会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)
- 毎日コミュニケーションズ (2009年2月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839930202
作品紹介・あらすじ
一度、出港したら長期間陸地には戻れず、逃げ出すこともできないマグロ船。病院もなく、遊興施設もなく、コンビニもない、陸上とは180度異なる船上の世界。そんなところで突然働くことになった会社員の私。きっかけは、ある日、上司から言い渡されたひと言だった。「お前はマグロ船に乗ってこい!」その命令を断ることができず、泣く泣く乗るハメになった私が、船上で目にし、耳にしたものとは一体…。
感想・レビュー・書評
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マグロ漁船からの学びを
実際の職場でのコミニケーションに置き換えて
考えているのが面白いと思いました。
特に部下を叱るときにただ注意するだけではなく
「いつも助かっている
だからこそうまくやってくれないと困る」
と言うふうに
あなたがいないと困るという
メッセージを含めて叱るということを学びました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まずタイトルが面白い。手に取って読んでみようと言う気になる。
マグロ漁船というある意味極限状況でいかに成果を上げていくか。
そのために必要なリスクマネジメントとコミニュケーションスキルはどのような物であり、それを日常生活に生かす事ができるか。
著者の体験に基づいた話なので、説得力がある。
薄い本なので、1時間もあれば読めるが至る所に金言がちりばめられている。例えば
「やることやったら結果は運に任せる。」「アドバイスはもらえるだけ有りがたい。的外れであたりまえ。」「情報を渡さないと渡してもらえない。」
等。
行き詰まっている今の自分を変える契機になればいいが。 -
怒る時も「褒めて怒る」技術を子育てに身に着けたい。
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参加予定だったとある出版パーティに著者が来る予定ということだったので、事前学習のために読んでみた。マグロ船とビジネスでの知恵がリンクされるという発想が新鮮だった。マグロ船の船長の経験に裏付けされている知恵は、どれも説得力があったけど、内容自体は若干陳腐かも。個人的には、会社で必要な知恵より、マグロ船での生活の様子がわかった事のメリットが大きかった。
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漁師の人物像は、頑固で一匹狼なイメージがありましたが、そのイメージが本書によってひっくり返されました。
本書は、長期の漁という超閉鎖空間の中で生活するために必要なコミュニケーション能力を持つ漁師たちの姿が描かれています。
これを見ると逃げ場所のある地上での生活がいかに甘く、自分がいかに小さいことで悩んでいたかが分かりました。
スカッとする一冊でした。 -
スラスラと読めて本当によかったです。
昔ながらの「気合い、根性」などといったことを通り越した場所。
良本でした!題名だけ見たときには「…どうせ。。。」と思っていましたが高いレベルのビジネスとの共通項がありとっても勉強になり、
コミュニケーションの座学で勉強した要素がココにつまっていたので、最高のOJTかもと思いながら、最後の方は「親方」の言葉を読みたくってワクワクしました。 -
マグロ船という長期間、船内という空間的にも人間関係的にも限られた状況で、そして自然(海)という敵わないものを相手にしているという点で、これは現代の社会のミクロとした構図とも言える。その中で、漁師の生き方が私達の生き方の参考に多いになる。
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マグロ漁船での仕事&生活は過酷だからこそ、知恵が多く転がっている。対人コミュニケーションやストレスマネジメントなど学ぶところが多い、という内容。著者はコンサルタントなので読みやすかった。 努力しても大抵報われないからこそ、他人から評価されることを期待するのではなく、「楽しむこと」が一番大事だと感じた。会話を連想ゲームのように広げることや褒め方・
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心に響くフレーズ
① 自分のできることを全てやったら、結果にはこだわらない。それが疲れないコツ。
② 否定は誰にでもできる。でも、昨日までできなかったことが、今日できるようになったのを気づいて褒められるのは、毎日見ている者だけにしかできない。
③ アドバイスは、こちらの立場に立って考えてくれないところに意味がある。大抵のアドバイスは、的外れ。そのおかげで、自分では気づかなかったことに、気づかされることがある。自分の発想なんてたかが知れている。
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