アヴァロ灰色の貴婦人 (MF文庫 J お 4-1)

著者 :
  • KADOKAWA(メディアファクトリー)
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840107426

作品紹介・あらすじ

近未来-衰退していく社会の中、非合法のネットワーク体感ゲーム"アヴァロン"が人々を魅了していた。若者たちは電脳世界の戦いに自らを賭け、その刹那に生きる-。"戦士"「308」は傭兵として"アヴァロン"の中で日々の糧を得ていたが、かつて戦場で消えた友人の謎を追ううちに「灰色の貴婦人」と呼ばれる超戦士と出会い、やがてこの世界の謎と直面することとなる。-果たして、現実と虚構の狭間にうごめく"アヴァロン"の恐るべき秘密とは!?同名映画の監督自らが「小説」として表現したアナザーストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 押井さんの立場、主張に基づいて読むとまた見方が変わってきてよい感じ。

  • ネットゲームを題材にした作品。映画版の外伝的作品という位置づけ。
    .hackの影響か当時はこういった作品をよく読んでいました。

  • .hackよりリアル。
    ゲームをプレイしている間、トイレをどうしているか何て考えもしなかった。
    銃が好きだったら☆5つけられたと思う。

  • 押井守の映画『Avalon』のサイドストーリー。
    映画を見てからだと尚いっそう楽しめる。

  • この世界は常に強烈な既視感に包まれている、と俺は思う。(書き出し)

    (2003年10月12日読了)

  • これ読んだ頃はオンラインゲームを結構やっていたので
    すごく話に入り込めた記憶が。
    逆にオンラインゲームやったことない人にはちょっとわからないかもしれないと思った。

  • 同名映画の小説版。サイドストーリーです。そこには押井守氏のオンラインゲーム哲学と、実存主義的思想を感じます。映画で語られた事をより深くした印象を受けました。もちろん映画を知らなくても、単体で楽しめます。現実から乖離したような仮想現実の、オンラインゲームの世界。ですがそれが求めているのは“現実感”でもある。仮想現実のその先には現実が構えている――北欧神話、アーサー王物語を暗示させるキーワードからの考察も面白いです。

  • 押井守監督の映画『AVALON』を、監督自身がノベル化した作品。 とはいっても、映画そのもののノベライズではなく、映画の世界に存在する、別の場所の話…となっています。映画版の登場人物も重要な役回りで登場し、映画観た人はニヤリとするかも。 また、『アヴァロン』というゲーム自体の設定なども文中で詳しく語られるため、映画を観た人も観ていない人も安心。映画を観た人の方が喜ぶかな? そして全編に溢れる銃への愛……というより偏愛は見事。銃好きな方、ウィザードリィが好きだった方、ぜひご一読を。

  • 押井さんの同名映画の小説。

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著者プロフィール

映画監督、作家。1951年、東京都大田区生まれ。
竜の子プロダクション、スタジオぴえろを経てフリーに。主な監督作品に『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84)『天使のたまご』(85)『機動警察パトレイバー the Movie』(89)『機動警察パトレイバー2 the Movie』(93)『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95)。『イノセンス』(04)がカンヌ国際映画祭、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(08)がヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品。実写映画も多数監督し、著書多数。2016年、ウィンザー・マッケイ賞を受賞。

「2024年 『鈴木敏夫×押井守 対談集 されどわれらが日々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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