蟲と眼球(めだま)と白雪姫 (MF文庫J)
- KADOKAWA(メディアファクトリー) (2006年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840117654
作品紹介・あらすじ
エデンの林檎の不思議な力で人知を越えた存在となった少女・眼球抉子-通称グリコ。不死身の彼女は、千余年の時の中で初めて、「大切な存在」宇佐川鈴音と出会ったが、林檎を狙う者たちとの戦いのなか、鈴音は意志のない生ける屍・肉人形となってしまった。グリコは、「仲間」になった殺菌消毒・美名、不快逆流・蜜姫とともに、鈴音をもとに戻せる人物-『一人部屋』を探し出すが、あと一歩のところで、宿敵『最弱』に鈴音を奪われてしまう。鈴音を助けだそうと、グリコたちは奔走するが、街にはバケモノが溢れ出し始めていた…。本当の幸せを取り戻すための戦いがついに終結!不器用な優しさを秘めたグリコたちの物語、最終巻。
感想・レビュー・書評
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蟲と眼球(めだま)と白雪姫 (MF文庫J)
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まさかの夢オチ。
みんなどんどん死んでいって、救いとかないし、ラナグロフかよとか思ってたら、全部夢というか小説の中の出来事だった。
えっ!?今まで読んできたのは小説の中の小説だったの!?
ところどころ唐突に引用されていた芥川白雪の正体は分かった。
今更唐突に登場されるくらいなら、出てほしくなかった。
プロローグ白雪姫はいらなかったと思う。 -
再読。
壮大な、壮大すぎる夢オチ。しあわせなナイトメアオチ。
芥川白雪先生のキャラクターはよく分からんが・・・でもでも、それぞれのエピローグはやっぱりせつなくて、いとおしい。 -
哀しい…
でも、賢木先生のひたむきさになにか救われました。 -
まるで著者の、そして読者の心の中を写しているかのような作品なのだと思います。
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神話とは神と人と化け物の物語。世界崩壊と世界再生。エデンと涙。神様ありがとう。
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予想外のオチでした。この終わり方はちょっと酷いかなあ、とも思うケド、まあいいんじゃないかしら
時々出てくる白雪って誰かなーとか思ってましたが、うまい具合に伏線回収してくれたようで
にしても、最後までキャラに感情移入の出来ない作品でした
山田悠介みたいに読みづらくはないのだケド、やっぱりちょっとキャラの視点の変化が多い気が…
でも、感動出来るところはちゃんと感動出来て、そこんところは流石だなあ、とか思ったり
にしても最後の鈴音のキャラ崩壊っぷりったら…… -
(高校生)