Googleの正体 (マイコミ新書)

著者 :
  • 毎日コミュニケーションズ
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本棚登録 : 704
感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839933463

作品紹介・あらすじ

異例のスピードで企業規模を拡大させてきたグーグル。検索、Gmail、グーグルマップのストリートビューなどをすべて無料で提供し、今後はOS(オペレーティングシステム)も無料でリリースする。しかし、収益モデルが確立しないまま提供されるサービスも多く、また、サービスのなかにはプライバシーの面においても議論されるなど、その一挙手一投足に注目が集まっている。彼らは一体、何をしたいのか。本書では、グーグルの正体を明かし、将来の姿を大胆予測する。

感想・レビュー・書評

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  • ほぼ毎日と言っていい程使っているGoogleの各種サービス。

    Googleは一体どうやって利益をだしてるんだろう?という疑問に
    なんとなく広告収入だろうと思っていた。

    そのなんとなくを明確にしてくれた本。

    Googleのとってきた成長戦略と作者の考えるこれからの展望について書かれています。

    どういうビジネスモデルでどういう戦略をとってきたのか
    どうして無料のサービスばかり提供することができるのか

    分かりやすく書かれていてとても読みやすかった。
    なんどもへー!と感心しました。

  • 読みやすく、すぐに読み終わった。
    著者の想像なのか現実なのか、よくわからない部分もあったが、それはそれで楽しめた。

  • ● 消費者の購買心理は、AIDMAからAISASへ変化しているのだ。AISASとは注意(Attention)、関心(Interest)、検索(Search)、行動(Action)、共有(Share)のことだ。

    ● ロングテール商品とは「死に筋」商品といっても、市場はありながら、その存在を消費者に伝える手段がなくて、死に筋になっていた商品なのだ。当然ながら、同じ死に筋商品といっても、類書が多いのに価格が高く内容もよくないという商品として欠陥のあるものまで売れるようになるわけではない。

  • 「フリー」という無償を鍵にした仕事の事例研究として読むとよい。

    インタネットが、ネットワークの相互接続で、無償のネットワークとして形成されたことがわかっていれば、
    フリーを題材にした仕事がわかっているはずである。

    GNUという無償でソフトウェアを配布する団体の存在を知っていれば、
    何が仕事になり、何が失敗するかは、賭けであることもわかっているはずである。

    原理としてわかっていても、成功するとは限らないので、事例研究としての価値がある。

    課題は、googleの技術を支えている技術者たちの姿が見えてこないことである。
    技術者が流れれば、仕事も流れるかもしれないのではないだろうか。

  • 後発の感がある。
    Googleまとめの2009前後として読んでいる。
    いや、いたのですが、なんか、末尾の主要参考文献を見せられると、新書の体裁をした読書感想文に見えてきたから不思議です。

  • 本に書いてあるプライバシーに関するテーマとリンクして、「ストリートビューカーが誤って無線LAN経由の通信を収集したことに対して、総務省がGoogleに対して、注意した。」とのニュース。

  • GoogleやYahooのサービスは一般的なWebユーザーなら誰でも一度は使用したことがあるのではないでしょうか。ユーザー視点では利便性の高いツールを提供する企業。しかし、視点を変えると多くのユーザーの個人情報を集める企業でもあります。彼らは一体どこに向かっているのだろう? 本書は、そんな初心者の疑問点をわかりやすく解説してくれています。

  • 読みやすい本。
    あまり偏らずにオールラウンドからグーグルを解説。

  • (推薦者コメント)
    TwitterやFacebookなどの流行とは関係なく、わが道を進むGoogle。その望むところとは何なのだろうか。Googleの考えるインターネット世界構築が分かる。

  • 様々なwebサービスをユーザーに無料で提供し続けているgoogleが、なぜ年間で2兆円もの売上を上げる事ができるのかが端的に述べられている。

    それにしても検索連動型広告を初めて打ち出したのが実はgoogleじゃなかったのは知らなかった。

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著者プロフィール

ITジャーナリスト。ITビジネスやIT機器について、消費者や生活者の視点からやさしく解説する力量に定評がある。著書に『Google の正体』(マイコミ新書)、『インターネット社会の幻想―世界最強のメディアをめぐる誤解と正解』(アルク新書)、『グラフはこう読む! 悪魔の技法』(三修社)、『Macの知恵の実』(毎日コミュニケーションズ)、『ゲームの父・横井軍平伝―任天堂のDNAを創造した男』(角川書店)などがある。

「2013年 『あなたの家族がよろこぶiPad生活入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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