ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]

  • マイナビ出版
4.35
  • (57)
  • (35)
  • (17)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 1021
レビュー : 51
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839955557

作品紹介・あらすじ

デザインの「4つの基本原則」。これを知るだけで、あなたのデザインはずっとぐっと、良くなります。
プロではなくても、読みやすいデザイン、伝わるプレゼン資料、わかりやすいレイアウトを作りたい。
そんなあなたのための、デザインの基本書です。

●本書の対象読者
仕事で、学習で、「デザイン」や「レイアウト」をしなければならない場面は、多々あります。
本書は、プロではないし、デザインの学習に割ける時間はあまりないものの、自分の作るページや制作物を見栄え良くする方法を知りたい、という人のための本です。


●本書の特徴
1.デザインの「4つの基本原則」がわかる
近接、整列、反復、コントラスト……デザインの4つの基本原則として知られるこれらを最初に提示したのは本書です。良い例、悪い例を挙げて、具体的に原則を解説していきます。

2.作例を多数解説
基本原則を適用して、名刺、チラシ、パンフレット、広告などをデザインする際のテクニックを解説しています。考え方だけでなく、どのように原則を使っていけば良いかが、よくわかるでしょう。

3.活字を用いたデザインを解説
文字および活字は、デザインにおいて大きな役割を担っています。コミュニケーションを強化するための、タイポグラフィの基本からアレンジまで、解説します。

4.日本語版での追加項目
日本語版での追加項目として、日本語を使ったデザインでの「4つの基本原則」の適用方法を、名刺、フライヤー、ウェブなどの作例を用いて解説しています。

『この本がデザイン学校の4年間の代わりになる、と言うつもりはありません。また、この小さな本を読めば、自動的に優れたデザイナーになれる、と言うつもりもありません。しかし、あなたがページを見る目は確実に変わるでしょう。この本の基本原則に従えば、あなたの作品が、もっとプロらしく、組織化され、一体化され、おもしろくなることを保証します。』(著者「まえがき」より)

第1版発売から18年ずっと売れ続けているロングセラー、待望の【第4版】の登場です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いわゆる「素人くさい」デザインから脱却するためには、何が必要か。

    大事なことの一つに、良いデザインの原則を知ること、というものがある。

    素人は、良くないデザインを見つけても「何となく気に入らない」としか説明できない。
    なぜなら「良いデザインとは何か」を言葉で理解していないからである。

    必要なことは、良いデザインのルールや法則を、感覚ではなく知識として身につけること。
    良い点を知ることが出来れば、悪い点も見えてくるようになる。


    では、良いデザインの原則とは何か。
    それは以下の4つで説明されている。

    # 1. 近接
    同じ情報はグループ化して近くに、そうでないものは遠くに配置する。
    例えば新聞記事の見出しと本文は、出来るだけ近くにある方が良い。
    物理的な距離が近ければ、内容も近いものだと人は認識する。

    # 2. 整列
    全てのものを配置を意識的にする。どの線で揃えたのかが明確で、透明の線が見えるようでなければならない。
    また、位置揃えは一種類で統一する。同一ページ内で、右揃えと中央揃えが混在してはいけない。
    そして中央揃えは、安定するが退屈でもあるので、出来れば右揃えか左揃えを使ってみる。

    # 3. 反復
    同じ要素は繰り返して使う。一貫性を持たせる。
    例えば見出しを太字にするなら、全ての見出しが太字でなければならない。
    そして反復に使われる要素は、できるだけ強調した方が良い。

    # 4. コントラスト
    明確に対比をつける。同じものは正確に同じに、異なるものはハッキリと異ならせる。
    対比の差が小さい場合、人はそれが意図的なのか間違えたのかを判別できず、不快感を覚えてしまう。

    これらがデザインの基本であり、この4つを意識することで、デザインの質が上がっていく。


    そしてもう一つの大切なことは、臆病にならないこと。

    素人のやりがちな失敗として、空きスペースが残ることを怖がって何かを配置してみたり、大きな対比が出るのを恐れて似たようなサイズを使ってみる、というものがある。
    だがそこから脱却するためには、一歩踏み出す必要がある。
    空きスペースを残したり、極端にサイズを変えたり、左右対称ではないことを恐れてはいけない。

    勇気を持って大胆にやることは、デザイン全般に対しての重要な心構えである。


    本書は、デザイナーではない人に向けた、デザインの基礎を解説した本である。
    とても分かりやすく、自分のような素人が読んでも十分に理解できた。

    他にも、色の組み合わせやフォントの使い方についての説明も載っており、非常にためになった。
    これからは確実にデザインを見る目が変わるだろう。
    素晴らしい一冊だった。

  • # 書評☆4 ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版] | デザインの4原則は近接・整列・反復・対比

    ## 概要
    - 書名: ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]
    - 副題:
    - 著者: Robin Williams
    - 出版日: 2016-07-02
    - 読了日: 2019-12-10 Tue
    - 評価: ☆4
    - URL: https://book.senooken.jp/post/2019/12/14/

    ## 評価
    いろんなところでデザインの本として推奨されていたため興味を持って読んだ。

    デザイナー以外の人に向けたうまくデザインを施し,人目を惹きつけるための原則を解説している。

    書籍の冒頭で掲示される以下の4原則を書籍の2/3程をかけて一つ一つ実例を踏まえて丁寧に解説していた。

    1. コントラスト (Contrast) (対比)
    2. 反復 (Repetition)
    3. 整列 (Alignment)
    4. 近接 (Proximity)

    残りの1/3は文字組版に関する解説だった。

    書籍自体がこれらの原則に従ってデザインされていて読みやすく,ところどころにユーモアを交えながら,理由を丁寧に説明されていた。そのため,ページ数は260ページほどと。程々で文字数もそこまで多いとは思わなかったが,読むのに時間がかかってしまった。

    随所に練習問題のようなものがあったり,使用フォントの紹介や文献の引用もあり実用的でいい本だった。

    また,最期のタイポグラフィの章は文献の引用があまりなく,信頼性には若干欠けるように思ったが,一般常識として興味深かった。

    ## 引用
    > ### p. 170 ダッシュ

    ここでは英単語で見かけるダッシュについて説明されていた。

    - ハイフン: 単語のハイフネーションや行の折り返しに使う
    - Enダッシュ (エンダッシュ): 大文字のNの幅とほぼ同じ。時刻や月のような語の間に入れて期間を示すのに使う。toの代わりに入れる。読むときはtoと読む。その他,複合形容詞の構成要素が2語あるいはハイフネーションされた後の場合に使う。
    - Emダッシュ (エムダッシュ): enダッシュの2倍の長さで大文字のMとほぼ同じ。思考の流れが突然変わったことやピリオドでは強いがコンマでは弱い箇所で使う。

    > ### p. 177 いろいろなこと
    ここでは約物の取扱について参考になった。

    - スタイル付テキスト直後の約物: ボールド体,イタリック体,異なるフォントなどのスタイルを付けた単語があれば,その最期の文字の直後の約物は同じスタイルにする。
    - パーレン内部の約物: 約物をパーレン (丸括弧) の中と外のどちらに置くべきかは以下のルールに従う。
    * パーレン内のテキストが完全な文の一部なら約物はパーレンの外に出る (この例のように)。
    * パーレン内のテキストが完全で独立した文なら約物は中にはいる。(これは約物が入っている文の見本です。)

    ## 結論
    いろんなところで推奨・紹介されているだけのことはあり,読みやすくていい本だった。一度は読んでおいて損はないと思った。

    ただし,一つ一つの余白の使い方,配置のしかたというのは実際にやるのは難しい。例えば自分で名刺を作る際も文字などの配置をきれいに違和感なく,全ての配置に意味を込めようと思うと難しい。デザイナーがすごいなと思った。

    できる範囲で原則を実践し,できる範囲でうまくやるのが良いだろうと思った。

  • 文書のデザインの基本を明快に解説。

    チラシや、学校報や、会社のプレゼンドキュメントなど、身近にあるドキュメントでも、デザインの素人が作ったものと、プロが作ったものでは何かが違う。

    その違いを、デザインの基本原則からひも解く。

    例題を交えながら、教えてくれるので、大変分かりやすい。
    1ページことに「へぇ」と思う。

    ●4つのデザインの原則
     近接、整列、反復、コントラスト
     これをいかに頭に定着させるか。

    ・近接
      関連する項目をまとめてグループ化。
      グループ化して出来る空白をコントロール。
    ・整列
      ベースラインを意識して、そろえる。
      主に文の始まりをそろえる。
    ・反復
      デザインの特徴を作り、繰り返し、一貫性を。
    ・コントラスト
      読者の目をひきつけるために、メリハリをつける。

    ごちゃごちゃと様々な情報がとっちらかって、バラバラに配置されていること。
    これがデザインができていないということ。

    それを避ける為に、ブロック毎に整理。
    強調するなどメリハリをつける。

    ●色
     CMYKとRGBの違い。
     印刷(CMYK)とRGB(PCディスプレイへの投影)
     RGBは背面から光で投影されているので鮮やか。

     CMYKは
      C(シアン)
      M(マゼンダ)
      Y(イエロー)
      K(キーカラー:通常は黒)

     RGBは
      R(レッド)
      G(グリーン)
      B(ブルー)

     トーンに注意すると、可読性が上がる。

     暖色と寒色
     寒色は「引っ込む」、暖色は「出る」

    ●活字
     文字の読みやすさ、これも大事。
     様々なフォントを戦略的に使う事。
     フォントって奥深いのね。
     会社でも4種類くらいしか使ってないけど。

     そして文字のならび、文字間の調整。
     「カーニング」、「トラッキング」、「文字詰め」
     これも可読性のために、大変重要。
     全然気づかなかったな。

  • 特にデザイナーを目指しているわけでもないが、仕事で資料や広告を作る際にどうしてセンスがないものしかできないんだろう、と思っていたところ、この本を勧められた。

    センスうんぬんもあるが、そもそものルール、知識がないといいデザインはできない、ということがよく分かります。

    翻訳本ではあるが、イラスト例が豊富で、読んだというより、見ながら勉強したという感じ。

    また日本語向けに書体や、フォントなども補足してくれているのも親切。

  • 某YouTubeで紹介されてた。

  • #### 動機
    デザインの勉強、と言っても広いのでまずは手を動かす前に最低限頭に入れておく原則をインプットする。

    #### 感想
    - 近接の原則はメールなど普段のプレーンなテキストでも使えそう。構造を明確にすることで読みやすくする。
    - 左右どちらかで揃えるデザインも、すぐ使えそう。確かに、なんとなくの理由で中央揃えを使うことってあるわ
    - 中途半端な類似性を作らない。同じなら同じ、違うなら違う

  • もう3年前になるのか。
    「ビジネスプロフェッショナルのExcel術 (日経BPムック)」という本を読んだ際に、その本の著者が、スキルアップのポイントとともに、おススメの著書として紹介した本の一冊。
    https://booklog.jp/users/akiuwa/archives/1/4822269949

    そのうち読んでみたいな。
    ・ノンデザイナーズ・デザインブック
    ・The Visual Display of Quantitative Information
    ・誰のためのデザイン?
    ・図の体系
    ・Visual Thinking
     (但し書籍内では恐らくこの本ではなく、この本の原著?元アイディア?となった本であろう、"Rudolf Arnheim"著の方が紹介されている)

  • この本のレイアウトそのものがデザインの見本のようなもんでした。

    1章 イントロダクション
     言葉として認識しないと物を認識できないというちょっと不思議な人間の特性。

    2章 近接
     似ているもの同士は値被けよう。違うものは遠ざけよう。そのため生じた余白は大事にしよう

    3章 整列
     揃えよう。視線がスムーズに動けるよう揃えて整列しよう。
     中央ぞろえはフォーマルという感覚はなかった。

    4章 反復
     デザインを繰り返して強調しよう。
     反復させるものはいろいろ。

    5章 コントラスト
     強めに勧められているのがこのコントラスト、ただちょっとだけつけるのではなく大胆に使えと。

    6章 4つでデザイン原則の復習
     例を挙げながら「近接」「整列」[反復」「コントラスト」について復習

    7章 カラーを使ったデザイン
     補色など効果的なカラーに関する知識

    8章 おまけのチップス&トリック
     名刺、レターヘッドなどの作例をとおしてデザインの原則について振り返り
     日本語用補足ありためになった。

    9章~12章 活字でデザインする
     欧文(ラテン文字?)のタイポグラフィ(字形のことかな)についての解説
     一部知っていたことの補完となりよかった。日本語文字(漢字、ひらがな、カタカナ)の
     補足がありためになった。
     
    p176のウィドとオーファン(段落最終行に短すぎる文)を書いてはいけないというアドバイス
    があった。よくやってしまうことですが。こういうことに言葉を与え広く伝えることはいいことだ。

  • 良いデザインの基本は、コントラスト、反復、整列、近接。
    これらについて、丁寧に説明してくれている。

  • 文字だけでもデザインできるし

全51件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

主な著書に以下のものがある。
『Non-Designer's Presentation Book』(日本語版『シンプルでよく効く資料作成の原則 -コンテンツとデザインからプレゼンを変える-』、マイナビ出版刊)
『Non-Designer's Web Book』『Non-Designer's Illustrator Book』『Non-Designer's InDesign Book』『Non-Designer's Photoshop Book』『The Little Mac Book』


「2016年 『ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

Robin Williamsの作品

ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]を本棚に登録しているひと

ツイートする