SaaSで激変するソフトウェア・ビジネス ~ソフトウェア業界を揺るがす破壊的イノベーション~

著者 :
  • 毎日コミュニケーションズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839924102

感想・レビュー・書評

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  • 上司が読めといって渡してきたので読んだ本。■一言で言うと・・・SaaSという「破壊的なイノベーション」による「パラダイムシフト」がおこりつつある■もう少し細かくいうと・・・□SaaSとは何か、そのメリットについての説明 ◇SaaSはASPの発展版 ◇シングルシステム/マルチテナント  ・一つのシステムを複数ユーザで共有   ⇒安価にて提供可能 ◇ユーザ別カスタマイズの可能性  ・パラメータ、スクリプトを書き換えることで   ある程度ユーザに特化したシステムにできる  ・パッケージソフトウェアほどのカスタマイズ   自由度はない□SaaSはソフトウェア・ビジネスモデルを転換する ◇「所有」から「利用」へ ◇SaaSプロバイダだけでなく、  そのパートナー企業のビジネスモデルも変化する□ユーザサイドから見たSaaS活用戦略 ◇コアビジネスかつミッションクリティカルな領域  以外はSaaS移行可能 ◇SaaSとパッケージソフトウェアのTCO比較

  • SaaS はバズワードか?まだ結果は出ていないが、ASPでそこそこ利益が出ている会社もあることを考えると、案外うまくいくかもしれない。しかし、現在のところ、セールスフォースドットコムとGoogle以外に巨額の利益を上げている会社がいない。技術面ではRIA/Silverright/JavaFxなど面白そうなものもあるがどうなることやら。あまり新たな知見は得られなかったが、セールスフォースドットコムなどがアプリケーションベンダーからプラットフォームベンダーへとシフトしようとしているというのは興味深い。結局のところ、カスタマイズしたら、それはそれで公開したいんだね。

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著者プロフィール

城田 真琴(シロタ マコト)
野村総合研究所 DX基盤事業本部 兼 デジタル社会研究室 プリンシパル・アナリスト
2001 年に野村総合研究所にキャリア入社後、一貫して先端 IT が企業・社会に与えるインパクトを調査・研究している。総務省「スマート・クラウド研究会」技術WG委員、経済産業省「IT 融合フォーラム」パーソナルデータ WG 委員、経産省・厚労省・文科省「IT人材需給調査」有識者委員会メンバーなどを歴任。NHK Eテレ「ITホワイトボックス」、BSテレ東「日経プラス10」などTV出演も多数。著書に『FinTech の衝撃』『クラウドの衝撃』『ビッグデータの衝撃』『エンベデッド・ファイナンスの衝撃』 (いずれも東洋経済新報社)、『パーソナルデータの衝撃』(ダイヤモンド社)、『デス・バイ・アマゾン』(日本経済新聞出版社)などがある。

「2023年 『決定版Web3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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