ほしのこえ The voices of a distant star (MF文庫J)

著者 :
  • KADOKAWA(メディアファクトリー)
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840106009

感想・レビュー・書評

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  • [図書館から借りた本]原作のアニメのその後の話も書かれた小説でした。

  • アニメ「ほしのこえ」を観て、小説の存在を知りました。
    そこで購入も考えたのですが、まずは図書館で借りてきました。

    結論からいうと、大変良い作品でした。

    しかし、読む前に Amazon.co.jp のレビューで「なぜ制服で宇宙へ行ったのかもこれを読めば分かる」というものを見かけたのでとても期待したのですが、それが大した理由でなかったということで★×4です。

  • アニメの方は視聴済みだったので、図書館で本を見かけて借りてきました。
    アニメの方は音楽と背景が綺麗で印象的だったけど、やっぱり設定もいいなと改めて思った。
    まあ、でもアニメの方がやっぱりいいかな?
    本だとメールのやり取りが中心であっさり終わってしまった気がするので…

  • 私の中の何かを大きく変えた凄いアニメーション、の文庫本ということで映像では語られなかった部分などの補足情報を求めて購入しに行きました。

    (余談ですが原作アニメは監督の新海氏が全て一人で制作した作品だという事で当時の自分(13歳頃)にはかなり衝撃でした。もちろん今でも凄いことだと思っています)


    小説本編では、作中で語られなかったミカコの宇宙での日常や二人のメール内容などが見られて、
    地球と宇宙の異なった時間の進み方、二人の葛藤に胸が苦しくなります。

    個人的にこの小説を★5つにしたのは、原作への忠実さや原作好きにも違和感を与えないくらいの読みやすさに加え、
    ラストがとても…とても!私の心に突き刺さったからです。

    会えて良かった。

  • 新海誠氏の出世作映画「ほしのこえ」のノベライズ版です。映画は、公開当時初日に見に行ったくらい楽しみにしていて、その期待はほぼ完全な形で報われました。

    で、本ノベライズ。情景描写が、映画を見ている人を前提にしているような感じで、説明が稚拙な感があります。もっともこれは、ワシが先に映像を見てしまっているから勝手にそう捉えてしまっただけかもしれませんが。

    シナリオとしては、映画で語られなかった事情や語られなかった結末の続きをきちんと描いていて、映画で感じていた疑問がある程度は解消されて、個人的には多少すっきりしました。ただ、少し無理のある部分もある気がしますが。

    映画が、短尺ながら完成されたものだったので、このノベライズを「蛇足」と見ることもできますが、なんだかんだ言っても個人的には作品世界を良い方向に補完してくれたので、そこそこの満足感を持って読めました。

    (2007年読了)

  • 近未来を舞台にしたSF青春小説。異星人との関わり方について、考えがまとまらないながらも戦わなければならない少女の戸惑いと、その少女と長い時差を越えてメールをやり取りする少年の感情の動きを描いている。話の結末のようなものは、はっきりと書かれていないので読者それぞれの受け取り方があるように思う。本文イラストは「ふたつのスピカ」の柳沼 行が担当している。

  • 同名アニメが原作らしい。(が知らなかった)
    アニメなら、このストーリーはアリだと思う。

    絵が表現する「空気」がきっと大きく貢献するだろう。
    「ただの部活仲間」がいきなり「恋愛対象」に転じるあたり。

    宇宙空間の距離や時間を旅して届くメール。
    実体よりも自分の心の中のウエイトが大きいのは
    片想いの切なさに似ているかも?!

    設定の面白さは魅力充分でした。

  • 結論から言うと、面白かった。
    こういう話は、結局もうガンダムという金字塔があまりにでかすぎるから
    似ていたら似ていると言われ、変えたら変えていると言われ
    何かとガンダムだのエヴァだのと引き合いに出されて比べられてしまうものだ。
    主人公のクラスメートが戦闘に参加する、という設定は、ともすれば名称が違い
    設定が多少違うだけのガンダムの何番煎じになりかねないところだが
    ネタがいいのだ。

    戦闘シーンの描写はやや疑問もあるものの、物語のメインが
    『子供が宇宙でロボットに乗り敵と戦う』ことではなく、
    クラスメートと距離が離れ、同い年のはずが年齢も離れて何年も時間を要してメールのやりとりをすることに置かれている。
    淡々と感情的にならず書かれており、突拍子もない設定にもすんなり馴染める。
    如何にもライトノベル的な浅い文が個人的にはやや気になったものの非常に面白く読めた。
    30分ほどのアニメーションならば、成程淡々と爽やかに描かれぴったりだろう。

    本文は勿論、深夜に明かりのついた窓、そこへ届けたくてというあとがきにも感動してしまった。

  • 読んで救われました。
    アニメでは語られなかった部分がぐっときます。

    アニメ「ほしのこえ」を観た後に読むべき。

  • 自分の中では1番好きな小説

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