- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839922672
感想・レビュー・書評
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小さい箱の中に色々なモノがギュッと詰め込まれているイメージが好きです。
例えばケータイ電話とか。
大きい中にはたくさんモノが入って当然。
小さい中に詰め込まれてるって感覚がいいんですよね。
それが災いしてか、報告書や企画書を作ると第一案は
「KMiさんの作る書類はどうもギッシリ詰め込まれ過ぎてるんだよねー」
と上司のコメントが来ます。
言いたいことは分かるのです。
ブログやWEBデザインも同じように、余白の取り方は非常に大切。
報告書だって同じです。
多少、物足りない感じがあってもスッキリしていた方が好まれる。
分っちゃいるけど止められない(最近は改善してますが…)。
余談でした。
そんな楽しいケータイ電話に関する本です。
「戦略」というタイトルが付いていますが、全然お堅い本ではなくサクッと読めてしまいます。
販売奨励金廃止とカスタマイズケータイ。
なぜドコモの端末は冒険しないのか。
WILCOM躍進の理由。
などなど。
新たな知識よりも、既存の知識の整理にとても役に立つ一冊だと思います。
ケータイといえば秋冬商戦が始まり、11月1日にドコモが905iと705iを同時発表し役者が揃いました。
905iで末尾が"TV"表記を除く全ての端末が「3G+GSM」対応となったのは評価できると思います。
一方で、高速HSDPAをL705iXだけに搭載するという、技術の小出しは相変わらず。
端末開発体制を変え、通信に注力すると言ったNECなどは、N905iに搭載すべきではと思ってしまいます。
失敗できないドコモと言われているようですが、昔はP2102Vなどワクワクする機種もあったのです。
技術やアイディアが成熟してしまい、基本的には半年に一度のマイナーチェンジを繰り返す状態になってしまった事もあるのでしょう。
奨励金廃止も手伝い端末価格も大幅に上がる今後。
長期的に飽きの来ない一台を見極めるのが、昔以上に必要ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『Web2.0時代のケータイ戦争』の著者のアップデート版のような感じの本です。装丁からも長く売っていこうというものではなく、業界の旬の話題を並べたという構成になっています。業界の人以外には少しきついかもしれないですし、逆にある程度情報を追いかけている業界の人には、それほど目新しいところはないと感じるかもしれません。
またタイトルの「52人が語る」ですが、52人の内訳が書かれていません。だったらタイトルに使うべきではないよなあ、と思います。誰か知っている人はいたりするかなと思って楽しみにしていたのですが(本文中には出てきていましたが)。
全然役に立たないということはなかったかな、というレベルです。 -
キャリアの事情を中心に、現状・未来への展望を詳細に解説。目まぐるしく変化するケイタイ業界の未来を感じろ!!
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キャリアごとでなく、サービス面に焦点をあてて書いてあるとよかったと思いました。ところで52人って?図書館予約数は1(07/11/19現在)です。