実録・外道の条件

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  • メディアファクトリー
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レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840101394

作品紹介・あらすじ

許さん。復讐の鬼と化した俺は三年間洞窟にこもって本稿を書き綴った。芥川賞受賞第一作。

感想・レビュー・書評

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  • 世間に巻き込まれてしまいがちな某氏の日常がギスギス音を立ててストレスを抱え込んでしまう現代社会の裏側に共感する私は居候するネコ達においでおいでとご機嫌取りに執心した結果ネコ一同離散惨敗悔恨。

  • 作者の日常に起こった他者の応対・言動に対する怒りをとにかく長々と文章に起こしました的な私小説。あとがきでちゃんと謝罪と感謝を綴っているので大丈夫なんだろう。基本的に癇に障った点に対して延々と論じギリギリ脱線しかける手前で戻り、謝罪納得丸くなろう俺で締めているが・・・世間的には「めんどくせえ人だ」の一言で分類されてしまうんだろうな。脱線ギリギリまで持っていき戻す構成文章力はさすが町田康!

  • ファッションの引導鐘、ロックの泥水、地獄のボランティア、紐育外道の小島

  • 町田町蔵を聴くことはなかった。何となく恨めしいことを歌っているイメージがあった。読んでみたらそれはある意味では外れていなかったが、憎めないユーモアがある人だと思った。

  • あながち、遠くない話。

  • ジャケが好きすぎるので単行本と文庫と両方持ってるー。

  • 裏切らないマーチダ、ボランティア篇で笑い死ぬかと思った

  • こんな人と出会っちゃったら発狂しそうね。大人しく従う著者の姿がなんとも切ない。

  • これが非常におもしろかった。町田康はじめて読んだんだけど、
    文体がなんちゃって筒井っぽくて最初はなじめなかったんだが
    「書きたくて書いた!!」感がいっきに読ませました。
    やっぱり「怒り」パワーはロックなんだな。半ばまではよくある話っぽかったけど、最後の話は特によかった。後味の悪さが最高。
    こんなこと書いていいんかい、と思わせる「実録感」は、別ジャンルで名前の知られている人ならでは。他のも読みたい。

  • 表紙の白黒写真が素敵。実録と銘打ってるから、本当に外道はいたのだろうなあ。すごい。自分の名前をマーチダ・コーって書いているところがまた茶目っ気があって好きです。

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著者プロフィール

1962年生まれ、大阪府堺市出身。バンド「INU」のボーカリストとして活動する一方、俳優、詩人としても活躍。1996年「くっすん大黒」で小説家デビューし、第7回bunkamuraドゥマゴ文学賞、第19回野間文芸新人賞を同時受賞。2000年「きれぎれ」で第123回芥川賞を受賞以降は、作家としての活動にほぼ専心している。
その他受賞歴として、2001年『土間の四十八滝』で第9回萩原朔太郎賞、2002年「権現の踊り子」で第28回川端康成文学賞、2005年に『告白』で第41回谷崎潤一郎賞、2008年『宿屋めぐり』で第61回野間文芸賞をそれぞれ受賞。
上記文芸作が代表作として評価を得る一方、映画化された『パンク侍、斬られて候』など、メディア化作品が多い。エッセイストとしても定評があり、『猫にかまけて』『スピンク日記』などが人気。

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