ癖はあっても皆有能で、アニメを必要とする人vsしない人の構図を取りながら、どちらも豊かだという、何だか普通にいい話。
    こんなテイストの話、他の誰かに任せておけばという気がしないでもないが、この人、アニメが好きなんだろう、そういう悪態をつきながら、フレーズに登録したように、心がさわさわさせられたところもあった。
    劇中描かれるアニメのアイデアがなかなか良くて、ほんとの絵で見たい気がする。

  •  『2017年 9月 6日 第1刷 発行』版、読了。


     同名タイトルですでに単行本化された、文庫本です。

    文庫化にあたって、文庫版特別編の短編エピソードが1本(逢里くんのお話)と巻末対談が追加で収録されておりました。ただ、ペーパー的なショートショートは未収録。

     単行本化された時以来、ひさびさに再読的に読んで「ああ、やっぱりおもしろかった……」と、感慨深く読みふけっておりました。あと、何度読んでも、もしこの作品がアニメ化されたら、王子役は神谷浩史さんだよなあ……なんて、個人的に思いつつww

     単行本を読了したときにも思ったものですが、各エピソードにおいて「この場面をもう少し描いてほしいんだけどなあ……」なんて、思うところは、この文庫版でもやはり思いました。特に最終章にあたる内容は二人の主人公の後日は描かれておりましたが、3人目の主人公に関してはほとんど描かれておらずでちょっと残念。

     今後、作者がこの作品の続編を手がけるのかどうかは、現時点で把握していないのですが……個人的には、続編が刊行されたら、やっぱり手にとって読みふけるだろうなあ……なんて、思いました☆

     文体も読みやすくて、心地よかったです♪

  • 表紙イラストは右から、1章の香屋子、2章の瞳、3章の和奈。
    目次イラストは右から、1章の王子、3章の宗森、2章の行城。
    名前は京都奈良などの古風な名前?地名?
    学生のころは自分に似た人としかつきあわなかったが、仕事をすると否応なく別世界の人と関係を深めざるを得ないことになって、苦手ながらも認める、嫌いながらも助けられる、という感情の揺さぶりがかけられるのが、億劫ながらも面白い。
    王子の制作発表会でのスピーチは珠玉。
    「(オタクだって呼ばれていじめ)そんなとこまで行かないような浮き方や疎外感っているのが、この世には確実にあるんだよ。で、そういう現実に溺れそうになった時、アニメは確かに人の日常を救えるんだと思う」「暗くも、不幸せでもなく、まして現実逃避するでもなく。――現実を生き抜く力の一部として俺のアニメを観ることを選んでくれる人たちがいるのなら、俺はその子たちのことが自分の兄弟みたいに愛しい。総オタク化した一億の普通の人々じゃなくて、その人たちのために仕事できるなら幸せだよ」「一人でできる楽しみをバカにするやつは、きっといつの時代にも一定数いる。(中略)誰にどんなにバカにされても、俺はバカにしない。(中略)君のその楽しみは尊いものだと、それがわからない人たちを軽蔑していいんだと(後略)」
    また瞳が子供に言う、「この世の中は繊細さのない場所だよ」「だけど、それでもごくたまに、君を助けてくれたり、わかってくれる人はいる。わかってくれてる気がするものを、観ることもある」
    筋もキャラも優等生的内容で物足りないところはなきにしもあらずだが、このセリフに出会えてよかった。

  • おもしろかった。

ハケンアニメ! (マガジンハウス文庫)のその他の作品

ハケンアニメ! Kindle版 ハケンアニメ! 辻村深月
ハケンアニメ! 単行本 ハケンアニメ! 辻村深月

辻村深月の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする