雪屋のロッスさん (ダ・ヴィンチブックス)

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本棚登録 : 821
レビュー : 179
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840114936

感想・レビュー・書評

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  • まだ全てを読んだわけではないのですが、優しくてほわほわしたお話かと思えば生きる物悲しさとかほろ苦くてちくちくするようなお話だったりと、とにかくひとつひとつ余韻に浸って大事に読みたい作品です。

  • 全30話の短編物語。
    タクシー運転手、ポリバケツ、街道などなどさまざまな主人公のお話です。棺桶セールスマンの話が好き。
    同じ町に住む人々の群像劇かと思いきや、そんなことはなかったり。ですがテーマというか、素敵な偶然や悲しいことをまっすぐ分かりやすい展開で語られるので読みやすいしテンポがいい。

  • 外国の童話を読んでいるような感じでした。
    ひと癖ある登場人物(動物?物?)が、自分の役割に真摯に向きある姿がちりばめられています。
    彼らの生きざまも死にざまも、淡々とした語り口の中に優しい愛をこめて描かれているような・・・。

  • 短編だけど 1つ1つに余韻の残る感じ
    今の自分には 押しつけがましくなく
    甘さ控え目が 好き

    言いたい事 伝えたい事があいまいで
    何?って疑問が残るのも多い
    でも だからこそ 後ろ髪惹かれる=余韻なのかな 

  • 2011/10/08

  • やさしい人は、悲しみを背負った人。
    そんな言葉を思い出させるような短編集。
    多幸感とは言いづらいけれど、
    降り積もる雪みたいな、不思議な暖かさを感じた。
    装丁の、雪の感じも雰囲気に合っていていい。

  • みんなちがって、みんないい。(みすず)

    月並みだけど、このことをいしいさん独特の描き方で語りかけてくれる本。

    その人を表す言葉は、なにも職業や趣味、特技だけじゃない。

    「お米を3食たべるマサ子さん」とか、

    「ビニール袋の三角折りにはこだわるヨシオさん」とか、

    人の個性はどこにだって散らばっているのだ。

    わたしは、あの人は、何をする人かしら。

  • 好き。図書館で借りたので買い直す

  • 短編だからだと思うけど、いつもいしいさんの本を読んだ後の気持ちのいい余韻が無かった。ちょこっとだけ残念。

  • 「さいわいなことに、雪はいずれ溶けます。はかないようですが、そこが雪のいいところです」ロッスさんは、そういって笑いました。物語作家いしいしんじが描く、さまざまな人たち、それぞれの営み。あなたは、何をする人ですか?

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著者プロフィール

いしいしんじ
1966年、大阪生まれ。京都大学文学部卒業。94年『アムステルダムの犬』でデビュー。
2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、
16年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。
そのほか『ぶらんこ乗り』『ポーの話』『四とそれ以上の国』『海と山のピアノ』など著書多数。
趣味はレコード、蓄音機、歌舞伎、茶道、落語。

「2019年 『マリアさま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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