秘密。―私と私のあいだの十二話 (ダ・ヴィンチ・ブックス)

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レビュー : 219
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840112345

感想・レビュー・書評

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  • 豪華な作家さん達につられて読み始めた。
    ひとつのお話をA面、B面と別視点で書いていて、短編というよりショートショートと言ってもいいくらいの短いお話なのですが、その短さの中に鮮やかにお話ができていて、さすがプロだなあと感心するしかない。
    森絵都さんのバーで男女が出会う話と、三浦しをんさんの俳優さんが彼女に電話をかけるはなしが可愛らしくて好き。
    冒頭の吉田修一さんの作品は明暗がくっきりで、短いながらも切ないです。
    篠田節子さんの「別荘地の犬」……A面では、心配ではらはらした。

  • 伊坂さん目当てで購入。

    想像以上に短い短編集でびっくりしました。全部あっという間に終わってしまうし、読み応えがないと言ってしまえばそれまでですが、これはこれでありかなとも思いました。あの短さにストーリーを詰め込むのは、皆さんさすがですね。

    伊坂さんが好きなので、こういう話し手と視点が変わる話は個人的には好きです。第3者的な目で見られる面白さが心地いい。今回みたく、秘密をテーマにしたものなら尚更。

    あまりに短編過ぎるので、誰が良かったとかは特に判断できず。読み応えがあるものの合間に、箸休め的に読むにはオススメです。

  • 本当に短編!
    タイトルページに写真があったりしてあっと言う間に読み終わる。

    ひとつの話を別主人公で読める、
    読者だけに本当の両者の気持ち、秘密がわかる仕組み。

    切なかったりニヤっとしたり作家さんの色があって面白かった。

    吉田修一さん目当てで読んだけど、有栖川有栖さんのが一番気に入ったかなぁ〜

  • 登場人物の様々な角度からみた状況が新鮮で、第三者からみた私はすごくもどかしい感情がありました。
    優しくて、どこか愛おしい人物を見守っていると感覚で読める作品だと思います。

  • 1つの視点を二つのストーリーで構成。本当に短い短編集であっけなく読んでしまったけれど、悲しい秘密、秘密にしているようで秘密になってない秘密、嬉しい秘密いろいろ。

  • 結構好きな話が多かった。
    とくに伊坂さん吉田さん唯川さん。

    眠いときに読むんじゃなかった。
    もったいない。

    「まあ、そういうもんだよ」
    「うまくいかないこともあるよ」

  • 1作家さん8ページ(A面4ページ、B面4ページ)くらいの短編集。まさかここまで短いとは思ってなく、あっさり読み切ることができました。同じ話を語りつつもA面とB面で視点が違うのはおもしろかったのですが、写真や著者名のページが多いので少々物足りない。「吉田修一」痛々しいけれど、三輪車が"大輝"に使ってもらえると思うとほっとする。「森絵都」ほほえましい。男性を応援したくなります。「北村薫」百合子のキャラが笑える。A面の彼は幻滅したのか否か。「三浦しをん」1番好きかも。時代小説風の出だしに騙された。おもろい。

  • 「ダ・ヴィンチ」に連載されていたと思われるが、なかなかに面白い企画だ。12人の作家(いずれも売れている人たち)の競演なのだが、3~4ページの掌編をA,B表裏のセットにして物語るというもの。そして、それぞれの語り手は互いに相手の語りを知らない。これが『秘密』と名づけられた由縁だろう。ただ、分量が少ないせいもあって軽さは否めない。あくまでも軽妙な語りを味わい楽しむものなのだ。短いながらも正統派で個性的な存在感を示しているのは、佐藤正午と小川洋子。三浦しおんは変化球で勝負し、それなりの成功を収めたようだ。

  • ふたりの主人公の二つの視点で描かれた短編集です。どれも短編(しかも本当に短い)で読むのが遅い人でも読みやいと思います。森絵都さんの「彼女の彼の特別な日」「彼の彼女の特別な日」が面白かったです。

  • 2013 11/17

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著者プロフィール

吉田 修一(よしだ しゅういち)
1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業後、スイミングスクールのインストラクターのアルバイトなどを経験。1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞しデビュー。同作は第117回芥川龍之介賞候補にもなった。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞を同年「パーク・ライフ」で第127回芥川龍之介賞、2007年『悪人』で第61回毎日出版文化賞及び第34回大佛次郎賞、2010年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞、2019年『国宝』で第14回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。2016年には芥川龍之介賞選考委員に就任している。その他の代表作に、2014年刊行、本屋大賞ノミネート作の『怒り』。2016年に映画化され、数々の映画賞を受賞。

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