扶南・真臘・チャンパの歴史

  • めこん (2016年12月15日発売)
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  • 本 ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839603021

作品紹介・あらすじ

類書のない「アジア古代史」の貴重な概説です。

扶南(ふなん)=紀元2世紀から7世紀にかけてインドシナ半島の南部(現在のカンボジア・ベトナム)を拠点にインド・中国との交易で栄えた国家。7世紀以降、歴史から消える。

真臘(しんろう)=扶南の傘下にあったクメール人の国家。扶南に代わってカンボジア東部を中心にタイ東北部・ラオス南部を支配するが、8世紀に分裂、その一部がアンコール王朝を作る。

チャンパ=2世紀から15世紀までベトナム中部に栄えた国家。主体はチャム人(現在は少数民族)で、独特の文化を持つ海洋国家だが、分裂を繰り返し、わからないことが多い。中国の文書では「林邑」→「環王」→「占城」と呼び名が変わる。

この3つが古代の東南アジアで最も有力な国家で、おたがいに深い関係を持っていたことは事実ですが、詳細は不明です。本書は、長年、欧米の研究と漢籍(中国の文書)を読み解き、3つの国家の関連を中心に壮大な「古代史図」を提示した労作です。

感想・レビュー・書評

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  • 2017-1-31

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著者プロフィール

1938年8月5日満州国・牡丹江市生まれ。
1962年東京大学経済学部卒業。住友金属工業、調査部次長、シンガポール事務所次長、海外事業部長。タイスチール・パイプ社長。鹿島製鉄所副所長。(株)日本総研理事・アジア研究センター所長。
1997年神戸大学大学院経済学研究科兼国際協力研究科教授。2001年東洋大学経済学部教授。2004年定年退職。その間、東京大学農学部、茨城大学人文学部非常勤講師。立命館大学客員教授。
経済学博士(神戸大学、学術)。
主な著書『東南アジアの経済』(御茶ノ水書房、1996年)、『東南アジアの経済と歴史』(日本経済評論社、2002年)、『シュリヴィジャヤの歴史』(2010年、めこん)、The History of Srivijaya(英文。2012年、めこん)、『扶南・真臘・チャンパの歴史』(2016年)

「2019年 『THE HISTORY OF SRIVIJAYA, ANGKOR and CHAMPA』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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