縫製人間ヌイグルマー (ダ・ヴィンチブックス)

著者 :
  • KADOKAWA(メディアファクトリー)
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840117562

感想・レビュー・書評

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  • ざざっと読みました。
    この人の頭ン中は一体どうなっとんじゃ〜!
    奇天烈な世界を描かせたら天下一品です

  • 母に「あんたまだそんな子供っぽいもの読んでるの?」言われましたが、声を大にして言いたいです。これは子供っぽい読み物じゃありません!
    綿生命体の過去、登場するキャラクターそれぞれの感情、感動のラスト。タイムリーな話題や思わず笑ってしまいたくなるような会話もありとても読みやすかったです。10代なら読んでみて損はないと思いますよ!

  • 多少長いなあとは思ったけど、エンディングはよかった。オーケン最高と思わせる内容だった。

  • 文句なしの大傑作です!(大槻ケンヂが好きな人にとっては)
    グロテスクなんだが、悲しく美しい・・・。

    「銀の薔薇」には本当に涙が出そうになりました。僕は、もうずっと会っていない人に、銀の薔薇を捧げられるかな・・・?

  • ・異性からやってきた綿状生命体。ぬいぐるみの中に入り込み、一方は愛のあふれる家庭の子供で、もう一方は愛のない家庭の子の元で過ごす。やがて、それぞれが悲壮な決意を胸に秘めることになるXデイがやってくる。そして、その数年後から壮絶な物語がスタートする。

    ・傑作の予感があったんだが期待外れ。ちょっと期待値が高すぎたか。結構、泣かせる場面もあるし、不覚にも涙があふれてしまった場面もあるが、お話としての荒唐無稽さと、その割にイマイチまとまりが欠けるというかチグハグな感じとがうまく合っていなかったような印象だった。これは、オーケンの日本語の使い方が小説家としての基準をクリアしていないという点にも起因するような気がするし、人物描写で違和感を持ってしまうような箇所が散見されるのも原因の一つだろう。ちょっともったいない。

    ・もちろん、面白くないというわけではなく、読み始めると一気に引き込まれて読んでしまったのは事実。だが、少しあざとさを感じるギャグの構成や表現の仕方に目をつぶったとしても、全体的にはイマイチ感が強いというのが正直な読後感。続編に言及しながら、もう発表から7年も建ってるので、多分、この世界観に自分で飽きてしまってるんだろうなとも思う。

    ・しょこたん主演による本作の映画化、どうやら設定やら筋書きやら、色々と変えられてるみたいだが、興味はある。来年春公開か...。

  • 【399】

  • 面白かったです。

  • なじ■

    オーケン作品はいつも生きることへの肯定に満ちていて、
    登場人物達の生への姿勢に何度も胸が熱くなりました。

    ルーズベルト大統領に痺れた!

  • ここまでやるかとばかりに悪趣味を詰め込みに詰め込んで、ついでに続編のエピソード2まで載せちゃったりして「オーケンやりすぎ」と思わず呟いてしまうほどのはっちゃけぶり。

    しかしながら本当にはっちゃけすぎで、格闘シーンはうんちくがズラズラと、スプラッタシーンは人間がゴミクズのように扱われて、さすがにキツい。
    さらに文章はかなり冗長、マジとシリアスが入り混じったのはオーケンの特色とはいえ、笑わそうという会話文がことごとくツマラナイのは、さすがに年代差を感じた。

    だがしかし、この無理矢理な文章やノリも、この作品が持ついい意味でのB級感をさらに魅力的なものにしている。作品テーマであろう、はみだし者や弱いものへ向けられる賛歌は反売れ線のポリリズムが似合うのだ。

    決して万人向けではないが、この作品を笑う奴がいたら、ボタンの瞳にかけて、命をかけて守ってみせよう!正義と君を!!そう、我が名は友情の戦士!縫製人間!ヌイグルマアアアアッ!!

  • オーケンの鳴らす警鐘はけっこうリアルなのでサスペンスフルだったりする。思考停止はいつも感じる。自分も含めて人はよく考えるべき、なのだ。
    そしてわたしは泣きすぎ。

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。82年ロックバンド「筋肉少女帯」ボーカルとしてデビュー。その後もロックバンド「特撮」でも活動。その特異なキャラクターは音楽だけにとどまらず、映画、テレビ、小説やエッセイなど多岐にわたる分野で人気を集める。著作「くるぐる使い」「のの子の復讐ジグジグ」は2年連続で星雲賞を受賞。また『グミ・チョコレート・パイン』シリーズのほか『ロッキン・ホース・バレリーナ』『縫製人間ヌイグルマー』『いつか春の日のどっかの町へ』など著書多数。

「2022年 『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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