ファインマンさん最後の授業

  • KADOKAWA(メディアファクトリー)
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840108973

感想・レビュー・書評

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  • 晩年のファインマンさん語録を読もうとするなら、半分以上を読み飛ばすことになる

  • 著者:レーナード・ムロディナウ  訳:安平文子
    23日に読みました。
    ファインマン関係の本を読もうと思いつつ、
    いままで伸びてしまった。

    この本の中では、
    ファインマンがゲル=マンとの対比によって書かれている。
    バビロニア派とギリシャ派。
    自分もバビロニア派でありたい。

    自然科学って物はあくまで自然を読み取るものでなくてはならない。
    自然の前においては人間の願望というものはまったく無効だ。

    また、この本の中にはファインマン語録がいっぱい詰まっている。

    ガンにむしばまれ、死期の迫っていることを自覚しながらも
    物理に対する純粋な姿勢を崩さなかったファインマンに感動してしまった。
    おかげさまで、翌日4冊ファインマンのエッセイを購入

    また、この本はいい意味で私の中のファインマン像を裏切ってくれた。
    全部紹介するわけにはいかないので強烈な例を、

    ファインマンは物理の研究のためといいストリップに行ったことがあるらしい・・・。

    いいものは模倣せねばなるまい・・・。

著者プロフィール

レナード・ムロディナウ
カリフォルニア大学バークレー校で理論物理学の博士号を取得し、マックス・プランク研究所でアレクサンダー・フォン・フンボルト・フェローを経て、カリフォルニア工科大学で教壇に立った。著書に『ファインマンさん 最後の授業』(安平文子訳、メディアファクトリー、2003年、現在ちくま学芸文庫)、『たまたま:日常に潜む「偶然」を科学する』(田中三彦訳、ダイヤモンド社、2009年)、『しらずしらず:あなたの9割を支配する「無意識」を科学する』(水谷淳訳、ダイヤモンド社、2013年)、『この世界を知るための 人類と科学の400万年史』(水谷淳訳、河出書房新社、2016年、現在河出文庫)、『柔軟的思考:困難を乗り越える独創的な脳』(水谷淳訳、河出書房新社、2019年)などがあり、スティーヴン・ホーキングとの共著に『ホーキング、宇宙のすべてを語る』(佐藤勝彦訳、ランダムハウス講談社、2005年)、『ホーキング、宇宙と人間を語る』(佐藤勝彦訳、エクスナレッジ、2011年)がある。

「2023年 『「感情」は最強の武器である』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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