- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839955557
作品紹介・あらすじ
デザインの「4つの基本原則」。これを知るだけで、あなたのデザインはずっとぐっと、良くなります。
プロではなくても、読みやすいデザイン、伝わるプレゼン資料、わかりやすいレイアウトを作りたい。
そんなあなたのための、デザインの基本書です。
●本書の対象読者
仕事で、学習で、「デザイン」や「レイアウト」をしなければならない場面は、多々あります。
本書は、プロではないし、デザインの学習に割ける時間はあまりないものの、自分の作るページや制作物を見栄え良くする方法を知りたい、という人のための本です。
●本書の特徴
1.デザインの「4つの基本原則」がわかる
近接、整列、反復、コントラスト……デザインの4つの基本原則として知られるこれらを最初に提示したのは本書です。良い例、悪い例を挙げて、具体的に原則を解説していきます。
2.作例を多数解説
基本原則を適用して、名刺、チラシ、パンフレット、広告などをデザインする際のテクニックを解説しています。考え方だけでなく、どのように原則を使っていけば良いかが、よくわかるでしょう。
3.活字を用いたデザインを解説
文字および活字は、デザインにおいて大きな役割を担っています。コミュニケーションを強化するための、タイポグラフィの基本からアレンジまで、解説します。
4.日本語版での追加項目
日本語版での追加項目として、日本語を使ったデザインでの「4つの基本原則」の適用方法を、名刺、フライヤー、ウェブなどの作例を用いて解説しています。
『この本がデザイン学校の4年間の代わりになる、と言うつもりはありません。また、この小さな本を読めば、自動的に優れたデザイナーになれる、と言うつもりもありません。しかし、あなたがページを見る目は確実に変わるでしょう。この本の基本原則に従えば、あなたの作品が、もっとプロらしく、組織化され、一体化され、おもしろくなることを保証します。』(著者「まえがき」より)
第1版発売から18年ずっと売れ続けているロングセラー、待望の【第4版】の登場です。
感想・レビュー・書評
-
デザイン入門書とよばれる本の内容が全て包括された教科書的な安心感があった。今まで読んだり学んだりした知識の復習にもなり、論理的にも改めて深く納得することができて良かった。
この本を読むだけであらゆる広告やデザイン、文書や資料を見る目が変わり、日々新たな発見があると思う。
前半のデザインの4原則は定期的に振り返り、中盤〜後半部分の実例たちは作業が発生する際に見返したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いわゆる「素人くさい」デザインから脱却するためには、何が必要か。
大事なことの一つに、良いデザインの原則を知ること、というものがある。
素人は、良くないデザインを見つけても「何となく気に入らない」としか説明できない。
なぜなら「良いデザインとは何か」を言葉で理解していないからである。
必要なことは、良いデザインのルールや法則を、感覚ではなく知識として身につけること。
良い点を知ることが出来れば、悪い点も見えてくるようになる。
では、良いデザインの原則とは何か。
それは以下の4つで説明されている。
# 1. 近接
同じ情報はグループ化して近くに、そうでないものは遠くに配置する。
例えば新聞記事の見出しと本文は、出来るだけ近くにある方が良い。
物理的な距離が近ければ、内容も近いものだと人は認識する。
# 2. 整列
全てのものを配置を意識的にする。どの線で揃えたのかが明確で、透明の線が見えるようでなければならない。
また、位置揃えは一種類で統一する。同一ページ内で、右揃えと中央揃えが混在してはいけない。
そして中央揃えは、安定するが退屈でもあるので、出来れば右揃えか左揃えを使ってみる。
# 3. 反復
同じ要素は繰り返して使う。一貫性を持たせる。
例えば見出しを太字にするなら、全ての見出しが太字でなければならない。
そして反復に使われる要素は、できるだけ強調した方が良い。
# 4. コントラスト
明確に対比をつける。同じものは正確に同じに、異なるものはハッキリと異ならせる。
対比の差が小さい場合、人はそれが意図的なのか間違えたのかを判別できず、不快感を覚えてしまう。
これらがデザインの基本であり、この4つを意識することで、デザインの質が上がっていく。
そしてもう一つの大切なことは、臆病にならないこと。
素人のやりがちな失敗として、空きスペースが残ることを怖がって何かを配置してみたり、大きな対比が出るのを恐れて似たようなサイズを使ってみる、というものがある。
だがそこから脱却するためには、一歩踏み出す必要がある。
空きスペースを残したり、極端にサイズを変えたり、左右対称ではないことを恐れてはいけない。
勇気を持って大胆にやることは、デザイン全般に対しての重要な心構えである。
本書は、デザイナーではない人に向けた、デザインの基礎を解説した本である。
とても分かりやすく、自分のような素人が読んでも十分に理解できた。
他にも、色の組み合わせやフォントの使い方についての説明も載っており、非常にためになった。
これからは確実にデザインを見る目が変わるだろう。
素晴らしい一冊だった。 -
・社内の資料
・顧客に使ってもらうプリント
・パワーポイントのスライド
全てにおいて役立つ内容であった。
この本を見ながら資料やスライドを作成すると
同僚からすぐに「見やすい」という言葉をもらい、
その即効性に驚いた。
コントラスト、反復、整列、近接
この4つを絶対に忘れてはいけない。 -
# 書評☆4 ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版] | デザインの4原則は近接・整列・反復・対比
## 概要
- 書名: ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]
- 副題:
- 著者: Robin Williams
- 出版日: 2016-07-02
- 読了日: 2019-12-10 Tue
- 評価: ☆4
- URL: https://book.senooken.jp/post/2019/12/14/
## 評価
いろんなところでデザインの本として推奨されていたため興味を持って読んだ。
デザイナー以外の人に向けたうまくデザインを施し,人目を惹きつけるための原則を解説している。
書籍の冒頭で掲示される以下の4原則を書籍の2/3程をかけて一つ一つ実例を踏まえて丁寧に解説していた。
1. コントラスト (Contrast) (対比)
2. 反復 (Repetition)
3. 整列 (Alignment)
4. 近接 (Proximity)
残りの1/3は文字組版に関する解説だった。
書籍自体がこれらの原則に従ってデザインされていて読みやすく,ところどころにユーモアを交えながら,理由を丁寧に説明されていた。そのため,ページ数は260ページほどと。程々で文字数もそこまで多いとは思わなかったが,読むのに時間がかかってしまった。
随所に練習問題のようなものがあったり,使用フォントの紹介や文献の引用もあり実用的でいい本だった。
また,最期のタイポグラフィの章は文献の引用があまりなく,信頼性には若干欠けるように思ったが,一般常識として興味深かった。
## 引用
> ### p. 170 ダッシュ
ここでは英単語で見かけるダッシュについて説明されていた。
- ハイフン: 単語のハイフネーションや行の折り返しに使う
- Enダッシュ (エンダッシュ): 大文字のNの幅とほぼ同じ。時刻や月のような語の間に入れて期間を示すのに使う。toの代わりに入れる。読むときはtoと読む。その他,複合形容詞の構成要素が2語あるいはハイフネーションされた後の場合に使う。
- Emダッシュ (エムダッシュ): enダッシュの2倍の長さで大文字のMとほぼ同じ。思考の流れが突然変わったことやピリオドでは強いがコンマでは弱い箇所で使う。
> ### p. 177 いろいろなこと
ここでは約物の取扱について参考になった。
- スタイル付テキスト直後の約物: ボールド体,イタリック体,異なるフォントなどのスタイルを付けた単語があれば,その最期の文字の直後の約物は同じスタイルにする。
- パーレン内部の約物: 約物をパーレン (丸括弧) の中と外のどちらに置くべきかは以下のルールに従う。
* パーレン内のテキストが完全な文の一部なら約物はパーレンの外に出る (この例のように)。
* パーレン内のテキストが完全で独立した文なら約物は中にはいる。(これは約物が入っている文の見本です。)
## 結論
いろんなところで推奨・紹介されているだけのことはあり,読みやすくていい本だった。一度は読んでおいて損はないと思った。
ただし,一つ一つの余白の使い方,配置のしかたというのは実際にやるのは難しい。例えば自分で名刺を作る際も文字などの配置をきれいに違和感なく,全ての配置に意味を込めようと思うと難しい。デザイナーがすごいなと思った。
できる範囲で原則を実践し,できる範囲でうまくやるのが良いだろうと思った。 -
文書のデザインの基本を明快に解説。
チラシや、学校報や、会社のプレゼンドキュメントなど、身近にあるドキュメントでも、デザインの素人が作ったものと、プロが作ったものでは何かが違う。
その違いを、デザインの基本原則からひも解く。
例題を交えながら、教えてくれるので、大変分かりやすい。
1ページことに「へぇ」と思う。
●4つのデザインの原則
近接、整列、反復、コントラスト
これをいかに頭に定着させるか。
・近接
関連する項目をまとめてグループ化。
グループ化して出来る空白をコントロール。
・整列
ベースラインを意識して、そろえる。
主に文の始まりをそろえる。
・反復
デザインの特徴を作り、繰り返し、一貫性を。
・コントラスト
読者の目をひきつけるために、メリハリをつける。
ごちゃごちゃと様々な情報がとっちらかって、バラバラに配置されていること。
これがデザインができていないということ。
それを避ける為に、ブロック毎に整理。
強調するなどメリハリをつける。
●色
CMYKとRGBの違い。
印刷(CMYK)とRGB(PCディスプレイへの投影)
RGBは背面から光で投影されているので鮮やか。
CMYKは
C(シアン)
M(マゼンダ)
Y(イエロー)
K(キーカラー:通常は黒)
RGBは
R(レッド)
G(グリーン)
B(ブルー)
トーンに注意すると、可読性が上がる。
暖色と寒色
寒色は「引っ込む」、暖色は「出る」
●活字
文字の読みやすさ、これも大事。
様々なフォントを戦略的に使う事。
フォントって奥深いのね。
会社でも4種類くらいしか使ってないけど。
そして文字のならび、文字間の調整。
「カーニング」、「トラッキング」、「文字詰め」
これも可読性のために、大変重要。
全然気づかなかったな。 -
これであなたもデザイナー
■概要
・近接…関連するもの同士は近くに
・整列…規則正しく揃える
→崩す時は意図がある時のみ
・反復…意図がなければ同じフォントや罫線を使う
・対比…目だ立たせる際は思い切り目立たせる
■所感
コンサルの資料づくりで習うことをよりデザインの観点から学びなおせた。Webデザインや商品パッケージを考える際に役立つ知識、大学に行かなくてもノウハウだけならこれで十分。
ただし和訳が直訳すぎて読みにくい。 -
基本原則:
近接/整列/反復/コントラスト -
デザインの原則について書かれた本。
ルールを知って言語化するために再読。
最初読んだ学生の時は、例題を飛ばしたり適当に答たけど、今回の目的は言語化の訓練なので、例題を答えるのに重点を置きました。
忘れている原則もあり、読み直して良かった! -
これを読み終わったあと、資料を作るにあたって、この本から得た知見がつねに頭をちらつく。
それほど、一冊から得たものが多かった。 -
とても勉強になりました。デザイナーでなくてもここまで考えておけば格段に表現力を上げることができます。
英文フォントについても勉強になりました。
著者プロフィール
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