- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839943509
作品紹介・あらすじ
初めてのタイトル挑戦から竜王奪取、結婚、長男の誕生、そして永世竜王に。ひとりの若手棋士が、堂々たる将棋界の柱石になるまでを描いた成長記。将棋界随一の人気ブログをもとに、多数の注釈と挿絵を加えて再編集。若き日の渡辺明を自らが振り返り、ツッコミをいれまくる。
感想・レビュー・書評
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漫画「将棋の渡辺くん」の原点みたいな作品。
最初は棋譜もあまりわからないから大丈夫かなと心配したが、十分楽しめた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
明日対局
渡辺明
2012年7月31日 初版第1刷発行
2018年10月14日読了。
史上4人目となる中学生棋士。永世竜王と永世棋王の称号を持つ(2018年現在)
30代では唯一と言っていいほど羽生世代とタイトル争いを繰り広げているトップ棋士。
歯に布着せぬコメントで好き嫌いは出そうだけど大好きな棋士の1人。同年代というのもあって応援しねる。
そんな渡辺明の2003年〜2011年までのブログをまとめたブログ本。
最初の頃は対局した棋譜の解説とか、何が敗着だったのかとか、どう感じながら指していたのか詳しく描いてあって面白い。
棋譜はすぐに頭に入ってこないので結構飛ばしたけども、対局以外の事とか、誰々とご飯食べたとか脇の話もあって将棋ファンなら楽しめる一冊。
色々な将棋本を読んでいると時代が被っていたりするので、そこも面白い。
羽生、森内、佐藤(康)、佐藤(天)、などタイトル保持者の本を読んでいたのでより楽しめた。 -
ブログの再編集です。
好き嫌いは、わかれそうですね。
一様2011年年末あたりまでですね。 -
もともと見ているブログだから、書かれていることはだいたいは読んだことがあるもの。
それ以上に、奥さんのイラストが最高。ところどころ悪意があるんじゃないか?と思える絵も(笑) -
渡辺明は将棋棋士若手ナンバー1実力者、と云うのはもはや言い古された敬称で、既に28歳となった今や将棋界の序列第一位の押しも推されぬ実力者である。名人と並ぶ(正確には賞金は名人より高い)竜王座を八連覇し、昨年は羽生から王座タイトルも奪ったことで二冠となり遂に序列一位となった。
その渡辺竜王のブログが書籍化されたのが本書である。2003年当時はまだ其れほど棋士によるブログなどが一般的ではなかった時代だが、渡辺はブログの前身であるWEB日記を書き出した。そこが彼の出世の分かれ目で、開始早々に自身初となるタイトル挑戦を決め、惜しくも当時の羽生王座には破れたものの次のチャンスである竜王戦に進出し今の名人である森内から流王位を奪取し、そこからあれよあれよと云う間の八連覇で今の地位に上り詰めた訳だ。即ちこのブログ歴は渡辺竜王の出世の歴史とも言えるし、運気を呼び寄せたブログとも言えるものだ。
個人的にも将棋をライブ中継で見るようになり、将棋関連のWEBサイトをあちこち覗いているうちに本ブログに行き着き、ここ数年は毎日のように訪問するサイトの一つである。羽生ファンからすれば天敵でもあるのだが、一方では、渡辺竜王の自宅は我が町・西荻窪にあることから若干地元意識もあるところで複雑な気分だ。
当人のブログは基本的には将棋の対局結果が中心であり、対局中の勝負判断などが赤裸々に綴られそれなりに楽しめるものだ。でも実はその陰で竜王の嫁さんの「妻の小言」ブログは竜王の私生活、特に将棋ひと筋で一般の常識に欠ける竜王の言動の数々を暴露していて非常に楽しめることから個人的には竜王自身よりもこちらのファンだ。竜王のブログ書籍化はそれなりに嬉しいのだが出来れば併せて「妻の小言」のほうの書籍化もお願いしたいものだ。 -
私が初めて買った将棋本がこれである。奥様の可愛らしくて皮肉の利いたイラストがいいです。