THE ELEMENTS OF USER EXPERIENCE 5段階モデルで考えるUXデザイン

  • マイナビ出版 (2022年5月26日発売)
4.00
  • (3)
  • (9)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 105
感想 : 9
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784839975982

作品紹介・あらすじ

本書の第1版は2005年に『ウェブ戦略としての「ユーザーエクスペリエンス」』として日本語版が刊行。その後、2011年に刊行された『The Elements of User Experience [Second Edition] User-Centerd Design for the Web and Beyond』の日本語版が本書です。

●本書の構成
著者まえがき
監訳者まえがき(上野 学)
Chapter1 ユーザーエクスペリエンスが重要なわけ
Chapter2 段階という考え方
Chapter3 戦略段階
Chapter4 要件段階
Chapter5 構造段階
Chapter6 骨格段階
Chapter7 表層段階
Chapter8 段階の適用
Supplement(日本語版オリジナル追加原稿、2022年段階での著者の最新コメント付き)
・IAの再考
・セブンシスターズ
・かつてない成功を収めるUXデザイン、リーダーたちが失望しつつあるわけ ─ 私たちはどこで間違えたのか?
日本語版へのあとがき(Jesse James Garrett)
監訳者あとがき(篠原 稔和)

●本書の特徴
・著者との話し合いにより、本書以降に執筆された著者の論文も最新コメント入りで収録した「世界初に誕生した決定版書籍」
・現在本書を手に取る人向けに「全体を翻訳しなおした完全改訂版」


●監訳者まえがきより(上野 学)
本書で提示される5段階モデルが長く参照されているのは、そこにモデルとしての普遍的な魅力があるからだろう。今回その魅力、要するに「わかりやすさ」を分析的に反省する機会が得られる。これは初学者にとって「UX とはどういうものか」をわかりやすく教える本であり、熟練者にとっては「UXのわかりやすい説明とはどういうものか」を教える本なのである。
(中略)
本書はUX という(今やバズワードを通り越してさまざまに援用される名前空間のようになっている)テーマについて、それをデザイン領域における現象としてメタ的に再評価するよいきっかけになる。デジタルプロダクトに期待されはじめたデザイナーのコミットメントが、20 年前にどのように「わかりやすく」言語化され、それがその後どのように利用されていったのか。デジタルプロダクトのデザインに携わる方々には、デザインディスコースの歴史的な解釈のために、もう一度新しい気分で本書に立ち戻ってみてもらいたい。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 英語からの翻訳なので読みにくい日本語ではあるが、ここまで詳しくUX5段階モデルのことを書いている本は他にないので役に立った。

  • なんとなく、Webサイト・Webアプリを作る時に自分の中でモヤモヤしていた部分(表象的な部分への指摘に対応するべきか否かなど)への回答となるような書籍だったと思う。

    話のベースはWebサイトの構築における構築の仕方ではあるものの、OpenCAなどで提唱されている(システム)アーキテクチャと近しい立て付けのように見えて自分にはスッと入ってきた。

    表象や骨組みの部分は、アーキテクチャーというよりもデザインと呼ぶべき領域になっていくと自身では思っていたところがあるので、その点においても言語化されていたことも含め、改めて読めて良かったと思える一冊だった。

    5段階の個々の内容についてはもう少し掘り下げた解説があるとより人とも議論を実施しやすくて良かったとは思ったが、Webサイトの構築を前提にした話であれば、この内容でも良さそうではあると思う。

    Kindle版では固定レイアウトでの出版だったので、その点は残念ではあった。

  • 情報デザインを学ぶ人はこの本で紹介されている5段階モデルを知っておく必要がある.

  • 初版の日本語版が出た時に熟読した。
    本書は原著2nd edition(2010)の翻訳のほか著者によるウェブ上の原稿3本、著者へのインタビューが収録されている。これらも必読。

  • 請求記号 547.48/G 24

全9件中 1 - 9件を表示

JesseJamesGarrettの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×