Amazon Web Services企業導入ガイドブック -企業担当者が知っておくべきAWSサービスの全貌から、セキュリティ概要、システム設計、導入プロセス、運用まで-

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839952334

作品紹介・あらすじ

本書は、アマゾン ウェブ サービス(AWS)を使ってみたいけれど、さまざまな理由から実現できずにいる人のための導入ガイドです。

たとえば、

「以前試しに使ってみたけれど、あまりコストメリットが見出せなかった」
「AWSを使ってみたいけど、既存システムが複雑で、移行が難しそう」
「新規サービスではAWSを使っているけど、業務システムも移行したい」
「会社(またはクライアント)から求められているコンプライアンス条件が厳しく、使用許可をもらえそうにない」
「AWSのサービスが増えすぎて、何を使ったらいいのか分からない」

このような悩みを持つ方にとって、本書は最適です。

本書では、

・AWSが提供しているサービスの全体像はどうなっているのか
・オンプレミスと比較して、どういう点が違ってくるのか
・どういったところにポイントを置いて設計をしていけばいいのか
・セキュリティはどのように確保されているのか(または自分たちでどこまで施策を行うべきなのか)
・どんな開発プロセスを採用すべきなのか
・移行できないシステムはあるのか
・なるべく正確にコスト試算をするにはどうすればいいのか
・新規構築または移行をする前に何をしておくべきなのか
・どのぐらいのリソースを用意すべきなのか
・移行時の注意ポイントにはどんなものがあるのか
・運用や監視はどのように行えばよいのか

といったことについて、アマゾン ウェブ サービスで実際に導入のコンサルティングを行っているメンバーが、分かりやすく説明しています。

少しずつでもAWSを使いこなしていきたい人に、手に取っていただきたい1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • AWSを用いたクラウドでのシステム運用にあたって必要なことが、浅く広くまとめられた1冊です。ただ、この1冊だけでクラウドでのシステム運用ができるといった内容では無いと思います。

    オンプレが当たり前のシステム担当者が、会社から「クラウド移行してよ」と言われてしまった時に読む最初の1冊としては有効かも?

    あと、AWSの特性上アップデートが頻繁に行われますので、こうした紙媒体の書籍だとどうしても内容が陳腐化してしまうという課題点もあると思います。

  • 企業導入ガイドなので技術的なことは特に書いていない。クラウドの一般論にかなり近い。

    クラウドは価格の安さなどが注目されがちだが、最も重要なのは本来注力すべき作業に集中できるようになること。

    その時々に変わるビジネス要件を満たしながらコスト最適化・ビジネス最適化できる。

    クラウドのメリット
    ・俊敏性
    ・コスト最適化
    ・弾力性
    ・継続的な機能追加
    ・グローバル展開

  • 内容は、非公開な情報でもないし運用してみて分かるような実践情報でもないので、たぶんwebでも根気よく探せば見つかる情報だろう。
    ただ、webに散らばった情報をここにまとめて掲載してくれてるだけでも有り難い。まだ導入できてなくて、外部コンサルティングに頼らずに導入を検討している組織には価値のある本だと思う

  • システムをクラウドに移行するとか、クラウドでシステムを組むときに辞書的に参考にするかな、という気持ち

  • 開発会社のマーケターなので、どんな風にアピールするのか考える際には役に立ちそうだなと思いました。
    また、ざらっとAWSを理解するときに、そこまで技術でなく、どちらかというとビジネス寄りに落としてくれてる感じがしたので、良かったです。

    一介の開発者だと、この本では用途が合わないかもしれません。

  • 職場にあったので、ざざっと読みました。
    手を動かす系の本ではなく、プロジェクトを進めるために考えなくてはならないことなどが中心でした。
    目的さえ合致していれば、結構良い本じゃないかと思います。

  • AWSが提供する機能の詳細を知れるわけではなく、実践的な操作を学べるわけでもなく、流用可能なデザインパターンを得られるわけでもなく。
    主題は『クラウドとは』から始まるAWSの概要、オンプレとの比較、そして企業に導入する際に必要となるプロセスの検討。
    すなわち本書はこれから企業にAWSを導入しようとする時に特化した、タイトル通りのガイドブックであり、それ以外の場面では本当に使い所がない。
    とすれば今の自分にとっては必要のない一冊であるが、今後案件としてAWS新規導入に携わることになった場合、
    資料作成のガイドとして役立つ日がくるかもしれない。

  • 遅まきながらAWSを触る機会が出てきました。
    こちらは、構築の仕方よりも企業がAWSを導入あるいは運用するにあたってのことを書いた本でした。
    内容は興味深かったものの、
    企業としてAWSを導入していくにはどうするかというのがメインの本なので、AWSを実際に構築していくことを知りたい人には不向きな内容で、構築をメインに知りたい今の自分にはイマイチ合っていない本でした。

  • 企業でのAWSの導入で必要なことを、戦略・分析、設計・移行、運用・改善の3つに分けて体系立てて整理されており、いきなりAWS導入を仰せつかってしまった人などには特に役には立つのではないかと思います。
    クラウド化の目的や期待する効果を明確にすることの重要性が説かれており、「パフォーマンスは良くならない」や「AWSは高い」、「セキュリティが不安」など何を基準に言っているか分からない反対意見にも反論できるかと思います。
    掲載されている図や表は実践的で、実際に提案する時にも流用できそうです。
    AWSがテーマですが、Iaasサービス全般に通用する内容だと思うので、他のサービスを検討している人にも読む価値があると思います。

  • AWSの詳細というよりは、クラウドの利用に関する基本的な考え方をAWSを題材に解説しているイメージ。社内のインフラ担当者がとりあえずの取りつく島として読むのによさそう

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著者プロフィール

アマゾン ウェブ サービスジャパン合同会社 パブリックセクター技術統括本部 エマージングテクノロジー本部 本部長 / プリンシパルソリューションアーキテクト。
インターネット接続会社、ウェブサービスベンチャーを経て、外資系IT企業の研究所でモバイルネットワークおよびサービス基盤の研究に従事。2010年東京大学基盤情報学専攻博士(科学)。
2011年AWS Japan初のソリューションアーキテクトとしてAWS入社。2021年からコンテナ技術を中心にシステムモダナイゼーションを推進。

「2022年 『Amazon Web Services企業導入ガイドブック[改訂版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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