- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839956646
作品紹介・あらすじ
今、自分が心地よく暮らせる場所を求めて、
移住を決断する人が増えています。
著者で編集者のセソコマサユキさんも、
沖縄移住を決断したひとり。
そのセソコさんが、
札幌、山梨、岐阜、岡山、山口、福岡、沖縄を巡り、
移住をした10組を訪ねました。
彼らの言葉には
移住に興味がある、もしくは移住した人にも、
そしてあたらしい暮らし方を模索したいと思っている人にも参考になる
自分らしく暮らすためのヒントが詰まっています。
巻末に移住の手引きを収録。
・福岡県糸島市
「くらすこと」主宰/藤田ゆみさん
・山梨県北杜市
パン屋「山角」店主/内藤亜希子さん
・岡山県真庭市
「蒜山耕藝」主宰/高谷裕治さん、高谷絵里香さん、桑原広樹さん
・岐阜県美濃市
文筆家、編集者/服部みれいさん
・北海道札幌市
「drop around」主宰/青山剛士さん、青山吏枝さん
・山口県長門市
「ロバの本屋」店主/いのまたせいこさん
・岡山県岡山市
「ココホレジャパン」主宰/浅井克俊さん、アサイアサミさん
・山口県山口市
靴職人/池間貴幸さん
・北海道札幌市
「たべるとくらしの研究所」/安斎伸也さん、安斎明子さん
・沖縄県国頭郡
主婦/根本きこさん
・沖縄県宜野湾市
編集者/セソコマサユキ
感想・レビュー・書評
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生活の拠点を変えることで、新しいことに挑戦している人たちの実体験を取材し、紹介してくれている本。都心から地方へ軸足を変えたことで、多くのものを得られたと感じている人たち。
仕事を変えずに移住した人もいれば、仕事を変えて移住した人もいる。
日常を生活する上で、何を大切にしたいかが人それぞれあり、そのワガママというか願望に沿って行動をできた人たちだ。生活のみならず、社会との関わり方の理想もそれぞれで、仕事の選択の仕方もそれぞれだ。
2020年は、働き方や生活そのものについて見つめ直す様々な出来事があった中、2021年が始まる今、この本を読んだことに何かしら意味があるのかもしれない。
巻末には移住の手引も掲載されている。
紹介されている方々は、その人個人ではなく家族の価値観を大事にしている人たちでもあった。日本は、南北に長い国土があり、四季折々いろんな顔を持つ土地がいっぱいある。本書に掲載されていない場所も含めて、それぞれの土地の魅力についても知りたくなった。大いに好奇心をくすぐられた一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私自身、東京生活での息苦しさを日に日に増すようになってきており、東京脱出を試みようと移住関係の情報を集め出したところである。その中で本書を見つけて読んでみた。
本書では、その新しい暮らしを求めて移住した10組(+9組アンケート)の移住物語が紹介されている。
当時は大震災もあってネガティブな状況によって移住した例から、より地に足がついた暮らしがしたくて移住した例まであり、移住パターンにも多種多様あるんだなと思った。
しかし、紹介されている方々は自営業の方がほとんどだったため、会社勤めの例もあればより参考になったかなと思う。
ただ共通して感じたのは、どの移住者も「自分たちの手で豊かな暮らしをつくりたい」ということである。
私自身も、受動的な人生ではなく「本当に心地よい暮らしはなんなのか」をじっくり考え、それを実行したいと思えるものとなった。その手段として「移住」は、自分の中で現実的になりそうだ。 -
皆さんの様々な移住のきっかけ、スタイル、地域の話が有って参考になるかもね、くらい
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面白い
やっぱり東日本大震災を機にという人が多くて
それだけ大きな出来事だったんだなぁと
あの頃被災地から遠くにいた
子供だった私は考えさせられた -
色々な人のストーリーがあり、訪れた居場所、移住先の候補がたくさん見つかった。
写真もとても綺麗で、読んでいて心地いい本だった。 -
日本全国津々浦々。大都市から離れて生活を営む人たちがいる。
独特のリズム。お金の稼ぎ方。家族とのあり方。
すぐに真似はできないけれど、できないできないと言っているうちに年老いて身動きが取れなくなってしまいそうなものなのかもしれない。 -
自身も沖縄に移住して4年目の著者が日本各地に移住した10組を訪ねて、プラス9人へのアンケートをまとめた本。
震災をきっかけにフリーランスで働く人が地方に移住するパターンが多い印象。
手に職があるっていいなぁ。
自分が住みたい場所を見つけて、そこにないもの、求められていることを探して、それと自分にできることやできそうなことをすり合わせていけたらいい。 -
どんなに田舎でも、1人では生きられず、付近の住民との交流がある。
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沖縄に移住したフリーライターが、沖縄を拠点に、札幌、山梨、岐阜、岡山、山口、福岡を巡り、10組の移住者を訪ねてまとめた一冊。
「この本が、あなたが自分らしい働き方と暮らし方を見つけ、それを実現する手助けになることを願って」とあるように、移住が当たり前の選択肢になってほしい…という著者の思いが伝わってくる。巻末には「移住の手引き」も収録。