書店であった泣ける話 ~1冊1冊に込められた愛~ (ファン文庫Tears)

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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839973315

作品紹介・あらすじ

本書は日々の生活で疲れているあなたに、一粒の涙を届けるために作られました。

収録されているのは、(悲しいのではなく)感動して泣ける短編が12編。中には、あなた好みのストーリーが見つかるはず。

本書では「書店」にまつわる、書店内や、本にまつわるエピソードを掲載しました。
本好きな方なら、感情移入できるお話がきっとあります。


<掲載エピソードの一部>
「I love you」
「本が好きだから、作家になりたい」そう考えていた主人公。本が好きになったのは、古書店を経営していた祖母の影響。たくさんの本に囲まれて育ってきた彼は、作家になるという夢に向き合いつつ、幼少期のことを思い出すのだった。

「手紙」
本好きだった母の背中を見ながら育った主人公。彼女が「読みたい」と思った本は自宅の本棚に入っていて、その本には亡き母からの手紙が挟んであった。その手紙に従って本を読み続けていくと…。

「思い出は棚のどこかにある」
本が好きだという理由で、書店でアルバイトをしている主人公。そんな彼女が受けた問い合わせは「思い出の本を探してほしい」というもの。その本を調べてみると、すでに絶版になっていたが…。



<執筆陣>
猫屋ちゃき 君へのエール
澤ノ倉 意味の消失、僕の再生
石田空 思い出は棚のどこかにある
楠谷佑 さよなら、三毛猫書店
烏丸紫明 I love you
遠原嘉乃 灰色のシャッター
金沢有倖 彼女との約束
溝口智子 きっと、この世界へ
新井輝 取り置きされたままの一冊の本と
朝来ゆみか 人生を買いに
杉背よい 手紙
迎ラミン 文具売り場の手塚治虫

感想・レビュー・書評

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  • 「手紙」が特に好き。
    「思い出は棚のどこかにある」に登場するような、熱意のある書店員さんに出会ってみたい。
    ひとまず、本屋に行きたい!

  •  良い話ばかりだが短すぎて感情移入できないものもあったので星3つ。

  • きっと、この世界へ 溝口智子
    人生を買いに 朝来みゆか
    取り置きされたままの一冊の本と 新井輝
    思い出は棚のどこかにある 石田空
    君の棲む世界 金沢有倖
    祖母の古書店 烏丸紫明
    さよなら、三毛猫書店 楠谷佑
    意味の消失、僕の再生 澤ノ倉クナリ
    目蓋の裏に残るシャッターの色 遠原嘉乃
    君へのエール 猫屋ちゃき
    文具売り場の手塚治虫 迎ラミン
    手紙 杉瀬よい

  • このシリーズ好き

  • 「~であった泣ける話」
    今回は、「書店」が、テーマであり、12編の短編集。
    今、デジタル化で、電子書籍で、子供達は、キンドルで、・・・

    しかし、私は、アナログ派で、紙の本が好きである。
    表紙に「感動して泣ける・・・」と、書かれている。

    わが家の近くの小さな書店は、だいぶ前に閉店してしまった。
    この本の中でも、閉店になってしまう内容のものが目を引く。
    大きな書店でさえも 本離れと少子化で、存続が大変のようだ。
    12話すべて読んだのだが、泣ける話は、殆ど無かった。

    私は もう、年を重ねて、ノンフィクションは勿論、テレビのドラマでさえ 涙するのに・・・
    残念。

    只、最後の「手紙」は、だいぶ前に、母親が、ガンに冒されて、幼き娘ヘビデオレターを残す・・・という実話をテレビで拝見したことがあるのに似ている。

    幼き娘のお誕生日に、手紙を部屋の色んな所に隠して、宝探しのように、プレゼントを見つけるとこから、毎年のお誕生日にビデオで、娘の成長を祝う言葉を残して、20歳迄続いたと・・・・記憶する。
    これは、とても感動し、こんなにも母親に愛された子供
    とそしてその母親の何と、素晴らしい贈り物を考えたのだろうという偉大さ。
    そして、それを毎年 ビデオを見せた父親にも、なにか、感謝したい気になった実話であった。

    この本では、そんな「泣ける」ほどの事がなく、只「心に響く話」だけの感がした。

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