銃姫 4 (MF文庫 J た 4-4)
- KADOKAWA(メディアファクトリー) (2005年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840112628
作品紹介・あらすじ
この世から言葉を消し去ると言われ、恐れられている謎の「銃姫」。その行方を求めて旅に出たセドリック、アンブローシア、エルウィングの三人。猛烈な吹雪に襲われた一行は、聖教の研究機関「蜜蜂の館」でその足を止めた。それぞれの過去に闇を持つアンとセドリックは、館の人々との出会いをきっかけに、その運命と向き合うこととなる。ガリアンルードの悲劇の裏に隠された秘密をアンに語るプルートの真意とは?そして、魔法陣の彼方に広がる戦場でセドリックが再会する意外な人物とは。
感想・レビュー・書評
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んーどっちがどっちかわからなくなる
いい人ってのはいないけど、主従関係があいまいすぎて謎が深まる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
丸メガネと執事さんに泣かされました。
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カバー・口絵・本文イラスト / エナミ カツミ
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うわああ、お姉ちゃんが壊れたあああああああああああああああああああ。
そして、アンの決意。
すばらしい出来でした。これからどうなるやら -
評価に迷うシリーズ4作目。<br>
はっきり言ってしまうと、前3冊に比べて文章は圧倒的に読みづらい。しかし、少なくとも本シリーズで、高殿は決して自分の文章に酔うという愚を犯さないため、作者の書きたいことは(多少手間取るが)十分に読み取れる。<br>
近代に入り、戦争が非人間化・脱人間化(非人道化ではない)していく様子を、実に興味深く描き出すその手腕には舌を巻く。決して安易なヒューマニズムに傾くことなく、幼稚な陰謀論に陥ることもなく、国際システムの避けられざる現象としての戦争を、登場人物それぞれの立場から浮き彫りにする様は、まさに見事としか言いようがない。<br>
5巻まで読んだ段階で、間違いなくシリーズの最高傑作。 -
神が人間から魔法を取り上げ、人間は銃を通してしか魔法を使えなくなった世界。
4巻は人が死にまくり、かつ重大な秘密がわかったりなどクライマックスに向けて一歩一歩進んでるところ。
気軽に読むと軽く凹みそうな作品だけどそれだけに重厚で面白い。