- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839973421
作品紹介・あらすじ
紗雪の身の周りで不審な事故が相次いでいた。
奇妙に感じた家族からお寺でお祓いをするよにすすめられお寺に向かうことに。
しかし、話を聞いた住職から津々良という拝み屋を紹介され――?
『こんこん、いなり不動産』の著者が描く、ほんのりダークな現代怪異奇譚。
感想・レビュー・書評
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周囲の人が次々と不幸になっていく。
原因を探るため、紹介された場所に行く。
ブラックな会社は辛いですが、金がないはもっと辛い。
いや、さらっとこんな提案してくれるのもすごいですが
背後が分かって、何となく納得。
優しさに包まれれば、どうにか立ち上がれるわけですが
前の職場、これはすごいな、と。
いや、辞めて終わったのかと思ったら、な展開ですし
何故これを野放しに? というよりも
何故付き合った? でしょうか。
それほどまでに辟易した、というのもあるでしょうが。
主人公の『原因』も、思いもよらないものでした。
これは確かにやりにくい…。
悪に染まっていっている、という事でしょうか?
取り返しのつかない事になる前でよかったですが
変なのが乗り込んで言わなかったら
どうするつもりだったのでしょうか?? -
#読了 怪異や呪物がでてくるファンタジー。周りで不幸が続き、寺へ行くも拝み屋を紹介され、戸惑いながらも訪れた紗雪。てっきり、拝み屋つづらさんがズバッと怪異を解決してくれるのかと思いきや、紗雪の身の振り方や心のあり方という根元から変えなきゃダメよってなるからびっくり。確かに、祓い屋じゃなくて拝み屋だもんね。
あまり突飛な展開はないけれど、王道を行ってる感じ。読みやすい。続きも楽しみ。 -
紗雪が凄く後ろ向きなんだけど、津々良が駄目な所は駄目としっかりしかってくれる人で、きちんと成長していけるのが良いなと思います。
紗雪をすぐに津々良が受け入れたりと、微妙にご都合主義的ですが、気軽に読めました。 -
自分を大切にするということをとことん教えてくれるお話。変に鈍くない二人の関係が自然で好き。続編でるかなぁ。また読みたいなぁ。