無気力探偵 ~面倒な事件、お断り~[完全版] (MPエンタテイメント)
- マイナビ出版 (2025年5月19日発売)


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本 ・本 (392ページ) / ISBN・EAN: 9784839987251
作品紹介・あらすじ
まばゆいばかりに【純粋】(ピュア)な【犯人当て】(フーダニット)! ぜひすべてのミステリ好きに腕まくりして挑んでほしい五つの挑戦状。それでも、きっと最後にこう口にしてしまうはず。
「えっ!こんなところまで伏線だったの!?」____作家・久住四季
★読書メーター 単行本の読みたい本ランキングで週間1位を獲得!(2025/3/17〜3/23)★
高校生の霧島智鶴はたぐいまれな推理力を持ち、どんな無理難題も解決できる天才。だが、めんどくさがりな性格から無気力に過ごしていた。ある日、彼は殺人事件の第一発見者に。そして落ちこぼれ刑事・熱海の推理を聞き、思わず口を出したことで、協力するはめに……。ダイイングメッセージの謎、豪邸にある壺のすりかえ事件、刑事熱海の従妹誘拐、さらには脱出ゲームでの事故などなど、同級生でオタク女子の揚羽や後輩の美少年・柚季とともに仕方なく事件に挑む。
やがて、明かされる切ない過去とは――。
いま注目のミステリ作家の伝説的デビュー作が、加筆修正、さらに書下ろしの番外編も追加した完全版として復活!
プロローグ
第一章 ダイイングメッセージはいつの時代もY
第二章 割に合わない壺のすり替え
第三章 限りなく無意味に近い誘拐
第四章 どことなく無謀なハウダニット
第五章 霧島智鶴のコールドケース
番外編 答えのない日常の謎
単行本版のためのあとがき
感想・レビュー・書評
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初読みの作家さん。
事件に巻き込まれがちな主人公も主人公を取り巻く人々もとても魅力的。
登場人物が生き生きしていて、読みながら頭の中で映像化される感覚を久々に感じた。
プロローグからひきつけられ、5話目の霧島智鶴のコールドケースでしっかりまとめきられていて読後感もスッキリ。
面白かった。
加筆修正された完全版を読んだわけだが、この物語が初めて世に出た時には作者が高校生だったということにはただただ驚かされた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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無気力な高校生男子霧島智鶴が嫌々ながらも謎を解き無気力な高校生男子霧島智鶴が嫌々ながらも謎を解き事件を推理して解決していく物語。
なんというかのらりくらりしてる頭脳明晰高校生って友だち少なさそうで、智鶴は幼馴染の別府揚羽と女の子みたいな後輩男子月岡柚季くらいしかいないんだろうなーとお約束的な存在なのも安心して読める気がした。
キャラクターがしっかりしているのでシリーズになるならアニメ化、コミック化もありそうだし、まだまだ謎なままの存在も多い。
わかりやすい刑事2人とか揚羽の新聞部である必要性とか、柚季の家庭事情に女の子みたいな見た目である必然性とか。ライトノベル作家の叔母は番外編で活躍というか存在意義はあるなーと思えたけど。
日常的なミステリではなく殺人事件が起こるので安全とは言い難くそれならもっと警察と絡ませないとあかんかもなぁとは思ったりした。
さくさくと読めるミステリでした。 -
2025/05/25読了
著者プロフィール
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