ゼロの使い魔 8 望郷の小夜曲 (MF文庫 J や 1-9)
- KADOKAWA(メディアファクトリー) (2006年6月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840115421
作品紹介・あらすじ
才人はある日突然使い魔として異世界に『召喚』されてしまった高校生。魔法使いの可愛いご主人様・ルイズが従軍したアルビオンとの戦いで、ルイズを逃がすために戦った才人は、大怪我をして意識を失ってしまう。倒れていたところを金髪の美しい少女に助けられ、なんとか一命をとりとめた。少女の名はティファニア。森の中で隠れるように暮らしている彼女は、特殊な生い立ち故に臆病で恥ずかしがり屋だが、献身的に才人の世話をしてくれる。一方、学院に戻ったルイズとシエスタたちは、才人が死んでしまったのではないかという不安と哀しみにとらわれていた-。二人の運命はいかに!?大人気の異世界使い魔ファンタジー、第8弾。
感想・レビュー・書評
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[評価]
★★★★☆ 星4つ
[感想]
戦後処理と再会
本巻ではトリスタニア・ゲルマニア連合軍と神聖アルビオン共和国の戦後についてが書かれている。また、殿を行ったあとにデルフリンガーによって森で倒れたサイトの行方も書かれている。
戦後処理に関しては突然介入してきたガリア王国のジョゼフ1世主導で領地分割が行われ、さらには共和制、新教徒に対する軍事同盟が結成されている。これで当分は国家間の戦争は発生しないように思えるが、ジョゼフ1世が何を考えているのかがわからないのが怖い。
一方で九死に一生を得たサイトはルイズとの使い魔契約が切れたことで多くのことを考え、ガンダールブでない自分ではルイズを守れないと身を引こうとするがルイズのコントラクト・サーヴァントに再び答え、新たな道、そして元の関係に戻ることとなった。
一度別れたことで二人の仲がぐっと近づいたと思ったのは自分だけではないはずだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ライトノベル
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アルビオン戦役で7万人相手にたった一騎で足止めした才人を治癒したティファニア。彼女は虚無の使い手だった。彼女を含みこの世に4人の虚無の担い手がいるらしい(ルイズ・ガリア王・ティファニアで残り一人が不明)。
サイトを失ったショックから自殺未遂までするルイズであったが「サイトは生きてる」と信じてアルビオンまで探し出して見つけ出す。
この巻の中盤鬱になったルイズが本当に可愛かった。正直サイトと再開せずにルイズは一人サイトを思いながらも貴族の生活の中で徐々に記憶の片隅に追いやられていき、サイトはテファと二人で穏やかな村暮らしをする流れがほしかった。まあそんなのありえないけど。
テファもかわいいしこの小説のキャラカワイイやつ多いです。 -
7万の大軍と戦い意識を失った才人は、森の奥で身寄りのない子どもたちとともに暮らしているエルフと人間のハーフの少女ティファニアに助けられて一命を取りとめます。しかし、一度心臓が停止したせいか、彼の身体からルイズとの契約を示すルーンが消えてしまっていました。
一方、学院にもどったルイズは、才人が死んでしまったと思い込み、ふさぎ込みます。そんな彼女をシエスタは励まし、一緒に才人を探しに出ようと言います。
やがて才人のもとに、アンリエッタの命を受けて彼を捜索していた銃騎士隊長のアニエスがやってきます。しかし才人は、「ガンダールヴ」ではなくなってしまった自分は、もうルイズを守ることはできないと言い、自分は死んだと報告してほしいとアニエスに依頼します。そんな彼のもとにアニエスはとどまり、才人に剣の修業をつける生活を始めます。
やがてルイズとシエスタがティファニアの家にやってきますが、2人のもとに戻らないという才人の決意は変わりません。ところが、ルイズの前にシェフィールドが姿を現わします。彼女は、自分があらゆるマジック・アイテムを操る「虚無」の使い魔、ミョズニトニルンだと名乗ります。ルイズは才人がやってくることを信じて、召喚の魔法を唱えます。
「舌、入れました」というシエスタさんのセリフがエロいです。 -
ルイズとサイトの掛けあいがおもしろくさくさく読めます。それといって深い伏線なんかはないけどキャラ押しでなんとかなる一冊です。たまにサイトがかっこよすぎてツライ笑
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一回死にかけたことでサイトはガンダールブの能力を失ったが、再び契約をしたことで改めてルイズの使い魔としてガンダールブになることになった。
新たに登場したハーフエルフの少女も魅力的だが、サイトに再会した時のルイズのデレようが半端なくかわいかった。 -
サイトは生きていた!!
こんな所に巨乳、とんがり耳のゼロが居るなんて。
こんな展開がでてきたのか。
あの使い魔もここに絡んでくるとは。
急展開で膨らませた話が見えてきましたね。 -
巨乳なハーフエルフが現れ、主人公が感動しまくる話。
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ルイズの他に“虚無”が使えるメイジが二人も登場。どちらも立場は全然違うのだけど。
4人目の虚無使いが画策して4人の虚無使いを集めて真の魔法みたいなのを発動させて異世界の魔王とかそんな強大な敵が出てきてしまって、力を合わせて倒して大団円。
ってのがこのテのファンタジーの王道?
全く持って適当で無責任な今後の展望ですが。
で、ルイズ。ツンデレが1:9くらい。そりゃ前巻であんな別れ方しちゃったらなぁ・・・。
次巻は新登場のハーフエルフがどう動くか楽しみ。