SaaSで激変するソフトウェア・ビジネス ~ソフトウェア業界を揺るがす破壊的イノベーション~
- 毎日コミュニケーションズ (2007年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839924102
感想・レビュー・書評
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上司が読めといって渡してきたので読んだ本。■一言で言うと・・・SaaSという「破壊的なイノベーション」による「パラダイムシフト」がおこりつつある■もう少し細かくいうと・・・□SaaSとは何か、そのメリットについての説明 ◇SaaSはASPの発展版 ◇シングルシステム/マルチテナント ・一つのシステムを複数ユーザで共有 ⇒安価にて提供可能 ◇ユーザ別カスタマイズの可能性 ・パラメータ、スクリプトを書き換えることで ある程度ユーザに特化したシステムにできる ・パッケージソフトウェアほどのカスタマイズ 自由度はない□SaaSはソフトウェア・ビジネスモデルを転換する ◇「所有」から「利用」へ ◇SaaSプロバイダだけでなく、 そのパートナー企業のビジネスモデルも変化する□ユーザサイドから見たSaaS活用戦略 ◇コアビジネスかつミッションクリティカルな領域 以外はSaaS移行可能 ◇SaaSとパッケージソフトウェアのTCO比較
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SaaS はバズワードか?まだ結果は出ていないが、ASPでそこそこ利益が出ている会社もあることを考えると、案外うまくいくかもしれない。しかし、現在のところ、セールスフォースドットコムとGoogle以外に巨額の利益を上げている会社がいない。技術面ではRIA/Silverright/JavaFxなど面白そうなものもあるがどうなることやら。あまり新たな知見は得られなかったが、セールスフォースドットコムなどがアプリケーションベンダーからプラットフォームベンダーへとシフトしようとしているというのは興味深い。結局のところ、カスタマイズしたら、それはそれで公開したいんだね。