夜は一緒に散歩しよ (幽BOOKS)

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  • メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840118538

感想・レビュー・書評

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  • 読み進めていくうちに、この先を読んだら私も呪われてしまうかも…という恐怖を感じた。

  • 一気読みしたけれど、スッキリせず終了

    楠木が言ってた霊能者?みたいな人が登場して、対決してくれるのかと思っていたのに、楠木自身も消えてしまった…
    周りの人がどんどん呪われて死んでいくのはわかるけど、ご近所の老人ホームとかはなぜ?

    もう少し知りたいと思うことが、いろいろとあったなぁ。
    全体的に、千秋ちゃんがちょっと可哀想。

  • 読みやすく一気に読めた
    悪くないが言うならテイストは軽め
    ありそうでなさそうな怖い話のエンタメとしては成功だと思う。

    尺の関係か中盤までの丁寧さが中盤以降駆け足になってるかな?と感じたが私的には許せる範囲の端折り方なのでよし。
    ラストは、まぁこーゆー〆になるよね〜って感じかな。

    暇つぶしで何も考えず読みたい!と思って読んだので正解だった(* ˙꒳​˙)b

  • 呪われていく描写はほんと読む手が止まらない

    だからこそ最後はちょっとなって

    でもいいホラーってそういう感じなのかな、あとはお任せしますみたいな

  • 圧倒的な狂気と恐怖。
    続きを読みたい、けど怖いから読みたくない。こんな感じで一気に終盤まで。

    最後のオチは、ん〜!?って感じ

  • 途中までは展開が気になり、ぐいぐい読めたが後半、あれ?怖くない。
    うーん、私には期待ハズレ。

  • 主人公の横田卓郎の娘は、妻の死後不思議な絵を描くようになり、そのうち「青い顔の女」ばかりを描き始める。それから次々に彼らの周囲で怪異が起こる。人間の怖さが伝わってくるストーリーである。

  • 子供には大人には見えないものが見えて聴こえないものが聴こえるのかもしれない、それは否定しません。でもそれが青い顔をした女の人なら?千秋がママと呼ぶその女性は本当に亡くなった母親なのか…。実は、重なった顔や千秋の異常行動の怖さよりも、彼女につきあって毎晩散歩する父親や、新しく担当になった彼女の思いや行動などに、不可解さや気持ち悪さを強く感じてしまいました。兄夫婦は本当に痛々しかったのですが。和風ホラーとしてすごくよくできてると思うのですが、もっと怖くなりそうなので、何かが足りないのか少し勿体ない気がします。

  • ホラーでおすすめの一冊に上がっていたのでタイトルに期待せず借りて読んでみたがこれはやばいw
    忌を扱った日本独自のホラーは身近でありそうな描写なので想像しやすくお手軽に怖い。
    詰めていくと起因はそっちかって唸ってしまった。
    惜しむらくは「ホドキヨ」のような未来予知が一回こっきりだったこと。
    あとは三流よろしくごき〇〇を後半多用し過ぎてなんだかなーって白けてしまった。
    何とも振りだけで未解決のままなところも数点あったがそこは目をつぶってこの評価。

  • 作家の横田卓郎は妻を亡くし、娘の千秋と二人で暮らしていた。妻の死後、千秋は奇妙な絵を描くようになる……。人ではない異形のものを。ある日をきっかけに「青い顔の女」ばかりを描くようになった千秋は、その絵を「ママ」と呼び、絵を描くことに執着する。そしてもうひとつ執着すること。それは、夜の散歩だった。

    ともかく娘である千秋の奇行が不気味。幼くして母親を失って不安定なところはあるとはいえ、明らかにどうかと思うような行動をとっている。青い顔を所構わず描いてママと呼ぶとか気味が悪い。
    ものすごい大きな何かが起こるわけではないが、街レベルで人死に増えて、自分の周りでも関係者がどんどこ死んでいって、おまけにその前にだいたい千秋に関わっていて…。たとえ自分の娘が何かしたという疑惑が不愉快だとしても、そもそもそんな奇行を暢気に捉えるだけで何ら行動を起こさない父親が一番どうかと思うし怖い。怪奇現象とまで捉えなくても、普通に母親不在のケアとして病院やそういう相談機関にいくなり何なりしろよと。
    ちょいちょい色んな不気味な現象や不可解な状況が起こるけど、それらが怖いという感情より、ちょっと驚いたり叱ったりする程度で結局放置する父親にイライラさせられた。
    あと後半、原因らしき事が判明するが、なんだか唐突感が否めない。一応解決したっぽいけど、ちょっと一気に詰め込みすぎたというか、駆け足感がすごかった。

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著者プロフィール

黒 史郎 (くろ・しろう)

小説家として活動する傍ら、実話怪談も多く手掛ける。「実話蒐録集」シリーズ、「異界怪談」シリーズ『暗渠』『底無』『暗狩』『生闇』『闇憑』、『黒塗怪談 笑う裂傷女』『黒怪談傑作選 闇の舌』『ボギー 怪異考察士の憶測』『実話怪談 黒異譚』『川崎怪談』ほか。共著に「FKB饗宴」「怪談五色」「百物語」「怪談四十九夜」「瞬殺怪談」各シリーズ、『未成仏百物語』『黄泉つなぎ百物語』『ひどい民話を語る会』など。

「2023年 『横浜怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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