- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840115018
作品紹介・あらすじ
才人がある日突然『召還』されてしまった異世界ハルケギニア。使い魔として、ご主人様のルイズとともに参戦したアルビオンとの戦いは、ひとまず連合軍-ルイズたちが勝利を収める。すっかり戦勝ムードでアルビオンとの決戦に備える連合軍だが、才人は先日の戦闘のことを引きずって元気がない。ルイズは才人を励まそうと、ちょっぴり大胆な振る舞いもしてみるが、才人は上の空。ルイズは拗ねてしまい、そんな彼女に才人は「俺ふられた!」と思いこみ、またも関係はこじれてしまう。そこへ、超美少年のロマリアの神官が現れる。ルイズは才人への反発から神官に思わせぶりな態度をとりはじめ…。異世界使い魔ファンタジー、波乱の第7弾。
感想・レビュー・書評
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ゼロの使い魔史上屈指の名シーンの存在する巻。
今回はマジヤバい。ここまで読んできた奴なら涙腺に来たっておかしくないくらい。
死にたくなんてないのに、それをしなきゃ、大切な人が、大切な仲間が死んでしまう。
行かなきゃいけないのに、その先には死が牙を尖らせて待っている。
サイトとデルフのセリフが本当にヤバい。
第2シリーズはこれの為だけに見るようなもんですよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[評価]
★★★★☆ 星4つ
[感想]
二転三転した予想外の結末はリアルタイムで読んでいたらじれったかったのだろうと思う。
結局のところ、サイトが命をかける理由は正義や名誉ではなく、もっと独善的な部分に落ち着くのは異世界から身一つで召喚された者故だろうか。
そのあたりの価値観の違いを楽しむのも本作品の読みどころではないかと思う。
ギーシェは中隊の経験豊富な先任副官の意見を取り入れるだけの度量があり、本巻での活躍に繋がったわけだけど、このあたりにはサイトとの交流も影響しているのだろうか? -
ライトノベル
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戦争が終結した。圧倒的に優勢だったが自軍1/3をマインドコントロールされて同士討ちから撤退を余儀なくされた。才人は敵軍7万を足止めして自軍の撤退時間を稼ぎ、そのまま傷ついて倒れてしまった。エルフに助けられた。
やっと長い長い戦争が終わって嬉しい。戦ってばかりで陰鬱な気持ちで読んでいた。1巻の頃が懐かしいわ。 -
才人、どうなったの?!
という衝撃のクライマックスだけど、大丈夫だって信じてる。
次から次へと災難が降り掛かってきて、謎の登場人物も増えて、命を落とした人も多いし、軽い文体に隠れてるけど展開としてはかなり重苦しい。
でも勇気とか名誉とか大切なものとかについて悩み考え、ついでにすれ違いまくる恋愛に悶えるのも楽しい。 -
貴族の名誉をかけて戦いに身を投じようとするルイズと、戦争で人が死んでゆくことに疑問を抱く才人の間に、亀裂が生じ始めます。そんな2人の前に、ロマリアの神官で竜を自在に操る美青年ジュリオ・チェザーレが現れます。そしてルイズは、才人が自分の気持ちを理解してくれない腹いせに、ジュリオと2人で偵察任務に出発してしまうことになります。
やがて、才人たちが駐留するアルビオンのサウスゴータに、慰問隊に加わったシエスタや、「魅惑の妖精」亭のスカロン店長とその娘、ジェシカがやってきます。ルイズと仲違いしたまま戦場に赴こうとする才人に、シエスタが声をかけ、2人は居酒屋の個室で熱い口づけを交わします。次の日、シエスタは才人に眠り薬を手渡し、もし危険な任務が与えられたら、ルイズを眠らせて戦場から逃げ出してほしいと言います。
ところが、アルビオンの魔女シェフィールドが連合軍の一部を操り、内乱を引き起こします。連合軍は大混乱に陥り、そこにアルビオンの主力が攻撃を開始します。そして、何とルイズに、殿軍を務めるように命令が下ります。ルイズは才人に、自分のもとを離れて逃げてほしいと告げますが、才人はルイズにシエスタから受け取った睡眠薬を飲ませて、たった一人で7万の敵軍に立ち向かいます。
後半の展開はおもしろく読みました。才人との別れを前にして積極的になったシエスタが可愛いですし、戦争の愚かさを唱えつつもルイズを守るために一人戦場に向かう才人もカッコよく描かれています。一方前半のラブコメ・パートは、同じようなことのくり返しで、正直に言うと少し飽きてきた感もあります。 -
サイトー!!!!!
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サイトがイケメン過ぎてやばい巻。ずるいぞサイト。あほだろルイズ。
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アルビオンでの戦争が一段落し、ルイズとサイトが離ればなれになるなど物語が新しい展開を見せている。
なんかヒロインがルイズというよりシエスタって感じになっているような気がする。
おいしいところを持っていってる。