ブッタとシッタカブッタ 2 そのまんまでいいよ
- KADOKAWA(メディアファクトリー) (2003年5月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840107723
感想・レビュー・書評
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第一巻をだしたときに「続編をだしてほしい」というお便りがたくさんとどいたので、今回はたくさんの悩めるブタを登場させて、読者が『あるVISION』を見つけられたらと、描いてくださいました。
「自分」と「心」を見つめてみます。
「ひとりでも楽しめる。ひとりを楽しむ。」
「泣くだけ泣いて泣きやんだら歩きはじめる。」
「不安な時って
意識の焦点がつい
不安なことひとつに しぼられがちになる
意識の焦点がひとつにしぼられると
そこばかり気になって
どんどん苦しくなっていく
意識の焦点をしぼらないで
意識を頭の中から外へ
世界や宇宙
人生全体へと広げていくと
心はおだやかになっていく
意識を広げてものを見ること
それは『そのまんま』を見ること」
「そのまんまを知って前進するのみ」
「そのまんま」については、
やはりこの本を実際に読んで、知ってほしいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一巻目から続けて読みましたがよりわかった気がします。自分の心が感じる事、自分はそのまんま…わかって気がします(´∀`*)そのまま3巻目に行きます^ ^
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2020/11/18
また読んだ
仏教に詳しくなってから読むとまた味わい深いな -
人の輪の中に入ると、
溺れるくらい人を客観視できなくなる私ですが、
この本で、
『この人は、名声を浴びたいブタだな』
『この人は、明るいと思われたいブタだな』
とか、客観視そして分類できるような気がします(笑) -
ちょっと仏教離れしたら心が死んだので読み返してみています。笑
絵が可愛いし、買った時は仏教のことよくわからずなるほどなるほどと読んでたけど、知ってから読むとまた納得できることが増えてたのしい -
悩んだり、蹴躓いたりした時に
「そのままんでいいよ」
という呪文に助けられた。 -
三葛館一般 159||KO||2
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=28061 -
自在
重き -
立派に見られたい、失敗したくない、賢く見られたい、人の希望に合わせたい、そうやって自分を縛って苦しめているのは自分かもしれない。前作と似ていますが、今回はより「自分とはなにか」に焦点が。
仮面をかぶらなくても、相手に合わせなくても、肩書に縛られなくてもいいよ、自分そのまんまでいいよ。
でもそのまんまの自分っていつなのか…。
心って不思議。 -
「心」ってなんだろう。
なんで、自分を大切にしたいという思いが自分を悩ませるのだろう。
心って、どこにもない。
波のようなもの。
ふしぎだ。
「自分」って何だろう。
自分の属しているものとか持っているものや姿で「自分」というものをつい測ってしまうけれども本当かな。
自分の心の怒りや悲しみは我慢していてもいけないし、それに振り回されてもいけない。
ブッダの見つけた「もののみかた」がやさしく、「ブッタ」とシッタカブッタの悩みを通してほっこりする絵柄のまんがで示されていきます。
・すべてのものは移り変わる
・すべてのものはひとりで存在しない
・人生は人の意志をこえている
・欲にくらまさなければ心はおちつく
シッタカブッタたちは、修行じゃなくて、「見方」を切り替えていくことで「そのまんまでいいよ」ということに気がつきます。
「考えさせる」というか、「考えるのをやめさせてくれる」本だと思います。
なにか、禅の公案にでも使えそうな問いかけばっかりです。
「人生ってそんなもんだな」って受け入れることができて、心が楽になりました。
そして、またここからがスタート。