ティンカー・クリークのほとりで (シリーズ精神とランドスケープ)

  • めるくまーる
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  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839700638

作品紹介・あらすじ

生命の奇怪な豊饒さ、そこに織りこまれた不条理な美。自然はなぜ、これほどまでに複雑なのか?心を澄まし、ひたすら見つめるすると、ヴァージニアの小川の光輝く水面にわたしたちの素朴な認識をはるかに超えた地球という惑星の美しくも残酷な風景が映しだされる。1975年度ピュリッツァー賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 秋の夜長に似合う本。人間が登場しないわけではないけれど、人間の営みはほとんど聞こえてこない。ただ自然の音と光だけが漂う世界は、死という静寂と凄烈が折り重なっている。

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著者プロフィール

アニー・ディラード[Annie Dillard]
1945年、アメリカ、ペンシルヴェニア州ピッツバーグに生まれる。63年、ヴァージニア州のホリンズ・コレッジ英文科に入学。大学2年のとき、教授のリチャード・ディラードと結婚。88年に、H.D.ソローの研究家であるロバート・リチャードソンと三度目の結婚。作品には本書の他に、少女時代の回想を語った[An American Childhood](1987、邦訳『アメリカン・チャイルドフッド』パピルス)、ピュリッツァー賞を受賞した[Pilgrimat Tinker Creck](1974,邦訳『ティンカー・クリークのほとりで』めるくまーる社)、[Teaching a Stone to Talk](1982年、邦訳『石に話すことを教える』めるくまーる社)、他。自然に対する深い感覚と精緻なスタイルを備えたその作品は、ヨーロッパ各国にも翻訳され、きわめて高い評価を得ている。

「2022年 『本を書く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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