雪屋のロッスさん (ダ・ヴィンチブックス)

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レビュー : 179
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840114936

感想・レビュー・書評

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  • ○○の○○さん。
    という30の短編集。

    雪山のロッスさんって題名にひかれて図書館で借りてきました。

    30のお話しがとてもおもしろかった。
    切ないのや面白いのやシュールだったり怖かったり、気持ち悪かったり、泣きそうになるのとか、不思議な世界とか。ほわーとあったかい話しだったり♡

    いしいしんじさんすごいな!と思いました。

    図書館司書のゆう子さん
    コックの宮川さん
    雪山のロッスさん
    果物屋のたつ子さん
    ポリバケツの青木青兵
    ブルーノ王子と神様のジョン
    が、特に好きでした。

    図書館で借りたけど手元に置いておきたい本だと思いました。

  • フォントの点々もかわいいし装丁もいい。
    読んできたいしいしんじの中でダントツによかった。
    特に好きだったのは「棟梁の久保田源衛氏」「ブルーノ王子と神様のジョン」。

  • 大好きないしいしんじさん。
    ◯◯の◯◯さんというタイトルの短い物語が30話。
    どれも面白かったけど、見張屋?のミトゥさんのお話がよかったなー。
    ユーモアたっぷりで、ときどき皮肉で、ちょっぴり切なくて、心がじんわりあたたかくなる、いしいしんじさんの書く魔法みたいな物語が大好き。

  • やさしいひとはかなしみをせおったひと。

    いきる。

    かなしい。

    こころがちくちくするおはなしがつまった短編集。

  • まだ全てを読んだわけではないのですが、優しくてほわほわしたお話かと思えば生きる物悲しさとかほろ苦くてちくちくするようなお話だったりと、とにかくひとつひとつ余韻に浸って大事に読みたい作品です。

  • 全30話の短編物語。
    タクシー運転手、ポリバケツ、街道などなどさまざまな主人公のお話です。棺桶セールスマンの話が好き。
    同じ町に住む人々の群像劇かと思いきや、そんなことはなかったり。ですがテーマというか、素敵な偶然や悲しいことをまっすぐ分かりやすい展開で語られるので読みやすいしテンポがいい。

  • 外国の童話を読んでいるような感じでした。
    ひと癖ある登場人物(動物?物?)が、自分の役割に真摯に向きある姿がちりばめられています。
    彼らの生きざまも死にざまも、淡々とした語り口の中に優しい愛をこめて描かれているような・・・。

  • みんなちがって、みんないい。(みすず)

    月並みだけど、このことをいしいさん独特の描き方で語りかけてくれる本。

    その人を表す言葉は、なにも職業や趣味、特技だけじゃない。

    「お米を3食たべるマサ子さん」とか、

    「ビニール袋の三角折りにはこだわるヨシオさん」とか、

    人の個性はどこにだって散らばっているのだ。

    わたしは、あの人は、何をする人かしら。

  • とてもとても大切な一冊

  • 最近文庫化したみたいだけど、この小説の雰囲気にはこの表紙でこの装丁でハードカバーが似合う。

著者プロフィール

いしいしんじ
1966年、大阪生まれ。京都大学文学部卒業。94年『アムステルダムの犬』でデビュー。
2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、
16年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。
そのほか『ぶらんこ乗り』『ポーの話』『四とそれ以上の国』『海と山のピアノ』など著書多数。
趣味はレコード、蓄音機、歌舞伎、茶道、落語。

「2019年 『マリアさま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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